青春18切符で能登七尾へ
2014・3・31
 春の青春18キップも残り一枚となる。四国、岐阜といろいろ考えがた結果、久々の金沢市内散策に決める。金沢なら普通列車乗り継いでも片道4.5時間で行ける。スケッチ散策するには十分だろう。6:58JR守山駅発で、長浜、近江塩津、福井と乗り継いで11:25金沢駅に降り立つ。ホームに降りって、金沢は何度も来ているから思いきって初めての能登半島中部の七尾まで行ってみようと心がわり。七尾線の時間をチェックしたら10分ほどの待ち合わせでだ。金沢から約1.5時間かかると聞いて、帰りの時間から逆算すると七尾には約3時間ほどしか滞在できないが、まあいいか。約40年前、能登半島の先端までドライブしたことがあるが、町や景色などはほとんど覚えていない。宝達までは仕事で何度も来ているが観光はしていない。どんな街なのか楽しみだ。




七尾線の車窓からの風景
 津幡で北陸本線と別れ、電車は七尾線に入る。羽咋市までは見覚えのある風景がつづく。列車は羽咋あたりまで海岸線沿いを走るが、ほとんど海は見えない。砂地の畑などで海が近いことが想像できる。この写真は羽咋の手前、高松駅付近ののどかな景色です。



こんな景色見ていると半島を走っている
イメージがわかないですね。



このあたりの民家の屋根は
黒く光っている。黒い瓦なんだ。
 


特急通過待ちで一休み。
派手なイラストが車体に貼り付けてある。
なんでも広告媒体になるのだ。
 


穴水行の電車(のと鉄道)
14:02 七尾駅(終点)に着く。ここから先はのと鉄道で和倉温泉から穴水まで行ける。いつか乗ってみたいな。
 


JR七尾駅正面


 


七尾駅正面からのモダンな街風景。
駅から七尾港までこの大通りが通っている。

 

大通りを七尾港に向かって歩くと川沿いになる。
 

さらに進むと海が見えてきた。
 


大通りの突当りは七尾港、
フィッシャマンズワーフがある。

 


 七尾フィッシャマンズワーフ
   「能登食祭市場」の店舗。

 ここ七尾フィッシャマンズワーフ「能登食祭市場」では近海でとれた魚を扱う店やとれたての新鮮な魚介類が食べられる。残念ながらゆっくり飲んで食べる時間がない。隣接する海岸づたいに緑地広場へ、ここは七尾マリンパークとなっている。フィッシャマンズワーフから七尾湾観光クルーズもできるが、もちろんこれもパス。あまりにもすっきりとしたモダンな港風景でスケッチする気にならない。遠くまで来たのにがっくだ。短時間の滞在では描きたくなるようなスケッチポイントを見つけるのはむつかしいですね。
 
   
まるで地中海のリゾート地みたいでしょう・・・・  
 モダンな港風景の能登・七尾湾、想像していた魚港風景とは全く違っていました。ひろ~い港を歩き回ったがスケッチしたいようなところが全くない。しかたなく岩壁に停泊していた漁船を描くことにしました。網の手入れをしている漁師さんと話しながらスケッチをっせてもらいました。





漁船と七尾湾

暖かい日でしたが、海岸沿いは冷たい風が吹き抜けて寒かった~(^^;)。
その冷たい浜風に吹かれて、黙々と魚網の手入れをする老漁師さん。




 

漁に出ているのだろうか、停泊している船は少ない。
 

訪問した時間帯が昼下がり、漁港は空っぽ(^^;)
  漁船を描いていたら、もう4時前だ、慌てて駅に戻る。金沢行は1時間に一本、この16:00発の電車に乗り遅れたら今日中に滋賀まで帰れなくなる。こんなあわただしい旅、今回の七尾訪問はまったく空振り三振した気分だ。いつものことながら概略情報だけで飛び出す癖は治らない。自分が悪いのだからしかたがないか。おまけに、金沢からの敦賀行まで約1時間もある。列車ダイヤはメジャーな路線優先、貧乏普通電車旅は眼中にはないのだろう。地方へ行けばいくほど、こんな中途半端な乗継ばかりでがっくりする。



・・・・・ということで、貴重な1時間です。とりあえずぶらっと駅前に出たが、
わずか1時間では金沢市内散策もできない。金沢まで来た記録に
手近なモチーフ、日暮れ間近の金沢駅前を描きました。



 
夕暮れの金沢駅前通り
F6 水彩


 
青春18キップ最終の旅は、疲れたわりには収穫のない長時間電車に揺られた北陸の旅で幕が下りました。
次の18切符は夏休みシーズン、それまでは近場で我慢しなければならないなあ・・・・。