２０１３年８月９日　二日目（ＮＯ．２）です。 （ ２０１３・８・８〜１０） 　二日目のつづき、大涌谷からロープウエイで箱根芦ノ湖へくだる。終点の駅は桃源台になります。ここから観光船（海賊船）が湖を縦断して箱根関所跡のある箱根町、箱根神社のある元箱根に連絡している。芦ノ湖は周囲約１９ｋｍの湖です。
９：３０　ロープウエイ桃源台駅着 ちょうど芦ノ湖の観光船（海賊船）が出港するのを窓から眺める。	桃源台の船着き場を離れたところから冠ヶ岳・神山を望む。
大涌谷からロープウエイで桃源台へ下ってきた稜線が望める。 桃源台港から箱根町港までは約４０分（９７０円）、帰りも乗ることになるが、今日はバス、箱根登山鉄道、ロープウエイ、観光船など二日間乗り放題のキップ（箱根フリーパス・３９００円）を持っているので安心だ。
見晴らしの良い海賊船のデッキ（別途４００円かかる）で気持ちの良い湖面の風に吹かれて景色を楽しむ。約３０分で左手に元箱根方面が見えてくる。鳥居は箱根神社です。旧東海道も東海道もこの元箱根から箱根湯沢へと抜けている。
想像していた芦ノ湖の風景と海賊船、なにか違和感があるなあ(^_^;)。海賊船の特別デッキより。	箱根町港からの芦ノ湖風景 ここから近くに箱根関所が復元されている。
関所の西の入り口 　左の建物で入場料を支払う。つづく広場は「京口千人溜」へ。その奥ノ門が「京口御門」です。	京口御門 関所は明け六ツ（６時）に開門し、暮れ六ツ（１８時）に閉門したという。
高台になている「遠見番所」からの箱根関所 当時、舟で芦ノ湖を渡ることは厳禁、そのために高台に監視台が築かれた。	大番所 箱根関所の中心となる場所。関所改めなどの執務を行っていた。”入り鉄砲と出女を厳しく取り締まった話は記憶にある。
関所を見学した後、江戸口御門を出て、旧街道杉並木を歩いて元箱根へ向う。
旧街道（新谷町地区）の巨木の杉並木は素晴らしかったです。 国指定史跡「箱根旧街道」 江戸時代、幕府は街道整備の一環として、道の両側に松を植えたが、ここ芦ノ湖周辺の東海道には杉が植えられ、現在でも四地区にわたり、約４００本の杉が残されています。いずれも樹齢が３５０年をこえており、当時の街道の面影を今に伝えています。
杉並木のスケッチ 杉並木を過ぎて元箱根港に着く。
元箱根港の桟橋に泊まる観光船（海賊船）	箱根神社（赤い鳥居が見えている）へ。
湖岸を散策して、昼食を済ませて・・・	箱根神社の一の鳥居
第四鳥居をくぐると石段月着く。その先に見えているのが本殿前の第五鳥居です。 　箱根は古くより、神山を神体山とする山岳信仰が盛んだった。天平宝字元年（７５７）、御神託をうけた万巻上人が、現在の地に箱根大神を祀ったのが箱根神社建立の延喜だ。
ご本殿 霊験あらたかな奈良時代創建の社	平和の鳥居 この湖面よりご本殿までは 一直線の参道となっています。
今日も早朝からの駆け足ツアー(^_^;)、箱根神社参拝が終わったところで、まだ午後１時だ。しかし、この日も残暑厳しく体力気力が消耗してしまいました。スケッチする元気もないのでまだ早いが小田原へ引き返すことにする。帰りはふたたび海賊船（観光船）に乗り、元箱根港から桃源台港へ戻る。
桃源台からロープウエイで朝来た経路を戻る。
大涌谷	早雲山へ下るロープウエイ
ロープウエイ、ケーブルカー、登山鉄道を乗り継いで 午後４時に箱根湯本駅に着く。 ここから小田原はもう近い。時間に余裕時があるので湯本駅で下車してみる。
箱根湯本駅まで戻ってきました。 （小田原方向を写す）	湯本駅を出たらすぐに早川が流れている。 （小田原方向を写す）
湯本駅から箱根方面を写す。	湯本駅を出たらすぐに早川が流れている。 （箱根方向を写す）
橋を渡ったところに案内板がある。早雲寺へちょっと立ち寄ってみたくなる。 案内には２ルートあり、近道（健脚向き）を行く。
早雲公園（早雲寺林） 早雲寺への近道は山道でした。 　この公園は早雲寺の裏山に位置する森林を主体とした公園であり、自然林の中に散策路が整備され、箱根湯本駅と箱根旧街道を結ぶ近道としても利用されている。	早雲寺 　早雲寺は箱根旧街道（県道）沿いにありました。石碑には「早雲禅寺」が刻まれている。門の表札には「臨済宗大徳寺派別格地」と書かれていました。
早雲寺のスケッチ 　早雲寺（そううんじ）は神奈川県足柄下郡箱根町湯本にある臨済宗大徳寺派の寺院。本尊は釈迦如来。寺内には北条5代の墓がある。国の重要文化財の織物張文台及硯箱、北条早雲肖像画、県指定文化財の北条氏綱・氏康らの肖像画がある。見学したかったがあいにく門が閉まっていました。早雲寺前は木陰になっていてベンチもある。今日もすごい暑さでスケッチできなかったから、ここでゆっくりと描くことにしました。
さあ、明日はまたまた長時間普通列車の旅だ。でも半日は何処かへ立ち寄る時間がある。その日の体調次第ですが、まだ行ったことがない伊豆の下田まで行こうか、それとも真っすぐ滋賀へ帰ろうか。いつもその時の気分次第でころころ変わる・・・・さて、結末は？