琵琶湖一周歩きVoL..10
米原駅から長浜まで

2002.4.23(火)

 今日は数日ぶりに雨あがり、少し暑いが風は爽やかだ!。半年前米原に降り立ったときは雨混じりの雪と強風で震え上がった冬景色を思い出す。だがいまはもう初夏、気持ちがいい。
10:30 米原駅を出発。今日の予定は湖岸を歩くコースはみじかくして歴史のある長浜の町を散策するのが目的だ。
 振込みをするのを思い出し、米原駅をから5分ほど歩いた所にある郵便局に立ち寄る。郵政の記念日とかでお茶のサービスとかわいい花のポットをもらう(^_^)。そこから少し行くともう農村風景、田植えの準備で田んぼには水が張られ蛙が鳴いている。通りの多い県道をさけ村の中や農道を歩く。
 
 一時間ほど歩いたころお椀を伏せたような形の長浜ドームが見えてきた。JR線のガードをくぐりドームの横をすぎて湖岸道路にでる。琵琶湖岸の風景はいつ見てもほっとするなあ。 

 先ほどもらった花が暑さでしおれてきた。自宅まで持ち帰るのはかわいそう、湖岸の木陰に植えてやろう!
ついでに小休止して昼食タイムとするか・・・・このあたりは日本都市公園100選に選ばれている。
長浜ロイヤルホテルの右横に山本山が見える。
湖岸から見る長浜の町
12:35 大きな青銅製の仏像に出会う。湖岸道路をドライブしていてもよく目立つ仏像だ。立ち寄ってみると 平安山 良畴寺(りょうちゅうじ)とある。鎌倉幕府の執権最明寺 北条時頼により開創された寺と記されている。庭には牡丹やあやめ(?)つつじの花が咲いていました。
良畴寺(りょうちゅうじ)と長浜大仏
13:00 休憩した湖岸から見えていた長浜ロイヤルホテルをすぎてやっと長浜の豊公園につきました。ここは日本桜100選とあるがすでに葉桜だ。天主閣は長浜城歴史博物館になっています。長浜の町を散策したいので今回はパスして案内所のあるJR長浜駅に向かうことにする。予備知識は曳山祭りと太閤さんゆかりの町ということぐらいなので(^_^;)
 JR長浜駅の観光案内所で観光マップをもらいお勧めスポットを聞く。3時間くらいなら黒壁ガラス館、オルゴール堂、曳山博物館、長浜御坊大通寺くらいかなと親切に教えていただきました。
駅から2.5kmくらいに”ぼたん寺”というのがあったので開花状況をきくと今が見ごろというのでまずそのお寺(総持寺)を目指して駅前通りをまっすぐ東へ向かう。長浜市役所をすぎ国道8号線を横断して30分ほどで到着。
総持寺の門
本堂までの道ぎわの牡丹
境内のは赤やピンクの牡丹の花が見ごろ、花見の人で賑わっていました。
 帰り道は本通りをさけて裏道を歩く。
右は長浜八幡宮:千年の歴史をもつ長浜の氏神さま。毎年4月15日には長浜曳山祭りが行なわれます。
長浜御坊表参道から大通寺の山門を見る。
大通寺山門(江戸時代)
文化5年(1808)起工し、33年後の天宝10年(1841)落成した。総欅(ケヤキ)つくり、近世大型建築としては県内屈指の名作と資料に記されていた。
湖北3郡(坂田、浅井、伊香)の真宗寺院の中核、それが「長浜御坊(ごぼう)さん」とよばれて湖北の人々に親しまれている大通寺。本山から伏見城の遺構と伝えられる本堂や広間を譲りうけたと資料にありました。
円山応挙や狩野山楽らの襖絵など見所いっぱいです。
毎年7月2日から10日まで勤修される夏中(夏の御文拝読)は曳山まつりと共に湖北の二大行事です。
 曳山博物館:この写真は西側エントラスアプローチ
一階の常設展示場には本物の曳山2基が鑑賞できます。親切なガイドさんが一人の入場者にもついて丁寧に案内説明をしてくれました。
 見学は曳山祭りの準備から祭り当日までの流れに沿ってガイドしてくれるので分かりやすかったです。華やかな子供歌舞伎も春休みに厳しい稽古をし、曳山の保守管理あり苦労があるんだなあ・・・・4月15日の祭りのとき来たかったなあ。でもこの博物館のパノラマシアターで曳山祭りを見れました(^_^)
長浜曳山祭りのはじまりは、秀吉公が長浜を治めたときから始まりました。男子誕生の祝いに町人へ砂金を送り、町人たちが曳山を造り、八幡宮の祭礼に曳いたのが「長浜曳山祭り」のはじまりといわれています。
 ガラスショップ、工房、ギャラリー、鑑賞館、飲食店などが連なる「黒壁スクエア」は時間がなくてぶらっと散策しただけで幕切れとなってしまいました。

興味のある方は http://www.kurokabe.co.jp/ をご覧くださいね。