琵琶湖一周歩き
Vol.2 坂本−堅田(2001.11.28)


緑:歩いたコース






今日もちょっと肌寒く風があるがまあまあの天気、さっそく琵琶湖一周歩きの続きに出発する。

今日は出遅れ10:08JR守山発の電車で山科まで行き、この駅で湖西線に乗り換え比叡山坂本駅で下車する。
11:00 昨日出来なかった坂本の町の散策からスタートだ。勿論ガイドブックはM氏の本である。
気の向くままの歩きの結果はどうなるやら(^_-)-☆



比叡山坂本駅から日吉大社へ向かって緩やかな坂道を歩き出す。
この道路サイドには石垣がある延暦寺の里坊がつづく、この石垣は穴太衆(あのうしゅう)の石積みといって有名らしい。
自然の石の面を生かし、そのまま積む素朴なものだ。
京阪電車の坂本駅をすぎるとちょっと気になる建物がある。蕎麦の老舗「鶴喜蕎麦」だ。
ちょっと通りから左へ入ったところなので知らない人は表通りの蕎麦店に入ってしまうね。私も最初はそうでした(^_^;)
先週紅葉見物できたとき友人と鶴喜蕎麦で「そば」いただいたので今日はパス。



老舗「鶴喜蕎麦」の建物です。

日吉大社の鳥居から振り返ると琵琶湖や三上山などが見える。

今日もきゅうに寄り道癖が出て、比叡山に登ってみたくなる。
歩いて登ると時間がかかるのでケーブルに乗りました。往復1,570円、キップには「縁」と「福」の二文字が書いてある。
よい縁が結ばれ福が授かる・・・第253世天台座主(99歳)の筆とのこと。



カラフルな比叡山坂本ケーブルと延暦寺駅から琵琶湖の出口瀬田川方面の眺め




ケーブル駅から歩いて約7分、延暦寺の総本堂国宝の根本中堂に着く。
最澄自作の本尊薬師如来像の前には「不滅の法灯」が開設以来1,200年間消すことなく灯り続けている。
今回は比叡山の頂上三角点まで歩くのが目的、寺の中には入らない条件で入場が料免除されたので山頂へ急ぐ。
ほとんどの人はバス(約5分)を利用するためか道がわかりにくい(^_^;)。



登山道は朱色鮮やかな阿弥陀堂の裏にあった。
阿弥陀堂の塔と本堂の間を進み奥の門をでてすぐ左折、細い階段が登山道へつづく。




遠くに霞んでいる山は比良の蓬莱山。12:35何度も道を尋ねてやっと三角点に着く。
山頂上からは頂上駐車場まで歩いて雄大な展望を満喫して、帰りは東海自然歩道(30分)で阿弥陀堂間で戻りました。

14:00発のケーブルで下山。
JR比叡山坂本駅まで戻って遅い昼食をとる。
少々疲れたがここで終わったらいつになったら目的を達成できるかわからない(^_^;)
気合を入れて堅田まで行くことにする。
15:00 国道161号線にでる。また車の往来が激しい舗装道路歩きが始まる。



堅田(一番琵琶湖の幅が小さいところ)に近づいてくると対岸の三上山や烏丸半島の巨大風力発電風車が近くに見えてくる。


16:09 堅田に入り、天神川を渡った堤防沿いに中部北陸自然歩道があったのでその道を湖岸の方へ入る。
陽がだいぶ傾いてきて自分の影が長く伸びてきた。暗くならないうちに「浮御堂」と「出島灯台(でけじまとうだい)」へ行きたので痛い足を鞭打ってスピードアップする。



浮御堂も入場料払わず横から撮影しました(^_-)-☆
夕暮れの空と湖、なかなか綺麗でした。対岸の三上山が小さくみえていますよ。




薄い赤みを帯びた夕暮れの湖面に水鳥がたくさん集まっていました。



出島灯台(でけじまとうだい)をやっと探し当てたころは夕闇が迫っていました。灯がともった灯台の左には月が・・・

「琵琶湖の最狭部に位置する今堅田の岬の先端に、明治8年(1,875)建てられた他に例を見ない木造の灯台です。高床形式で四隅に立つ4本の柱と、中心に立つ支柱の計5本の柱で支え、高さ約7.8mの支柱の頂部に火袋を取り付けます。大正7年まではランプを使用し、それ以後は電灯に切り替えたが一度途絶え、平成元年(1,989)地元有志により点灯が再会されました。」・・・以上は掲示板より転載



M氏に出会い、その著書をいただいた縁で琵琶湖周遊、すばらしい出合がありました。

17:30 次のいろいろな出会いを楽しみに、すっかり暗くなった堅田駅を後にしました。