一番安いびわ湖一周JR線の旅
2009・1・5


 冬の湖北の状況を知りたくて、以前に経験した途中下車なしの一番安い1区間切符(守山−栗東間の140円)でびわ湖一周をしてきました。JR守山駅に着くと人身事故があったということで約1時間遅れとアナウンスされている。やっときた新快速長浜行きは各駅停車に変更される。この頃JR線の列車は時刻表どうりに来ないことがたびたびである。まあ暇は売るほどあるから気にしないで行こう(^_^;)。 見慣れている米原までは暖かい車内でゆっくり三国志(北方謙三)でも読みながらすごす。





白い伊吹

 米原からは北陸線に入る。右手に雪をかぶった白い伊吹山がまぶしく目に入ってくる。その右を見ると鈴鹿山系の東端の霊仙も雪があり寒そうな姿を見せている。ただし平地に雪は残っていない。 早描きにはなれていても走行する列車の車窓からはスケッチするのは難しい。下車してゆっくり描きたいが下車するとここまでの料金がかかって140円びわ湖一周のたびは終わってしまう。今回は湖北・湖西の冬の状況チェックが目的なのであきらめる。




 金糞岳や横山岳の1000m級の湖北の山々は冬山模様、とても寒そうに感じるが平地には雪は残っていない。しかし余呉湖あたりにくると平地にも雪が少しづつ現れてくる。余呉湖トンネルを抜けさらに小さなトンネル数個を抜けると近江塩津駅になる。この駅で湖西線と合流する。



塩津駅の乗り換え連絡路

この駅連絡路は雪国仕様、まるで地下壕の底にへもぐっていくようだ。





近江塩津駅のプラットホーム

通過中の列車は金沢行きの特急サンダーバード(スーパー雷鳥)だろう・・・



塩津駅を通過する特急「雷鳥」



塩津駅プラットホームから





近江塩津駅の列車乗り継ぎ待ちにホームでスケッチ

塩津駅で湖西線へ乗り換えることになるが結構時間待ちがある。それにこの日はここでも列車に遅れがでていました。来た新快速は近江今津止めに変更され、今津駅で各駅停車の京都駅に乗り換えさせられました。






近江今津からのんびりと各駅停車の旅、車内はポカポカ暖かい。車窓の景色を楽しむ。





雪はそんなに残っていないが外は寒そうだ。雪国湖西を走る列車は寒さ防止でドアーは自動開閉しない。乗り降りするときは手動ボタンを押します。




高島を過ぎると平地には雪が残っていない。比良山系の釈迦岳・堂満岳が見えてくる。




比良駅をすぎて近江舞子に近づくと蓬莱山が見えてきた。




比良山系の打見山・蓬莱山




電車の遅れや乗り換え時間待ちなど含めて約4時間ほどの暇つぶし湖北冬景色偵察の旅は終わりました。
一番安い旅にこだわって予定通り隣の栗東駅で下車、守山の自宅までは20分ほどの距離、いつものように歩いて帰りました。



                              JR路線線について

*北陸本線は・・・

 滋賀県米原市の「米原駅」から新潟県上越市の「直江津駅」までを結ぶ西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(幹線)である。「米原 - 長浜間」については東海道本線の米原 - 京都間とともに琵琶湖線の愛称がある。

*湖西線(こせいせん)は・・・

 京都府京都市山科区の「山科駅」から滋賀県伊香郡西浅井町の「近江塩津駅」に至る。関西と北陸の短絡という目的から高速走行を狙う路線とされたため、ほとんどの区間がトンネルや高架線となっており、湖西線内に踏切は全くない。

京都駅で近江塩津行き・敦賀行きの新快速に乗るときは注意が必要です。
  
 なぜなら一駅先きの「山科駅」から東海道線(びわ湖線)と湖西線は西と東に分かれて琵琶湖を挟んで平行に北上するからです。どちらに乗っても塩津・敦賀に行く人には問題はありませんが、塩津手前の湖西線及びびわ湖線の駅に行きたいときはどちらの線を走る新快速かを確認しなければ大変なことになります。電車が発車しても山科駅までに気づけばここで乗り換えればOKだよ!