守山から安養寺山歩いて草津へ

2008・4・15


 今日から草津の画廊「ギャラリー風の門」で守山在住の画家・野尻統正(つぐまさ)さんの「〜メウ・ブラジル〜」展が始まる。天気もよいので歩いて行こうと自宅を出発する。歩きだしてから昨日メールもらったTさんの栗東自然観察の森のことを思い出して、そこから登れる低山・安養寺山を描いてみようと思い立ち、栗東インター近くの安養寺へ向かう。
(今回もデジカメでなく、携帯電話のカメラのため映像が不鮮明です。ごりょうしょうください。)




時間に制約のないのんびり歩き、途中通った集落で・・・











桜が散って道路一面がピンクの花びらの絨毯でした。

JR手原駅(草津線)を過ぎて、名神高速道路の下をくぐる。そこから右へ、安養寺に向かう。今日はここには立ち寄らず、寺の右手の広い道路を登って行く。ここから安養寺山へは舗装道路の登りになります。



今日歩いたルートです。
    
 
 ・電車なら二駅のところなのに・・・・ 

 あまりの気持のよいお天気に誘われて、いつものことながら左図のようなルートで遠回りして草津駅近くの画廊へ行くことになりました。

 安養寺山は栗東市にある234mの低山です。この麓には安養寺のほか、 植物・昆虫・野鳥などを直接観察できる栗東自然観察の森があります。この園内からは山道で頂上まで登れます。
 今回は桜並木が続く広い舗装路で頂上近くまで歩いて、登山道に合流しました。

近くには 栗東歴史民俗博物館もあります。

安養寺:真宗大谷派の古刹。重文の石造十三重塔などが残る。木造薬師如来像/県指定文化財・安養寺庭園の仏像拝観・庭園見学は要予約です。


和田古墳群:古墳時代後期につくられたとみられる。

栗東市出土文化財センター: 滋賀県栗東市が設置した埋蔵文化財センターです。和田古墳群をはじめ、市内には多数の遺跡を所存しているが、それら遺跡から出土した武器、馬具、土器等を展示し、埋蔵文化財への理解を深めていただく施設として平成8年(1996)にオープンしました。




残り桜とピンクの絨毯に新緑が映える。
この道路は頂上手前で栗東自然観察の森からの登山道に出会います。




 急な石段を一気に登ると稜線に出ます。樹林の間からところどころで展望があります。しばらく行くと道の横に安養寺山頂上の三角点(二等三角点)があります。




頂上から西へ歩いて、和田古墳群に隣接する栗東市出土文化財センターへ下山することにする。

草津市街と琵琶湖、比叡山

 和田古墳への下り道に送電線の鉄塔があり、この開けた場所から展望が開ける。今日は春霞もなく見通しはよい。素晴らし展望ながめて、ゆっくり昼食をとりながらスケッチができました。





安養寺山と和田古墳
埋蔵文化財センターから)



東海道・中仙道と刻まれた道標

埋蔵文化財センターの前を流れる金勝川に沿った道で草津へ向かう。すぐに名神高速道路の下をくぐり、栗東市役所への分岐道をすぎる。道が合流してくるT字路に道標(右上の写真)がありました。ここからは狭い車道を避けて金勝川の堤防へ。



金勝川からの安養寺山




振り返ると三上山(近江富士)が見えている。
この細いコンクリート堤防のブロックの上を歩いて下流へ。

このまま堤防を歩こうとしたが、工事中のため、旧東海道にでる。目川から岡に入ると田楽茶屋の石碑がある。


この地に東海道を往来する旅人の休憩所として、江戸幕府によって立場茶屋が置かれた。
ここで供された食事は地元産の食材を使った菜飯と田楽で独特の風味を有し東海道の名物になった。
田楽茶屋は、立場の元伊勢屋(岡野屋)、古志ま屋(寺田家)、京伊勢屋(西岡家)の三軒を言う。すべてが岡の地に店を構えた。
建物は残っていない。石碑と立札の説明だけしでした。

この岡で金勝川は新草津川と合流して、旧草津川(天井川)と別れる。私は草津駅へ向かうためこの旧草津川の堤防を歩く。



目的の「ギャラリー風の門」があるリーデンスタワー111(写真の中央)が見えてくる。
後方に見えるのは比叡山です。

ぶらり、気楽なスケッチしながらの歩き、約4時間かかって到着しました(^_^;)。
暑かった〜