比婆山アプローチできず敗退・青竜山を散歩
2004・8・10


  山渓の分県登山ガイド「滋賀県の山」に収録されている52山も登っていない山が残り少なくなってきました。そこで最終ページの(51)比婆之山670m・(52)青竜山333mを目指して出かけました。

 第一目標は比婆之山でしたがガイドブックに案内されている登山口、甲頭倉まで行ったが村落に入るところが見つからず河内の風穴に着いてしまいました。この先の道はますます狭そうで霊仙まわりで男鬼(おおり)のもう一つの登山口へ車を走らせるには心細い。

 コースの下山口になっている反対側へ回ってみることにして来栖まで戻り、そこから仏生寺方面に向かう。水谷の集落を抜け彦根市に入って少し行くと右に分岐する林道(幅広の舗装路)がある、とにかくそこを進むことにする。

 かなり走った所(330m)に比婆神社という標識のある鋭角に曲がる分岐に出会う。細い道だが一台の軽自動車が入っていったので後に続く、対向車が着たら離合できない細い道をどんどん登って行くと再び広い林道に出てホッとする。


 この林道をほんの少し右に行くと比婆神社・大杉竜王・北原竜宮への分岐があり、細い道(市道)は下っていく。気にしないで道なりに林道を直進する。

やがて視界が開け霊仙山の雄姿が目前に現れる(写真下)。
霊 仙 山
標高600mまで車で登ってしまった。送電線の鉄塔が見えてきて、地図から比婆山(670m)に近いと思い込む。車を止めて鎖で閉鎖されているわき道を進んだが登山口は見つからない。
このまま進むと林道は下りだして、未舗装になる。この山が比婆山と思ったが、帰宅してからカシミールでGPSの軌跡見ると男鬼山らしいことがわかる。

結局送電線と複雑な林道で惑わされてしまいました。地図とGPSで確認してもこれではね(-_-;)
緑の線は歩いて確認した所です。男鬼山も登山口発見できず、比婆神社も途中でギブアップしてしまいました。中途半端なアプローチでしたが霊仙山の雄姿を見れてそれなりに楽しかったです。

さあ比婆山はあきらめて、多賀までもどり二番手目標の青竜山を散策することに切り替えました(^_^)。

仏生寺から鳥居本にでて国道8号線で彦根へ、そこから名神彦根IC方面に入り多賀大社を越え、再び名神高速道路と交差した所が登山口の胡宮神社です。
青竜山(せいりょうざん)は低山ながら開発の手から逃れ、寿樹に覆われている里山とガイドブックに記されています。胡宮神社の御神体でもある。333mという低山なのでここだけでは物足りないだろうなあ・・・ 胡宮神社の駐車場に車を止めて鳥居をくぐる。左側に歴史民族資料館があり、その隣に「いわくらの小径」の登山口があります。


 いったん登山口を通り越してまず本殿にお参りをする(写真左)。
資料館の横の路地に戻り、路地を入る。そこには小さなお堂(写真右)があり、その右端が登山道です。
 登山道は木段の急坂で一気に汗が噴出す。木々が茂っていて展望はないとあるが、台風の影響なのか根から倒れている木々がある。かなり荒れていてところどころ展望がある。

小さな峠で左折、ちょっと登りいわくら峰へ、行く手に倒木が・・・その先の荒れたガレバに小さな祠がありました。胡宮神社の元宮(写真右)
先ほどの分岐に戻り、直進すると青竜山山頂は近い。このあたりもかなり荒れていて比婆山、高室山が眺められる。

比婆山
高室山など
青竜山の頂上(三角点峰)

頂上から荒神山、霞んでいて後方の琵琶湖は写っていない。
大門池に映る青竜山。低くて横長の形なので森のような感じですね(^_^)。
左がいわくら峰、右が三角点峰

下山して大門池を一回りして胡宮神社へ戻ってくる。名神高速をくぐる。この高架下には敏満寺の仁王門の石碑がある。

「敏満寺は平等院の末寺に属し清凉山と号していた。九世紀末から十世記初頭にかけて皇室や院の崇敬を受け、湖東三山に匹敵する巨刹であったらしいが、浅井長政や織田信長により焼き払われ廃寺となった。」

すぐに胡宮神社の鳥居と参道が現れる。どうもこちらが正門のようだ。


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