青春18切符の信州はずれ旅
2006・8・2



 いつものように思いつくままのスケッチ旅です。夏になると信州方面へ行きたくなります。
とりあえずJR中央線の南木曽(なぎそ)か木曽福島くらいなら日帰りできそうなので早朝出発しました。  (6:44)守山から長浜行きの快速に乗る。40分ほどで米原につく、ホームには金山行快速が待っていました。連絡よく(8:42)名古屋に着きました(守山から約2時間)。



3日前に登った伊吹山、残念ながら逆光ではっきり写っていない。



普通列車の旅はしょっちゅう時刻表とのにらめっこです(^.^)。
中央本線の中津川行快速は違うホーム、連絡時間が4分と極端に短いので走らなければ・・・
なんとか飛び乗れました。連絡がよくても大きな駅ではちょっとしんどかったです(-_-;)。

 多治見を過ぎると山々が近づいてくる。恵那市の手前「かまど」という変わった名の駅で登山者姿の4人が下車、人気の恵那山にはまだ遠いが何処へ行くのかな?
やがて恵那をすぎトンネルを抜けると市街地が大きく広がる中津川に着く(名古屋から1時間16分)。
座りっぱなしでそろそろ腰が痛くなる。松本行きには16分あるのでトイレに行ったりホームを歩いたりして体をほぐす。



中津川駅の松本行普通列車と駅弁屋さん
昔懐かしい駅弁売りとちがってホームにただ並べているだけでした(^.^)。





 駅弁は三種類あったが820円と一番安い「かまめし」を買う。瀬戸物の美濃焼き地帯を通ってきたのにこのかまめしの容器は薄いプラスティック製、情緒がないなあ。





中央本線は木曽川(岩石がみんな白い?)と国道19号と平行して山間を走る。
先は長い、さっそく車窓を眺めながら駅弁をいただく。

(10:33)南木曽に着いたが近くに何もなさそうなのでパスする。
(11:27)木曽福島着、ここも下調べをしていないのでパス(^_^;)

 ここまできたら一泊するつもりで上高地か安曇野、それとも立山黒部アルペンルートかと夢がどんどん広がってくる。とりあえず終点の松本まで行くことにしました。



(12:27)夏山シーズンの憧れの信州、松本駅に着く。
松本駅に降り立つのは40数年ぶり、若い頃よく夜行列車で早朝の松本駅に着きました。その駅前の光景は様変わりしていました。さっそく駅の観光案内所で今夜の宿を探したが、松本市内も郊外の温泉宿もまったく空きがない。それならばと立山黒部アルペンルートへの信濃大町駅へ変更。なつかしい大糸線に乗る。



大糸線の信濃大町駅
駅前の様子はここも大変身していてまったく知らない町になっていました。
観光案内所で旅館を聞いたが夏山シーズン真っ盛りのこの時期は一人ではなかなか泊めてもらえないですね(-_-;)。隣の登山者の3人のパーティで予約していたのは一人当たり13,000円でした。
貧乏暇人旅人には辛いです(^_^;)。



大糸線の車窓から安曇野を撮る。高い山々は雲の中で残念。

安曇野あたりもゆっくりスケッチ散策したいが泊まるところが確保できないとどうにもなりませんね。
せっかくこんな遠くまで来たのだから、大糸線をくだり日本海側の糸魚川から帰ろうかと時刻表とにらめっこ(^.^)。でもこの調子だと安いホテルを予約できない可能性が大だ。何処にも立ち寄らなくても北陸回りではこの時間から今日中に帰れない。駅で野宿すれば別だがそんな元気はありませ。しかたなくもと来たルートを帰ることにしました。

 どこも見物できず、一枚もスケッチもできずに往復約12時間の普通電車乗り放題の旅に終わりました。電車マニアではないぞ〜〜!
青春18切符が使える冬休み、春休み、夏休みシーズンは思いつきの旅は要注意だと実感させられました。
しかし・・・性癖はすぐに直りませんね。思いついたら懲りずにまた出かけてしまうだろうな(^.^)



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