青春18切符で瀬戸内市「牛深」スケッチの旅
2006年8月3日〜4日



 エーゲ海の名に誘われて岡山県瀬戸内市の”牛窓”へ青春18切符で行ってきました。昨日の「青春18切符信州はずれ旅」のリベンジで今日は西へ・・・
こちらは信州より普通列車の本数があり多少便利です。守山から播州赤穂行きの新快速に乗れれば、乗り換え一回でスムーズにいけるのだが・・・・時刻表をしっかりチェックしていればよかってのですが・・・今回は姫路、相生、赤穂と3回乗り換えで10時33分(3時間40分かかった)に牛窓行きのバス便のある邑久駅(おく)に着きました。タクシーは沢山あるがそこは貧乏暇人旅行、カンカン照りの暑い炎天下30分待ちして、いざ牛窓へ。


赤穂線邑久駅前でバス待ち、若者は炎天下でも平気です(^_^;)



観光センター(左)と前島フェリー


 30分ほどで終点の牛窓に着きました。途中に有名な竹下夢二の生家もありました。昨日の反省、旅館か民宿の予約が一番とバス停近くの観光センターに飛び込む。「一人ではここもなかなか泊めてくれないですよ」といいながら旅館に電話してくれる。ラッキーなことに福岡屋旅館さんに泊れることになりました。これでゆっくり牛窓散策とスケッチができる。ペンション、ホテル、民宿などは多いが食堂やレストランは少ないようだ。やっと見つけた中華そばのお店で冷たいビールと特性ラーメンで腹ごしらする。
・・・この冷えたビールがアップダウンのある前島レンタサイクルツアーでこたえました(^_^;)





日本のエーゲ海といわれる牛窓湾
残念ながら有名な「夕日百撰」の写真を撮るのを忘れてしまいました。

大きなヨットハーバーもありマリンスポーツが盛んなようだ。
とりあえず今日はフェリーで7分の前島を散策することにする。


後方は前島、ここへは前方のフェリーで約7分(約900m)250円で往復できる。カボチャやトウガン畑とペンション、民宿、歴史史跡などがある。



前島のフェリー発着場
4時間500円のレンタサイクル借りて一集約6kmのハイクコースを回ることにする。いきなりの坂道汗をかきかき自転車を押して高台へ。



前島西端から黒島を望む。さっそくスケッチするが、ものすごい暑さと画面反射がまぶしく携帯がさをさして悪戦苦闘しました。




島の最高峰の展望台へ向かう途中から自転車で走ってきた方向を振り返る。なかなか素晴らしいビューポイントでした。ここでも一枚スケッチしました。





小さな離島「黒島」をスケッチ(前島西端の高台より)






右上の写真よりスケッチの方が良い感じでしょう(^_^;)




前島東部の最高峰にある展望台からの眺めです。
狭い牛窓瀬戸の対岸が牛窓地区です。





 展望台からスケッチをする。前島東部から西の眺め。森と畑と点在するペンションや旅館が見える。右端の狭い水路が流れの速い牛窓瀬戸。白い灯台も見える。

 
 自転車を置いて展望台へ登っていく。途中にある大阪城築城時に切り出された丁場跡。切り出されて今にも運び出す直前という状態のまま残っている。





夕食後、夕闇迫る海辺を散歩




 翌朝早朝(5時)から歴史のある町並み(唐琴通り)を散策&スケッチに出かけました。



 牛窓と前島の狭い牛窓瀬戸は海流の流れが速い。ちょうど網のつくろいをしていた老漁夫から牛窓のいろいろお話が聞けました。



 ちょっと坂道を登ったところからの牛窓瀬戸の眺め。中央は張り出した前島の燈台。




カンゾー先生ロケ地の建物(左)
今村昌平監督のロケ地として有名。




街角ミュゼ牛窓文化館
大正4年に建てられた旧中国銀行牛窓支店の洋館。昭和55年まで使われていたとのこと・・・



昭和初期に建てられた旧牛窓郵便局
いまは喫茶店になっていました。



えびす宮(左)と燈籠堂






牛窓瀬戸の朝焼け
左の建物は燈籠堂





金比羅宮の境内(高台)から牛窓港を描く





この明治洋風の古い二階建ては正本写真館
四代続く老舗で、明治、大正、昭和と牛窓の貴重な写真を保有しています。



高祖酒造発祥蔵




 福岡屋旅館のおかみさんから牛窓のこと、映画「カンゾー先生」ロケのことなどいろいろお話を聞かせてもらいました。お世話になりましたm(__)m。

 朝食をすませて午前9時初のバスに乗る。JR西大寺駅からり岡山へ。岡山からは四国はすぐだ。ここまで来たのだから石鎚山へ行ってみたくなり高松行きのマリンライナーに乗り込む。





 快速マリンライナーの1号車はモダンな指定席、ここは青春18切符(普通列車専用切符)では乗れません。瀬戸大橋からの眺めを楽しみながら時刻表とにらめっこしたが、普通列車では今日中に帰れそうにないとわかる。結局四国最初の停車駅坂出で折り返して岡山に引き返しました(^_^;)。




倉敷駅前にあるチボリ公園

 最初の目的地、倉敷に到着。ここもそうとうに気温が上がっている。気合を入れなおして大原美術館目指して歩き出す。10数分で写真などで見慣れた倉敷川沿いの大原美術館に着きました。
とりあえずこの美術館だけは見て帰ろう・・・






倉敷川にかかる中橋と倉敷館(観光案内所)。川岸には沢山の露天商が店をひろげていました。
倉敷川両岸の柳が茂って建物が見えにくいが、一枚だけでもスケッチしようと頑張りました。



倉敷川にかかる中橋



倉敷館(観光案内所)・・右側の建物


倉敷川両岸のお店群


大原美術館

暑かったが一泊二日のゆったりとしたスケッチ旅ができました。