青春18キップで若狭へスケッチに
2006・7・26

今回のスケッチは鉛筆画とそれに淡彩をつけた二つをアップしています。



 梅雨明け間近、明日は晴れとの予報が・・・前もって買っておいた「青春18キップ」を使って若狭和田へスケッチに行くことにする。
 早朝6時の長浜行き快速に乗り、米原で福井行きの普通に乗り換え敦賀に着く。各駅停車のゆっくりした旅です。現役時代は効率がよく楽な特急や新幹線ばかり利用していたことを思い出す。時間は十分あるというのに普通列車に体が抵抗示す。
 敦賀から東舞鶴行きの二両連結のワンマンの普通列車はトイレもあり新しい造りだ。ドアーも降りたい時や乗りたい駅でボタンを押して開ける方式になっている。エアコンも効いて快適な電車でした。海岸線の風景を楽しみながら、3時間15分で若狭和田駅に着く。
小浜線は本数が少ない、ダイヤをチェックしてから・・・・
着いたのが9:15 今後は12:14 16:05 16:12 なのだ。



和田海水浴場から見える若狭富士(青葉山)はなかなかよい形で堂々としていました。

 駅前の若狭和田観光協会といっても小さな事務所でパンフレットをもらい和田海水浴場へ向かう。真っ青に晴れた空と広いビーチ。ジーパンにスニーカー、浜では一人異様なスタイルでした(^_^;)。それにしても暑い暑い暑い・・・ここでは絵にならないので隣接する漁港へ向かう。



漁港からの若狭富士





今帰ってきた漁船からは大きなタコが沢山荷揚げされている。冷たいビールで新鮮なとれたてタコ刺身が食べたいよう・・・






タコの水揚げをしている漁港でまず一枚目をスケッチしました。建屋の木陰は風がありとても気持ちがよい。でも絵は平凡な絵葉書みたいでがっくりでした。






水揚げしていた漁船の方が絵になるなあ・・・








行幸の風景




 あちこち大汗をかきながら散策、隣の若狭高浜の城山公園まで徒歩45分とあったがもう限界だ。調べておいた次の電車で行くことにする。18切符は乗り放題でこんなとき便利です。





高浜魚港は和田漁港よりかなりスケールが大きい。このアングルが気に入ったのに日陰がなくてとても描いていられない。
城山公園の散策に切り替える。



高浜漁港からの若狭富士
だいぶ近くになって上ってみたい衝動に駆られるが、何の準備もしていなし、この時点で脱水状態で今回は諦めざるを得ない。




明鏡洞

城山公園には「八穴(やな)の奇勝」と呼ばれる八つの自然洞穴がある。明鏡洞はその一つです。ここには遊歩道があり奇勝を見て歩ける。灯台も大小二つありました。隣にある城山海水欲場も賑わったいました。
涼しい風に吹かれてこの岩の上で昼食をとると心地よくて眠くなってくる。



高浜港の燈台と若狭富士
灯台へも行きたかったが、登り返しが辛いので諦める。



岸壁に咲く車ユリ?とウドの花







城山公園の上からの若狭和田ビーチの眺め






漁港の堤防によじ登って高浜港の燈台を描きました。




 二つ先の青郷(あおのごう)駅で降りて若狭富士(青葉山)を偵察したかったが今回はバテバテであきらめました。ちょうどこの駅から乗車された登山姿の男性に声をかけると、若狭富士を歩いてきたという。車窓からどんどん変わっていく山容を眺めながら、次の松尾寺という駅から縦走できるということや、関西百名山歩きをされているというK氏のお話を聞かせていただきました。
先日来た東舞鶴駅で舞鶴線に乗り換えて綾部へむかう。 何度でも乗り降りできる青春18キップですが、さすがにこの暑さでは舞鶴でスケッチする元気もなく、この辺が限界でした。
綾部でK氏とお別れして、タイミングよく待っていた京都行きの普通電車に飛び乗って帰宅の途につきました。
 まあこの普通電車、駅に着くたび対向する電車を待って数分づつ止まる(^_^;)。京都まで約2時間13分もかかりました。特急なら1時間17分、約半分だ・・・時間は十分あるがお金がない身、青春18キップは後4回使える。だんだんと慣れるだろうか(^.^)。