明日香村は歴史のかおり

2002・4・4(木)

  急に思い立って奈良の明日香村へ行ってきました。子供のころハイキングで桜井の談山神社(多武峰)から明日香までハイキングした記憶があるのですが、原っぱに大きな石(石舞台のこと)があったことくらいしか思い出せません。今日も出かける朝になってインターネットで情報を検索。飛鳥入門コースをサイクリングすることにして出かけました。
 8:15 守山の自宅を車で出発、名神高速、京滋バイパス、R24、京奈和道路再びR24、大和八木駅手前から渋滞したが10時半過ぎに明日香村に着きました。  


八木駅を通過してR24と別れR169で岡寺駅まで行き、道標に従い左折したらすぐ明日香村に入った。まず甘樫の丘のパーキング(下の写真)にとめて散策してみよう。


左手の林が甘樫丘地区

 天気がよく、丘の上まで歩いたら汗ばむほどでした。風がさわやかで気持ちがいい。大和三山や、遠く金剛・葛城・二上山・生駒山まで展望できる。甘樫丘(あまかしのおか)で散歩中の地元の人に出会い、いろいろな情報が得られました。飛鳥地区全体の方角や見所の位置が分かり感謝です。



飛鳥大仏で有名な飛鳥寺


甘樫丘の散策路


大和三山の一つ畝傍山
甘樫丘からの大和三山の眺め
 飛鳥地方の北にある畝傍山、 耳成山、天香久山の総称を大和三山といいます。相互に約3キロ隔てて三角形に位置しています。


甘樫丘散策路

畝傍山
耳成山

甘樫の丘の上はすばらしい展望でした。

  香久山は 畝傍雄々しと 耳梨と 相あらそひき 神代より 斯くにあるらし 

         古昔も然にあれこそ うつせみも 嬬を あらそふらしき (中大兄皇子)



 甘樫丘からの展望を満喫して、次の目的である「西国第7番札所岡寺」へ。



岡寺仁王門



本堂と境内

岡 寺 
岡寺は東光山龍蓋寺(日本最初の厄よけ霊場)西国三十三所 第7番札所です。
創建の伝説:663年(天智天皇2)、草壁皇子のお住みになっていた岡の宮を仏教道場に改め、当為の仏教指導者であった義淵僧正に下賜され、創建一千三百有余年の歴史を持っている。
日本最大、最古の塑像観音像:如意輪観音像としては最古の作品。インド、中国、日本三国の土で弘法大師が造られた尊像。(如意輪とは、物事を自分の意の如くかなえて頂けるとの意味だそうです)

境内にはシャクナゲやツツジが咲いていました。




三重塔




 岡寺山門下の”坂の茶屋” にゅう麺が美味しかったですよ。腹ごしらえした後は坂道を下って飛鳥寺へ向う。
飛鳥寺

 飛鳥寺は第三十二代宗峻天皇元年(588)曽我馬子が発願し、第三十三代推古天皇四年(596)に創建された日本最古の寺です。本尊飛鳥大仏(釈迦如来像)は、推古天皇十四年(606)天皇が詔して鞍作鳥仏師に造らせた日本最古の仏像です。



本尊飛鳥大仏
この写真は撮影許可を得て撮影しました。




飛鳥寺


本堂、堂内には本尊の飛鳥大仏が安置されている。



この像は16歳の聖徳太子とか・・・




曽我入鹿の首塚
 蘇我入鹿(そが の いるか)は飛鳥時代の政治家。大臣として大和朝廷の有力者であったが、大化の改新の前夜中大兄皇子(後の天智天皇)・中臣鎌足らの「乙巳の変」において討たれる。その後、蘇我氏が凋落するきっかけとなった。





川原寺跡

亀石

酒船石遺跡

勉強不足のため解説なしです・・・(^_^;)




よく知られている高松塚古墳のある国営飛鳥史跡公園です。






天武・持統天皇陵





説明中の
ボランティアガイドさん
 石舞台
飛鳥を代表する石造遺跡、上部の封土が失われて巨大ば花崗岩を積み上げた石室だけが露出している。
この地の豪族曽我馬子の墓といわれています。


  今日のコースは滋賀守山の自宅から車で明日香村の甘樫の丘へ。
甘樫丘散策後、石舞台傍のレストランに駐車、そこでレンタサイクルを借りて明日香村散策に出発する。 

 → 岡寺 →酒舟石 → 飛鳥寺 → 飛鳥歴史公園高松塚地区 →天武・持統天皇陵 →鬼のまないた・雪隠  → 川原寺跡 →橘寺  → 石舞台

車に乗り換えて帰宅の途に着く。