気象変化の激しかった愛宕山



天気予報では雨模様とのこと、早朝の霧の中心配しながら出かけました。

【日 程】1998(平成10)年2月8日[日]
【山 名】愛宕山 924m
【山 域】京都西北部
【地 図】エリアマップ京都北山1
【天 候】小雨、曇り、晴れ、ときどき雪、強風
【参加者】敬称略 ファイヤ-マン・杉の子・こまくさ・らむ若・ベリ・kem・多聞・薫・KEN






7:20 JR守山駅より新快速に乗って京都に向かう。雨はやんで霧がでている。

参加のメンバーとの集合場所は、清滝バス停だ。

8:01 発の清滝行きの京都バスには私(KEN)を入れて10名ほどと少ない。

今日も天候がすっきりしないのでこの前と同じく静かな愛宕登山となる
と思っていたら、嵐山の渡月橋バス停には大勢の登山者が待っていた、
半分以上積み残しての出発となった。

8:55 清滝バス定着。9:00の待ち合わせきっかり参加者全員がそろう。

さっそく愛宕山頂上目指して出発。今日は水尾へ下山して柚子湯と地鶏の
水炊きというオプション付きフルコースなので時間のかからない表参道を
登ることになっている。
天候は肌寒く曇りで風もでてきた。
鳥居をくぐり愛宕山の舗装した道の登りになる。お助け水あたりまでくると
小雨が降りだしたり、薄日が射したりと変化が激しい。このころになると汗
かきの私はもう暑くてたまらない。

9:39 三合目の小屋につく。ここでフリースを脱いで上着の上に雨具を着込む。

出発してまもなく3〜4cmくらいの薄い氷が強風にあおられて降ってきた。
Tシャツ姿のべりさんにはさぞ痛かったことでしょう。まるでガラスの破片
みたいでこんな経験は初めてだ。
下山してきた人に頂上の積雪状況を聞いたらあまりないと聞いていたので残
念だなと思っていたらこの騒ぎで少々びっくりした。樹木の合間から隣の尾
根を見ると木々に真っ白な雪が積もっている。

9:57 五合目小屋に到着。ここから少し登ったところに大きな杉の老木がある。

この杉の前に囲いがあり小さな祠(大杉神社)が祀ってある。このあたりか
らしばらく続く平坦な道はうっすらと雪化粧をしている。なかなかいい感じ
だ。



10:23 休憩小屋のある「水尾ノ分レ」を右に折れて頂上に向かう。まっすぐ下れば

水尾の里に行く道だ。このあたりにくるとすっかり雪山の感じとなってきた。


水尾ノ分レ



黒門と呼ばれる大鳥居をくぐり、灯籠の並ぶ愛宕神社の境内を進み石段を一気
に登って本殿に到着。屋根には50〜60cmもある大きなつららがぶらさっ
がっていた。冬山では氷柱でウイスキーのオンザロックを作るのが楽しみとい
ってこまくささんはストックで取っていました(^_^)

11:25 愛宕山の三角点に到着。積雪は10cm以上もあり、あまり歩かれていなくて

気持ちがいい。期待していなかった樹氷や、真っ白な比良山の展望ができて最
高の登山となりました。\(^o^)/


愛宕山三角点



頂上付近の山道

11:55 社務所前まで戻り、昼食のおにぎりをほおばる。この時間帯になると急に登山

者が多くなってきて、休憩所は満杯。まだまだどんどん登ってくる。

12:08 水尾の予約時間が気になり、そそくさと出発する。

登りはあまり気にならなかったが、下りは大勢の登山者に踏まれてつるつる状
態になっている。あちこちで転んだりする人や、大きな声を出す人でにぎやかだ。
せっかくアイゼンを持ってきたので水尾ノ別レで付ける。強風と雪の降る中でも
安心して歩ける。調子が出てきた頃雪は突然なくなり、またまた晴天が戻ってき
た。まるで春のような暖かさになった。ほんとに今日の天気は激変する(^_^;)。

13:20 水尾の集落につくとまたまた雪が降り出した。

水炊きのお店の柚子湯でゆっくり暖まったあと、窓外の雪景色を眺めながらおい
しい地鶏の水炊きと熱燗を楽しみ、最高の冬山登山となりました。


愛宕山