滋賀・近江八幡市安土町
2014・2・8
 三日続けての雪、「低山歩きとスケッチ」をしようと安土へでかけました。JR琵琶湖線安土駅に降りると強い風に雪が吹雪いている。観音正寺のある繖山めざして約25分のアプローチを急ぐ。住宅街を過ぎると、雪景色の中にローマ風の建物が建ち並ぶ「文芸の郷」のが見えてくる。この施設の裏側に繖山への登山口の一つがあります。まず、登る前に少し散策をしてスケッチをしよう。





JR安土駅前の織田信長像
近くに史跡・安土城跡がある町です。
ここから歩いて文芸の里へ向かう。

「文芸の里」や安土城考古博物館のあるこのあたり一帯は歴史公園「近江風土記の丘」になっています。広いエリアにはいろいろの建物が展示されている。



県指定有形文化財旧柳原学校校舎
 この学校は明治9年(1876年)に高島郡新儀村(現高島市)に建てられた初等科小学校の校舎です。滋賀県に現存する学校建築では最も古いそうです。建物は3階建てで1階は教室、2階は区事務所、3階は鼓楼になっています。




登録有形文化財旧安土巡査駐在所
 旧安土巡査駐在所は明治の早い時期に地元の大工によって建てられたと伝わる洋風を模した公共建築です。




旧宮地家住宅
 江戸時代における近江湖北地方の典型的農家建築であり、国の重要文化財に指定されています。







安土城考古博物館
 歴史公園「近江風土記の丘」の中心地である文芸の郷に、その構成要素である特別史跡安土城跡をはじめ、観音寺城跡、瓢箪山古墳、大中の湖南遺跡の4件の国の史跡と文化財建造物群の調査研究と保存、普及活動を担う拠点施設として設立されました。



安土城考古博物館正面側



こちらは裏側から見たものです。






屋根のある野外施設から、隣接する安土城考古博物館を描きました。









 スケッチしてから、アイゼンを付けて繖山登山口へ向かう。だが、下の写真のごとく、登山口を入ると重い雪に木々が垂れ下がっていて、かきわけて歩きだしたが、どうにもならずギブアップして引き返しました。 残念ながら京の雪山歩きは断念する。まあ、なんとか二枚スケッチできただけで良しとしよう。



登山道に覆いかぶさり行く手をさえぎる木々






繖山の中腹にある「桑実寺」への道
空模様が小雨混じりの強い風になり、あきらめて安土駅へ戻りました。