琵琶湖縦断クルーズ
2008・11・2


井伊直弼と開国150年祭記念
”今もときめく井伊直弼を探る”という講演と琵琶湖縦断クルーズというイベントに参加してきました。
彦根10時集合なので、いつものように何処かスケッチしようとちょっと早めに彦根に着きました。
あまり遠くに行けないので、前から描きたいと思っていた近江鉄道の彦根駅をスケッチすることにする。






JR彦根駅に隣接する近江鉄道の駅と電車をスケッチしました。

後方に見えているのは石田三成の居城跡のあった佐和山です。ハイキングコースにもなっていて何度か歩きました。ここから彦根城の天守が眺められる。




10:00 画家でエッセイストの寺田みのるさんの司会でイベントは始まる。井伊家第18代当主で彦根城博物館館長の井伊直岳さんから「文化人としての井伊直弼」の講演がつづく。


司会の寺田みのるさん

講師の井伊直岳さん



 井伊直弼は、これと思った学問や芸の道を納得いくまで学んだそうです。13歳から始めた禅修業はあ井伊家の菩提寺「清涼寺(せいりょうじ)」の仙英禅師(当時日本を代表する高僧)から印可をもらっている。その他、茶の湯、和歌、能、国学と武芸は居合でそれぞれ一派を立てるほどであった話をはじめて知りました。私がよく知っていたのは大老(安政5年・1858年)になってから、日米修好通商条約の締結、安政の大獄から桜田門外の変で暗殺されるまでのわずか2年間でした。




講演のあと彦根港へバスで移動、琵琶湖汽船のリオグランデ号で琵琶湖クルーズに出発。最初の訪問地は竹生島です。彦根港からは約40分、天気もよく風もなくて快適船旅でした。



竹生島の船着場から



宝厳寺弁天堂



以前に何度か来ているのに宝厳寺(観音霊場:西国三十番札所)の御朱印もらっていませんでした。やっとゲット(^O^)/




船で売っていたゆるキャラで人気の”ひこにゃん”を買わずにスケッチさせてもらいました(^_^;)。








参道の石段中腹から船着場をスケッチ

30分の滞在時間なので御朱印もらってこの一枚を描いただけで時間切れでした。




 船に乗り込むとき豪華なお弁当と飲み物をもらって、寺田みのるさんの軽妙な話を聞きながらスケッチ仲間と船中で昼食となる。次の上陸は沖島です。途中船内から琵琶湖に浮かぶ小さな島、多景島、沖の白石を見て船は快適に進む。



多景島





多景島
題目岩「南無妙法蓮華経」の文字が彫られた岩。高さ10m。 誓いの御柱五箇条の御誓文が刻まれている。高さ20m。と 日蓮上人像大岩の左横、小さな像です。

多景島(たけしま)

滋賀県彦根市八坂町の沖に位置する。1655年(明暦元年)に長浜・妙法寺僧慈雲院日請上人が島内に日蓮宗見塔寺を開寺する。 島内全域が見塔寺の敷地になっていて 島全体が花崗岩で形成されている。
* 島名の由来は、島を眺める方向によって多様な景色に見えることから多景島と呼ばれる。
(ウィキペディアより転載)




多景島



沖の白石


沖の白石(おきのしらいし)
大岩1つ・小岩3つで形成されている。周辺の水深は約80mで、大岩の高さが約20m(地上)あるので、大岩の全長は約100m前後と推定される。
名称の由来 * 日没時に岩が太陽光で白く変化することに因む。* 飛来する鳥の糞が長年岩に付着・堆積し、白くなっているから。
(ウィキペディアより転載)




クルーズは快適、沖島に上陸。小一時間ほど散策時間がとってある。
島には大きな道路も自動車もないよ。交通手段は自転車だよ(^_^;)




稜の準備をする漁師さん(沖島港)

右上の船が今日のチャータークルーズで乗ってきた「リオグランデ号」です。
(総トン数 94トン、最高速力 22.5ノット、定員 200名)






沖島港

沖島は何度も来ているので散策せず港に座ってスケッチして時間を過ごす。
この後は浜大津港までの航海です。






琵琶湖の観光船のミシガン
(参考:ミシガンはリオグランデよりかなり大きい船ですよ。総トン数 1,038トン、最高速力8.66ノット、定員 787名)

  浜大津港着で本日のイベントは終了です。絵仲間と湖岸でコーヒーを飲んでいたら、ちょうどミシガンが琵琶湖周遊から帰港。夕暮れが近づいて船のイルミネーションが灯る。綺麗なのでおもわずスケッチブックをとりだしました。いつもの絵仲間につられて一日スケッチ三昧、われわれにとって今日はまるでスケッチ・クルーズになっていました。