琵琶湖周航の歌に誘われて・・・

朝、思いつきで出かけた近江舞子・・・
JR湖西線の近江舞子駅から比良駅まで、
琵琶湖周航の歌詞にでてくる景色を見ての真冬の湖岸散歩でした。
(2015・1・29)



 この日はお天気もままあ、湖西堅田の「ギャラリー彩之和」さんに立ち寄ってから堅田近辺でスケッチする予定で出かけました。琵琶湖大橋を渡るとき、比叡山から比良山系が雪をかぶっていてきれいだ。雪山風景が描きたくなり、ここで行先を比良・近江舞子方面と決まる。彩之和さんでお茶をいただきながら絵を見てお話をさせてもらった後、JR堅田駅へ。


堅田駅ホームからの比叡山



こちらは比良山系、
ホームを走り抜ける特急スーパー雷鳥
11:35 近江舞子までの切符買って、近江今津行きの普通列車に乗り込む。

 

比良駅を過ぎたところ、車窓から見える比良山
お昼頃近江舞子駅に着きました。
 

左から比良山系の蓬莱山・打見山、
右端は堂満岳です。(近江舞子の内湖から)
 

近江舞子中浜水泳場の民宿や旅館が並んぢる。
(近江舞子の内湖から)


 

近江舞子の内湖と比良山
手前の高架はJR湖西線、ちょうど左端から普通電車が通りかかる。
その上は湖西道路です。

 

内湖風景
後方は蓬莱山と打見山
風が冷たく寒かったけど頑張って描きました。
   
 雄松ヶ崎
内湖の外側(琵琶湖側)は近江舞子中浜水泳場です。
広い砂浜と松林がつづいています。

 琵琶湖周航の歌は琵琶湖を中心とした滋賀県の風景が歌われている。この歌は今でいう滋賀県のご当地ソングですね。大正6年に成立、1933年(昭和8年)初版レコーディングされたと「ウイキぺディア」で知りました。現在も滋賀では根強い人気があり、よく歌われています。私は通常は4番までしかそらないが、5番、6番まであるとはまったく知りませんでした。下記に歌詞を添付しました。

1) われは湖(うみ)の子 さすらいの
旅にしあれば しみじみと
昇る狭霧(さぎり)や さざなみの
志賀の都よ いざさらば

2) .松は緑に 砂白き
雄松(おまつ)が里
の 乙女子は
赤い椿の 森陰に
はかない恋に 泣くとかや

3) .波のまにまに 漂えば
赤い泊火(とまりび) 懐かしみ
行方定めぬ 波枕
今日は今津か 長浜

4) .瑠璃(るり)の花園 珊瑚(さんご)の宮
古い伝えの 竹生島(ちくぶじま)
仏の御手(みて)に 抱(いだ)かれて
眠れ乙女子 やすらけく
 
5) .矢の根は深く 埋(うず)もれて
夏草しげき 堀のあと
古城にひとり 佇(たたず)めば
比良(ひら)も伊吹も 夢のごと

6) .西国十番 長命寺
汚(けが)れの現世(うつしよ) 遠く去りて
黄金(こがね)の波に いざ漕(こ)がん
語れ我が友 熱き心


 

琵琶湖周航の歌にでてくる近江八幡市(対岸)の長命寺、写真右端の長命寺山の中腹にあります。
左の島は沖島です。
 

志賀駅に向かって湖岸を歩く。
 

川の向こうに見える比良の堂満岳(尖った山)。
  

江舞子の湖岸から見える沖島、津田山・長命寺山
 

比良の堂満岳
手間の碑はいつで来たのか、まえにはなかったが…
堂満の里、近江八景・比良慕雪と刻まれている。
 

比良駅通過して30分、二駅目の志賀駅はもう少しだ。午後二時過ぎに志賀駅に着く。・・・ 湖岸散歩もここで終わろう。
 


志賀駅から近江塩津に向かう新快速・・・
 


後方の山は琵琶湖バレイのある打見山です。
 

志賀駅のプラットホームから見える伊吹山
 

志賀駅のプラットホームから見える近江富士
スケッチはさすがに寒くて一枚しかできなかったが・・・
寒くても雨でなければ自宅でゴロゴロしているより、
外へ出てスケッチ散歩する方が気持も体もすっきりしますね。