比叡山系北稜の主峰(681m)
大尾山から大原の里へ
2003.5.9

13:45 約1時間ほどで音無の滝に着く。ここは見覚えのある場所だと思ったら、以前大原へ来たときここまでは歩いている。そこの標識には、大尾山(45分)を経て比叡山(4時間)と三千院(10分)とあった。

 音無の滝のいわれ:むかし聖応大師良忍上人が、この滝に向かって声明(しょうみょう、仏教の儀式音楽)の修行をしていると滝の音と声明が和してついには滝の音がきこえなくなったということからこの名がある。
三千院からみやげ物店が並ぶ谷川沿いの道をバス停まで歩く。大原の里をスケッチしたかったがスタミナ切れ(^_^;)バスで京阪三条まで行き、加茂川沿いを歩いて岩田重義さんのスケッチ展が開催されている画廊へ。先生としばし歓談・・・

  加茂川で「四条大橋」方面をスケッチしました。

その後は京都駅まで懲りずに歩きました(^_^;)
三千院前のみやげ物店
音無しの滝
鉄塔から少しの尾根歩きで大尾山の頂上に着きました。山頂は樹林が茂っていて展望はない。
二等三角点で記念撮影
山渓の「滋賀県の山」では大尾山から尾根を南へ歩いて小野山(670m)から仰木峠へでてJR雄琴駅へのコースが紹介されている。今日は京都四条での岩田氏のスケッチ展を見に行く目的があるので大尾山山頂から西へ向かい音無の滝へ下山しました。昨日降った雨のため沢の水も多くスニーカーでの渡渉は歩きにくかったです。
山と渓谷社編の分県登山ガイド24「滋賀県の山」に52の登山コースが載っているが、まだ登っていない山が10ある。今日は京都の四条へ岩田先生のスケッチ個展を見に行くことを絡めて堅田から「大尾山」に登り京都大原の里へ下る予定で出発しました。

一つ手前の雄琴駅近辺で車窓から山渓ガイドに載っている「大尾山」の写真と同じ形を確認。目印は送電線鉄塔3本のある山だ。
堅田発朽木中学校前行きのバスに乗り南庄(約10分ほど)で下車。バス停あたりに道標がないので方角だけを頼りに西南方向へ山手方向を目指して歩き出す。(9:00)
田園風景の遠景に比良山系の蓬莱山が見える
ガイドブックには、村落を過ぎると新しい道路が走っているとある。この道がそうらしい。振り返ると蓬莱山がどっしりとした姿を見せている。(9:15)
野道に咲いていたアザミと黄色い花
南庄の村落を過ぎると大尾山が見えてきた。
目的の山頂は近づいてきたが、アプローチの道がわからない。ちょうど田植えをされていた人がいたので道をたずねる。だが大尾山と言う名前は知らないと言う、そこで滋賀県地図に載っている山名「梶山」といっても知らないと言う。そこで途中にある「滝寺」を聞くと写真の右側の道だと教えてくれました\(^o^)/。

ここまでくるとやっと滝寺への道標が見つかる。消えかけた文字の道標は左手の小屋の前に。
振り返ると南庄の村落が見えました。
農業用水池が出てきてルートは間違っていないことを確認する。
その用水池にあった山藤
 一直線の舗装道路を登りきると正面に滝寺(歓喜院)が・・・ちょっと回り道をしたので南庄から約1時間かかりました。(10:10)
 障子を明けて本堂に入ると住職さんが出てこられて、お茶をいただきながらいろいろお話を伺いました。(10:40出発)
大尾山への登山道は本堂裏にある。この鳥居をくぐって進むと不動堂と滝に出会う。
不動明王を祀っているお堂は崖の所に建っていた。スケッチしていると冷たい風にTシャツでは寒かったです。登山道はこのお堂の左奥だ。小さな案内板には童髯山と書いてある・・・・11:00出発
修行場の滝と左上に不動堂
鉄塔下からの展望:写真中央上に琵琶湖大橋がかすんで見えている。昼食を済ませて大尾山頂めざして出発(12:30)。
大尾山(国土地理院表記)の別名は童髯山(どうぜんざん)梶山だそうであるが、南庄でたずねた人や滝寺の住職さんもよく知らないとのことでした。大尾山もどう読むのか解りません、ご存知の方教えてくださいm(__)m
鬱蒼とした杉の植林帯を15分ほど登ると舗装道路に出会う。ここには大尾山への道標があり、横断して再び山道へ入る。急坂を登ると尾根道に出る、ここを道標にしたがい左折。再び急登を登りきると送電線の鉄塔の下に出る。ここは南北両側に展望がある。(12:10)
12:40 大尾山山頂着