上高地散策と西穂独標

2002・8.26〜27

 いつものようにK氏夫妻の車に便乗して滋賀守山市を出発、一路岐阜高山を目指し東海北陸自動車を走る。途中ひるがの高原SAで休憩、そこから眺める大日ヶ岳もなつかしい。高山の町を過ぎ平湯に到着。そこでタクシーに乗り換え上高地に向かう。 30数年ぶりの上高地、そこから見る穂高連峰の3,000m級の高山もまた懐かしい。槍が岳までは何度か登ったことがあるが天候に恵まれず穂高へは行けなかった。今回の独標登山はとても楽しみです。幸いにも好天気に恵まれラッキーだ!!
穂高(上高地から)
独標の狭い頂上は登山者で混雑していました。
 独標の頂きから西穂高岳を見る。切り立った険しい岩道が西穂高岳まで続いている。久しぶりの3,000m級のアルプスだが、いまの体力と気力ではここまでが精一杯でした。この先は断念注意して下山する。
独標をバックに黙々と歩く家内
いよいよ独標の真下に張り付く。スリルがありすぎ岩に這いつくばっての登攀となりました。
ちょっぴり秋を感じさす色づいた”ななかまど”をバックに独標を眺める。すばらしい景観ですね。
河童橋からのおなじみの穂高の眺め
8月末のウイークデイのためか大混雑もなく楽しく上高地を散策できました。
なかなかいい雰囲気の明神岳をバックにした風景
梓川の清流と焼岳、頂上近くに白い噴煙が見える。
 上高地を散策して早めに新穂高温泉の民宿へ。ここも30数年前に槍ヶ岳へ登ったり、下山したときにとまったことがあるがぜんぜん覚えていません。明日の独標登山をひかえてゆっくり温泉につかる。ほうばみそや清流の幸に舌鼓を打ちゆっくりやすむ。
 ロープウエイの始発が8時半なので、足慣らしに約40分かけて新穂高第二ロープウエイ駅まで散歩する。朝焼けの山々が素晴らしかったです(上の写真)。散歩したお陰で一汗かいたが民宿で朝食はとてもおいしかったです(^。^)。
身支度して昼食のおにぎりをもらい車でしらかば平駅へ向かい出発する。8時前に着いたがまだ駅は閉まったまま、待っていたのは2人だけでした。8時半ロープウエイ出発、登るにつれガスがかかってくる。今まで見えていた笠ヶ岳がだんだん霞んでくる。西穂高口駅に着くとますますガスっぽくちょっと不安になってくる。雨を覚悟で出発する。
 民宿の近くから朝焼けの錫仗と焼岳
谷川にかかる橋のうえから見る朝焼けの笠ヶ岳
新穂高ロープウエイ駅と朝焼けの笠ヶ岳
 第二ロープウエイ(2階建て120人乗り)に乗ると約7分でしらかば平駅から2,156mの西穂高口駅につく。右の地図は今回歩いた行程です。
ロープウエイを降りて、なだらかな千石平園地を行くと登山届を出す建物がある。届に記入していよいよ登山開始だ。そこから見える奥穂高、西穂高、独標の眺め。途中でであった下山者に独標あたりの様子を聞くと今朝はガスがかかっていて何も見えなかったとのこと。雨を心配しながら登る。
写真は下山時に撮ったものです。心配した天候も回復してありがたかったです。
急登を登りきると森林が切れて西穂山荘にでる。付近には紫色のトリカブトヶ沢山咲いている。
山荘前の広場からこれから登っていく小高い丘を見る。
山荘から登る途中で振り返ると焼岳が見える
独標へ向かう稜線上から笠ヶ岳の勇姿が迫ってくる。ケルンがアルプスの雰囲気を盛り上げてくれる。
目指す独標が右端後方に見えてくる。すごいガレ場だ。家内と記念撮影をする。このあたりはまだ余裕があったが(^_^)・・・・・
ラッキーなことに我々が登っていくにつけ太陽がついてくる。前穂が顔を出してきた、すかさずデジカメで撮影しました。
天気がいいが、これは帰りの写真です。
いつも低山歩きの私たちにはちょっとハードでスリルがありすぎましたが、素晴らしいアルプスの雰囲気を味わえて何とか無事に下山することができ大満足の穂高でした。