琵琶湖一周歩き番外編・・・
芹川源流たずねて河内の風穴へ
2002.5.30

 なんとか天気がもちそうなので琵琶湖歩きに出かけました。残っている湖北高月駅から長浜へ行こうと電車に乗りました。たが、米原からの連絡が悪そうなので、いつものごとく行き先変更を思いつき急遽彦根で下車しました。行き先は河内の風穴へから鍋尻山、彦根駅から近江鉄道に乗り換え多賀大社前(終点)で下車。駅前にタクシーがあると聞いていたがない、探すの面倒なので河内まで歩くことにする。

 駅からは参道(商店街)になっていて、多賀大社まで約700mは絵馬通りとある。どこの玄関口にはちょっと変わったしめ縄がかかっている。細いしめ縄に絵馬の板がついていて、そこには”笑門”と書いてある。笑うかどには福来るなのかなあ!こんなのは初めて見ました(^_^)。
途中にあった桜町延命地蔵尊・・・・案内板には
ここ桜町は、多賀大社の門前町で、多くの参拝者で賑わっていた。また、桜町の境内は古くから地蔵信仰で、多賀大社参拝の人も立ち寄っていた。
 地蔵菩薩は、我が名を称える人の苦しみを救い、また、姿を変えて、延命、子育て、腹帯地蔵などに化身して人々の願いを聞き入れる現世の救済の神秘な力を持つとされている。

 天保年間(1830〜1840)北国屋市兵衛は、多賀大社ゆかりの名物、糸切餅を発案し、木の本地蔵の分身を請い、桜町地蔵のお堂を建てて境内を整備した。・・・後略
 多賀大社前のみやげ物店
どのお店も”名物 糸切餅”を売っている。
多賀大社本殿
多賀大社からすぐに国道307号線にでるとこれから向かう鍋尻山が見える。
芹川を渡りその堤防沿いの道を歩き出す。
芹川の流れにそった道を約10kmは暑さでまいりました。バスの便がないので帰りも歩かないといけないのがつらい・・・・
河内の風穴入り口(左の写真)は腰をかがめないとは入れない小さなものですが、入った内部は右の写真のように広くなっていて見学ルートが整備されています。風穴のそばに立つと中から冷気が噴出していままでの暑さを吹き飛ばしてくれました。
12:45 2.5時間の歩きで河内の風穴に着く。
山渓のガイドブック”滋賀県の山”にのっていた鍋尻山への登山道は、川沿いの民家沿いに行くとあると書いてあったが見つからない。料金所のおばさんに聞いたら畑仕事がしなくなり、道が消えてしまったとのこと。いまはもっと先から登られているらしい。今日は登山をあきらめ風穴見学をすることにしました。
この風穴は、およそ55万年前から生成がはじまったらしい。
 天然記念物に指定されている河内の風穴は霊仙山山塊のカルスト地帯に発生した鍾乳洞風穴で内部が4層に分かれており、無数の鍾乳石が石灰岩をかざっており、神秘的で年中11.5度の涼味とスリルが味わえます。総面積約1,500uの岸壁は巨大な石灰岩で出来ています。昔村人が4匹の犬を洞穴に入れ、入り口をふさいだところ、一匹は死に残りの三匹は伊勢市に出たと伝えられている。・・・河内観光協会
 

風穴内の見学者は平日のためか私のほか2名でした。どこにつながっているのか岩の間から風の吹き込む?不気味な音がしていてちょっぴり気持ちが悪かったです(^_^;)。
大空間が広がっている。
帰りは多賀駅へは寄らずに芹川沿いに、彦根駅まで約3時間ほどかかって歩きました。しんどかった!!