・祇園祭の長刀鉾巡行
(京都)
2016・7・17

 今日は祇園祭のメインイベント山鉾巡行日だ。今にも雨が降りだしそうな生憎の曇り空だが思い切って出かけました。山鉾巡行は午前9時、長刀鉾を先頭にスタートする。その出発1時間前に地下鉄四条に着きました。地上の四条烏丸交差点に出ると四条通はもうすごい見物客だ。左手(西側)に凾谷鉾、月鉾が、右手(東側)には長刀鉾が見えている。だが、この混雑状態では思うように見て回れない。山鉾巡行日には何度も来ているので、今日は歩き回らずに長刀鉾の前でスケッチしながら巡行がはじまるのを待つことにしました。


 

凾谷鉾


 祇園祭は貞観11年(西暦869年)、京で疫病が流行した際、神泉苑に、当時の国の数にちなんで66本の鉾を立て、災厄が取り除かれるよう祈ったことが祇園祭の始まりとされています。
 現代では日本の三大祭の一つに挙げられ、毎年 7月1日から31日までの1カ月間、京都市内の中心部や八坂神社で多彩な神事が行われています。
 
 

こちらは長刀鉾です。


 


この絵は出発位置へ移動する間際の作業をしているところを描きました。


 長刀鉾は鉾頭に飾られた大長刀に由来しています。毎年巡行の先頭を進む長刀鉾は、応仁の乱以前にもその存在が記録に残っています。

 また現在では唯一人間の稚児(生稚児)が鉾にのり、7月17日の山鉾巡行時に行列の先頭を行く。その鉾の上で「太平の舞」を舞い、そして「注連縄切り」の儀式等を行っています。


 

 9時15分前、雨が降りだした四条通へお稚児さんが肩に担がれて町屋からでてきました。
 

 お稚児さんは鉾に乗り込むまで地上を歩くことなく担がれていく。
 

少し離れた場所に待機している長刀鉾へ向かう。
 

お稚児さんが長刀鉾へ担ぎあげられるシーンです。
 

御囃子がはじまり、舞妓さんが舞い始める
 

午前9時、山鉾巡行がはじまる。
 

小雨降る中、出発です。
 

 巡行のハイライト、辻まわしを見ようと後について四条河原町へ向かったが、歩道は大混雑で進まない。やっとのことで裏通りに出て四条河原町に近づいたが、もう辻回しを見る場所には近づけない。この時点で汗ビッショリ、体力を消耗、これ以上ついて行けそうもないので、この時点で退散してしまいました。

※辻回りとは交差点で 重さ十トンを越える鉾の向きを90度変えることです。