西国巡礼・成相寺と松尾寺

2007・7・10


 今回もちょっぴり遠い。前回(先月6月20日)と同じくラフォーレ琵琶湖の「西国33ヵ所めぐり」バスツアーを利用しました。雨にも負けずに(^_^;)・・・




マイクロバスの車窓から





雨にけぶる今津近くの風景

ラフォーレ琵琶湖から琵琶湖大橋を渡って湖西道路・国道163号線を走る。
高島市今津から国道303号で小浜へ向かう、途中福井県に入ってすぐの熊川宿で休憩する。雨のため散策は中止、バスで旧道を通り抜ける。上中町で国道27号線になる。右に行けば敦賀、ここを左にとり小浜へ。以前来たときは国道を延々と走ったが、今回は舞鶴若狭自動車道ができていて快適に走行できました。東舞鶴、西舞鶴を過ぎて綾部JCTで綾部宮津道路で宮津市の天橋立に着く。




第二十八番 成相山

願う事必ず成り合うお寺
成相寺

 海岸沿いの国道178号線の丹後郷土資料館のところから左折して山へ登っていく。雨にぬれているきつい勾配の坂道はローギアでなんとか走れるほどだ。いまにも車が滑り落ちそうな感じだ(@_@;)。



雨に濡れてアジサイがとても奇麗でした。



成相寺の本堂(京都府文化財)


開基 慶雲元年(704) 真応上人

成相寺の由来

 一人の僧が雪深い山の草庵に篭って修業中深雪のため、食糧が絶え餓死寸前となった。僧は「今日一日生きる食べ物をお恵みください」と本尊に祈った。すると堂の外に鹿が倒れているのに気づいた。肉食の禁戒を破って左右の腿をそいで鍋に入れて煮て食べた。
 やがて雪も消え里人たちが登ってきて堂内を見ると本尊の左右の腿が切り取られ、鍋の中に木屑が散っていた。それを知らされた僧は観音様が身代わりになって助けてくれた事を悟り、木屑を拾って腿につけると元の通りになった。これよりこのお寺を成合(相)と名付けた。
(成相寺の案内より抜粋)




成相寺の本堂(京都府文化財)
 傘をさしながらのスケッチは勝手が悪い。おまけにボールペンのインキ切れ、そのおかげでいつものような描きこみすぎが防止され、ちょっぴり画面に余白がができました。






車窓からの天橋立

 日本一のパノラマ展望所(本堂より上1km)へバスで上がっていったが、雨がきつくて展望がきかないので残念ながら途中から引き返しました。スケッチもしたかったなあ・・・






昼食をしたレストラン&土産物店の庭から天橋立



天橋立の並木に沿って観光船で廻旋橋のある橋立の町並みへ。



成相寺のある山並みが遠ざかる







10分ほど橋立に着く
何十年前に来たのか忘れたが、天橋立のこの廻旋橋のある風景は覚えている。



さすが智恩寺の門前通り、智恵の餅を売るお店が並んでいる







船着場と廻旋橋のすぐそばにある智恩寺の山門





智恩寺の境内にある文殊堂
お参りしたので少しは賢くなったかも・・・




さあ次は西国二十九番札所・青葉山松尾寺(まつのおでら)へ。
国道27号線を小浜方面へ向かう。西舞鶴から東舞鶴へと走る。




 レンガ造りのレトロな倉庫がいくつも車窓から眺められる。




 自衛隊桟橋では海上自衛隊の艦船がたくさん停泊している。今日はこの艦船を見学できる日でした。残念ながらバスはパス(^_^;)

 トイレ休憩とお土産が目的で大きな海鮮市場にバスは止まる。土産には興味がない、出発まで20分ほどあるのでのでスケッチするところはないかと海岸に出てみる。



 ちょうど貨物船に中古(?)の乗用車を大型クレーンで積み込んでいる。行先はロシアか北朝鮮、それとも東南アジアの国だろうか・・・




松尾寺は
 東舞鶴より小浜方面へ国道をはしり、またまた山登り、約20分ほどで着きました。平地は雨も小降りなのに山の上はまたまた雨だ。今日巡拝した二寺はかなり山の上でした。



仁王門




仁王門をくぐると急な階段があり、この上が松尾寺の本堂です。本堂の屋根が少し見えています。


松尾寺の本堂

西国二十九番札所・青葉山松尾寺(まつのおでら)

開基 威光上人

本尊馬頭観世音菩薩は、三十三霊場中唯一の観音像であり、農耕の守り仏として、或いは牛馬畜産、車馬交通、更には競馬に因む信仰を広くあつめている。


お寺の境内で出会った花、名前はわかりません。雨にぬれて奇麗でした。







青葉山(699m)の中腹に位置する松尾寺からの展望
 青葉山はその秀麗な山容から「若狭富士」と呼ばれている。

 参拝を終わって一路滋賀へ、あいかわらず雨は降り続いているが、交通渋滞もなく予定の19時より少し前にラフォーレ琵琶湖へつきました。天橋立は遠い、日帰りでは忙しいですね。おまけに一日中雨のためにゆっくりスケッチができませんでした。目的が西国巡拝なのだからあたりまえか(*^_^*)