八王子山、三石岳から横川へ
八王子山(378m)・三石岳へ(676m)

2013・4・12

 昨日、地元テレビで日吉大社の「三王祭」が12日からはじまることを知る。お祭りは有名なので知っていたがまだ見に行ったことがない・・・・ということで思い立って出かけました。京阪坂本駅に11時着く、さっそく駅そばの「坂本観光案内所で」で”三王祭”の案内を入手する。しかし今日の「午の神事」は二基の神輿が八王子山頂の奥宮を出発して麓の東本宮に鎮まる神事だが20:30奥宮スタートだという。時間がありすぎ、スケッチ散策して夜まで待てるかな。



とりあえず、神輿が納まっている八王子山頂の奥宮まで登ってみよう。
まずは腹ごしらえと「日吉そば」であったかいソバを・・・(^_^)



八王子山が見えてくる。
 参道両脇のソメイヨシノは葉桜だが、しだれ桜はまだ満開でピンク色があざやかだ。その桜をスケッチしているグループもいました。道路両側ではあちこちであわただしくお祭の出店準備をしている。



日吉大社の鳥居前に着く。
奥宮のある八王子山がすぐ後ろにせまっている。日吉大社は拝観料がいるが、八王子登山をしたいと言えば通らせてもらえます。これは比叡山延暦寺でも比叡山頂へ行くとお願いすると同じ扱いをしてくれます。感謝・・・



登山口はこの東本宮の左手にあります。



頂上まではこのような広い道です。
ただし、急坂がつづきます。





八王子山の登り口近くで出迎えてくれた小さな仏さま
”こんにちわ”とあいさつしてら、ちょっと描いてみたくなりました。
いそぐたびでないので・・・・





20分たらずで、山頂の奥宮に着きました。



奥宮のお堂前からの展望です。
琵琶湖の対岸には近江富士が見えています。
 奥宮は日吉大社摂社「牛尾神社本殿(左)」と「拝殿(右)」の二棟です。文禄四(1595)年に建てられ、桃山特代の特色をよくあらわしています。本殿は、三間社流造、檜皮葺。拝殿は、桁行三間、梁間五間、一重、入母屋造、檜皮葺、懸造(舞台造)となっています。




今日歩いたルート
 奥宮を描いてから下山しようと考えたが、祭りのスタートまでは時間がありすぎる。10年前に歩いた三石岳まで山歩きを楽しんでから坂本へ戻ろうと決める。

 だが結局、三石岳から横川中堂(延暦寺)を経てJR堅田駅まで歩いてしまいました。まったく10年前と同じコースを歩いてしまいました(^_^;)。

 10年前は社殿の奥の大岩から迷い道しながら頂上へ登ってしまいました。頂上からははっきりした道があり下って行くと尾根鞍部に出て正規のルートに合流しましたが、今回は奥宮(上左の写真)の左手前三石岳への案内板があったのでスムーズに三石岳へ向うことができました。



山道に入ってもルートハッキリしている。
5分も歩かないうちに分岐点(右写真)に出合う。






 道標には直進:横川行者道(三石岳を経て横川へ)、今来た道:神宮寺道(日吉大社奥宮まで400m)、左へ下る道:飯室行者道(大宮渓道まで400m)とある。道標にしたがって三石岳へ向けて直進する。



さらに5分ほど歩くと八王子山山頂からの道が合流してくる。
中央の立木に小さな表示板がある。左が10年前、山頂から下ってきた道なのだ。右はいま登ってきた行者道です。




 歩きやすい行者道をどんどん進むと15分ほどで、道が二手に分かれている場所に着く。左の登って行く道の小枝に青いテープが巻きつけてある。たぶんこの道が三石岳へのルートと判断する。行者道はまたの機会に歩けるだろう。



10数分歩くと山道からこのような林道にでる。
道なりにどんどん進む・・・
寒そうな感じでしょう
途中から雪まじりの小雨が降ってきて寒い〜



 やがて見覚えのある三石岳への分岐点に着く。横川へはこの道なりに直進するが、折角だから三石岳山頂まで行こう。山頂へは鋭角に左へ折れて登って行く。




いま、歩いてきた道は左の道です。右が分岐点で折り返して登って行く山頂への道です。


分岐点からびわ湖が望める。



 三石岳山頂へ向かう林道(右手)で見えた比叡山山頂(左)と四明岳山頂(右)です。 日が照ったり曇って雪まじりの小雨が降ったりとややこしいお天気です。



 林道終点から林の中を少し登ると三石岳の三角点と小さな表示板がありました。まったく展望なし、以前にも来ているが、こんな所だとは記憶にないなあ・・・・



頂上から分岐点まで戻って、比叡山「延暦寺」の横川(よかわ)をめざす。
「延暦寺」とは・・・・
 比叡山の山内にある500ヘクタールの境内地に点在する約150ほどの堂塔の総称です。延暦寺という一筒の建造物があるわけではない。山内を地域別に、東を「東塔(とうどう)」、西を「西塔(さいとう)」、北を「横川(よかわ)」の三つに区分されています。これを三塔と言い、それぞれに本堂があります。



恵心院(えしんいん)
20分ほど林道を道なりに歩いて横川境内に入る。


横川中堂

 恵心院は恵心僧都の旧跡、藤原兼家が元三慈恵大師のために建立した寺です。門前に「極重悪人無他方便唯称阿弥陀得生極楽」とあるように念仏三昧の道場です。恵心僧都(えしんそうず 942〜1017)は比叡山で良源に師事し、恵心院に住んで念仏を修した。念仏往生の重要さを説き、浄土教の祖とされる平安中期の僧です。良忍、法然、親鸞などに影響を与えた。



元三大師堂
このあと、見覚えのある定光院への急坂を下る。




定光院
境内の講堂では読経の声が聞こえてくる。
このお寺の右の道を下っていく。



やがて比叡ドライブウエイに飛び出す。
しばらくはドライブウエイを下る。



びわ湖展望の駐車場に着く。
ここから望める蓬莱山(比良山系)です。



この展望台右側に下山道があります。
ドライブウエイは迷わないけどちょっと危険がある。



下り口はわかりにくいが、すぐにこんな道に・・・




再びドライブウエイにです。



下ってきた元三大師道(左)を振り返る。



仰木の里は高台にあり、棚田が見られる。



仰木の里から下ってきた方向を振り返る。


 ちょっと疲れたので、仰木の里からバスに乗ろうかと思ったけど、30分待たなければ成らない。あきらめて長い道のりを堅田駅まで歩きました。午後4時過ぎに堅田駅に到着。山王祭には十分間に合うが。疲れていてそんな気力がない。タイミングよくびわ湖横断の守山駅行きバスが入って来たのでに飛び乗ってしまいました。