2004/11/3
今日の松尾山歩き&醒ヶ井での宴会は急に決まったので結局3人になった。メンバーは愛知のH先生とお友達(私は初対面)のI先生。8時50分米原駅で待ち合わせ。登山口へはタクシーで向かう。 おしゃべりで陽気な運転手さんの話を聞いているうちに中仙道馬場の宿を過ぎ、名神高速、北陸自動車道の米原J・Cをくぐり西坂につく。これ以上は行けませんという所まで入ってくれて運転手さんに感謝する。 |
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9:05松尾山への登山口のある西坂の集落に着く。 |
タクシー下車したところに地蔵堂がある。 その後ろの道標が登山口。登山道はお堂の裏側を登っていく。 なにやら石碑?に見いるI先生 |
9:11登山道へ取りつく |
中央のグレー色が「咲の地蔵」石像 9:40中腹にある咲(えみの)地蔵につく。 案内板には 「近江與地志略」の記述に、「松尾寺山の半腹にあり」とあるだけで、長年その場所さえ明らかではなかったらしい。ほほえむ地蔵さんということでこの名がついたと思われる。晴れた日は琵琶湖のすばらしい眺めが楽しめる。 ・・・とあったが雑木が繁って見通しはそんなによくはない。 |
鬱蒼とした山道、蜘蛛の巣を払いながらH先生が先導する。我々が一番乗りか・・・・ 道がぬれていて足を取られる。I先生はもう二度ほどころんだよ(^_-) |
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台風のためか倒木などで荒れた山道を登る。 10:00 地蔵峠の稜線につく。ここには松尾寺七不思議夫婦杉(一本杉:写真中央の木)がある。 |
一本杉よこに石仏があった。 この仏さまは印の結び方から大日如来(胎蔵界)であると思われる。ここから霊仙の山々が見わたせ高原的気分があじわえるとある。 この仏さまの横に立つ大杉は一本杉と呼ばれている。 案内板に・・・ 松尾寺山ハイキングコース、松尾寺七不思議「F夫婦杉」 千年ほど前、高野山の宗祖が松尾寺へ参詣されて、嶺上で弁当をとった際に、その場につきさしたお箸が成長したもので、二本杉とも呼ばれている。上下を逆にして土にさされたので、枝が下を向いて伸びている。 とあったが、デジカメでメモっただけなので、そのときは気がつきませんでした。(^_^;) |
地蔵峠から松尾寺山へ向(東)かう登山道 我々はまず八葉山に向かうため反対方向(南西)の稜線を進む。 |
相変わらずあちこちで倒木がじゃまをする。520mのピークを越え植林帯の和借りずら井道を下っていくと琵琶湖が見える送電線鉄塔下に出る。ここから八葉山は目の前、滑りやすい急坂をジグザグに登る。 |
11:09 泥道の急坂に足を取られとられてやっと頂上に着く。ピークは展望のない雑木林の中だった。 |
11:29 紅葉を見る余裕で写真を撮りながら歩きやすい尾根道を下っていく。 |
この急坂道を引き返して松尾寺山に向かうのは嫌だというI先生。地図を見ると直進して下ると巻き道があるのでH先生が偵察に行く。目印のテープもあり、とてもいい道だよ!と報告。この道を行くことにしたが、これが迷い道1,2の始まりとはね(^_^;)・・・・ |
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GPSの軌跡データ |
迷い道1 八葉山ピークから少し下った所(地図上にある境界線)から巻き道へ出るつもりが、稜線上をほぼ反対方向へ直進下山してしまいました。目印テープと境界杭に安心ししまった(^_^;)。 後日、H先生からメールをもらい竜王山だったことがわりました。 もう少ししっかり地形図が読めたら林道に出たのに・・・帰宅してからカシミールにハンディGPSデータを書き込むと左図のように迷い道でした。反省(^_^;)・・・ |
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11:39 八葉山を振り返って写す。だんだん石灰岩の岩(カレンフェルト)が多く顔を出してくる。 (このピークは竜宮山で、尾根伝いに北のほうに歩くコースがあることを H先生から後日情報を得る。) |
この辺りを越えてさらに下山していくと、やがてテープが途絶え険しい足場も悪い石だらけの急な下りになる。 (この写真はH先生提供) |
迷い道1 迷ったときは引き返すのが賢明と進むのを断念、しかたなく引き返すことにする。 引き返すときこんな道案内板を見つけるが、道らしい道は見あたらない。 (写真はH先生提供) 迷い道2 引き返してもなお巻き道への未練にかられ、ルート探すH先生。やがて、道下の雑木の中に目印テープを発見。 下りていくと明確な道が見つかり、方向も合っているので再び挑戦する。 |
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最初はこんないい道で笑顔で歩くI先生。だが・・・かなり下っていっても巻き道に出会わないまたまた引き返すことになりました。(H先生提供) |
GPSの軌跡を頼りに分岐まで戻るKEN。 (H先生提供) |
結局八葉山からの下り道は、よい天気と時間経過により、ころぶこともなく苦労なしに通過してしまいました(^_-) 地蔵峠まで引き返したら午後1時半過ぎとなった。2時に醒ヶ井楼別館に予約を入れている。携帯電話で少し遅れると連絡する。松尾寺山はあきらめてまっすぐ醒ヶ井に向かって下山することになりました。 |
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地蔵峠より醒ヶ井へ下山する途中で雄大な霊仙山に出会う |
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地蔵峠からの下山道はいい道、紅葉もちょっぴり 山を歩いている間ヘリコプターが近くを飛び回り遭難でもあったのか? |
林道に近づくにつれて爆音が大きくなる。遭難騒ぎかと思っていたら、山の上から伐採した材木をこの林道沿い広場までピストン搬出していたのだ。 そこえヘリが近づいてきて私達の真上を大きな材木が風を切って通過、危険を感じてあわてて待避しました。 |
2年前に醒ヶ井楼別館訪れたときにはなかった霊山寺のお堂 |
14:20 無事今日のゴール醒ヶ井楼別館につく。 先導役のH先生お疲れ様でした。後は名物鱒料理とアルコールが待っている(^_^)。 |
参考;松尾寺山の歴史 松尾寺山は役の行者(役小角えんのおずめ)が開いたと伝えられ、奈良中期には宣教が創立した霊仙七ヵ寺の一つとして松尾寺が作られました。 平安前期には松尾童子が寺の興隆に力を注ぎ、山岳信仰の霊地として江戸中期まで栄え、坊は50にも達した。 松尾寺には、ご本尊飛行観音、影向石、役の行者の斧割水、鐘イリ場、一本橋、ハサミ岩、夫婦杉の七不思議が伝えられている。また、鎌倉中期に建てられた石造九重塔は、国の重要文化財に指定されている。 |
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美味しい料理といつも通りのお酒のほろ酔い気分で午後5時前のバスで米原行きのバスに乗る。醒ヶ井駅で名古屋方面のお二人と別れて私は米原駅へ・・・ほとんど休憩しないで5時間強歩いた迷い道の一日でした。 |