初登りは比叡山

2012・1・3)
  運動不足解消に京都にでもスケッチに行こうと出かける。ところが駅までの途中、湖西の山を見ると積雪が・・・急に雪道を歩いてみたくなり、比叡山へ行くことに決める。




瀬田川からの比叡山遠望

 比叡山は、滋賀県大津市と京都市にまたがる山。県境に位置する大比叡(848.3m)と京都市左京区に位置する四明岳(しめいがたけ、838m)の二峰から成る双耳峰の総称です。高野山と並び古くより信仰対象の山とされ、延暦寺や日吉大社があり繁栄した。

タイトルに恰好よく初登りと書いたけど、今日は出かけるのも遅かったし、登山の装備もしていないのでケーブルカーでのイージー登山になりました。おまけにJR比叡山坂本駅からケーブル乗り場までバスに乗るという軟弱ぶりでした(^_^;)。




坂本駅
全長2025mを約11分で登っていく。




ケーブル終点の延暦寺駅
積雪は10数センチと下ーブル内でアナウンス




延暦寺駅横からのびわ湖展望
びわ湖の南湖から琵琶湖大橋、沖島あたりまで見えている。





延暦寺の根本中堂
                           
 延暦寺では三塔即ち東塔・西塔・横川にそれぞれ中心となる仏堂があり、これを「中堂」と呼んでいますが、東塔の根本中堂はその最大の仏堂であり、延暦寺の総本堂となります。本尊は薬師如来です。料金所でがら山登りと断って拝観券を免除してもらっているので






大講堂横の鐘楼
鐘をつくのに行列ができていました。
私もお賽銭を入れて一突きさせてもらいました。





法華総持院東塔(左)と阿弥陀堂
奥の門を出てすぐ左手に大比叡への登山道があります。


 阿弥陀堂は昭和12年(1937)に建立された、壇信徒の先祖回向の道場です。本尊は丈六の阿弥陀如来です。

 法華総持院東塔は昭和55年に阿弥陀堂の横に再興されました。伝教大師最澄は日本全国に6か所の宝塔を建て、日本を護る計画をされましたが、その中心の役割をするのがこの東塔になります。
 本尊は大日如来をはじめとする五智如来が祀られており、塔の上層部には仏舎利と法華経が安置されています。



登山道の雪景色




法華総持院東塔を左手に見て登っていく。




雪山の雰囲気を味わいながら登っていく。





電波塔?
やけに早く頂上に近づいたと思ったら
右の電波塔の手前の施設でした。




電波塔が見えてくる。
この奥に見えている林が大比叡の頂上
一等三角点があります。




大比叡の一等三角点
ストック持っていないので滑らないようにゆっくり歩く、途中で鐘を突いたりしたので根本中堂から約40分もかかって頂上に着く。




四明岳
三角点から下るとすぐに四明岳の第駐車場に出る。
四明岳頂上付近一帯は有料のガーデンミュージアム
になっている。






京都大原方面の展望
遠方には真っ白に雪化粧した山が見えていましたが・・・写真では見ずらいなあ
四明岳前の大駐車場から写す。




写真を撮っているとちょうど延暦寺行きのシャトルバスが・・・・・
ここでも手抜き、バスに飛び乗る。
お正月の気晴らし雪山歩きを楽しんできました。





縁起のミニ屏風
  
 比叡山「坂本ケーブル」は全長2025m。日本一長〜いケーブルカーで、ヨーロピアン調の三代目車両の名は「縁」と「福」。「縁」と「福」は、白寿を迎えられた、ときの第253代 天台座主・山田恵諦猊下が、お詣りされる皆様に、良いご「縁」と幸「福」が訪れるようにと祈りを込めて揮毫されました。往復記念切符を買うと切符を貼りつける台紙がもらえる。キップを貼りつけたらこんなふうになりました。

坂本ケーブルは2007(平成19)年に・・・
台風や積雪による倒木で被害を受けやすい、眺めの邪魔になる架線を撤去。電源は車両にバッテリーを積みこんで対処。80周年を期にした「架線なしケーブルカー」が誕生しました。(坂本ケーブルのHP参考)