この前、近江神宮から崇福寺跡を歩いて壺笠山分岐で比叡山はギブアップしたので心残りになっていました。以前に比叡山の開祖・最澄(伝教大師)が坂本から登った本坂は登っているので、今回は坂本駅の一つ手前、松の馬場駅から無動寺(不動明王)経由で比叡山延暦寺(根本中堂)まで登ることにする。
今日は午前中用事があって午後1時過ぎに自宅を出たため下山はケーブルカーで坂本へ下山することになるだろう。

松の馬場から比叡山(根本中堂)へ
2004・1・20

14:27 県道を左へちょっと下がったところに道標があり、比叡山無動寺2.0kmとある。右へ折れて再び山手の坂道を登って行く。
14:50 林道終点、ジャンバーの下にセーターも着込んでいるので汗が噴出してきた。ここでセーターをザックに詰め込んでいると、車が2台登ってきた。黄色い派手な上着を着て猟銃を持った男性が3名と猟犬3匹が降りてきました。このあたりは禁猟句でないのか?物騒なのでハンターの一人に登山者は大丈夫かと聞いたら、別方角に行くとのこと。
ここからは細い階段状の山道に入っていく
          北嶺行始祖 相應和尚
比叡山三塔の諸峰を巡拝して北嶺回峰の基礎を立てた。
無動寺を建立して不動明王を祀り回峰行の根本道場とした。


千日回峰行宗祖伝教大師の孫弟子にあたる相應和尚が始めたとされる。7年間で通算千日、比叡山の諸仏、霊跡を拝みながら歩く。7百日を終えると「堂入り」という行でこの無動寺谷の明王堂で不眠・断食で籠もる。
14:10 松ノ馬場駅に着く。駅から街中の坂道を10分ほど歩くと県道に出会う。ちょっと高台を走っているので琵琶湖が展望できる(後方の山は三上山)
登山道横には時々お地蔵さんに出会う
14:55 近江大橋から大津方面にかけての展望
山腹の左側を道は巻いていく
高度が上がるにつれ道や谷筋に残雪が見えてくる
15:00 紀貫之墓までを示す石柱に出会う。
15:15 手前の木に重なって黒く見えているのは壺笠山です。、この前は道に迷い直下の四ッ谷川沿いの林道に下りてしまいました。
15:16 紀貫之の墓からケーブル延暦寺駅への分岐点です(右手の尾根に登って行く)。ここを道なりに直進して不動寺に向かう。
分岐点の道標
根本中堂まではまだ3.1kmある。山道は結構暗くなってきている.ので先を急ぐことにする。
15:32 分岐から一旦不動谷に下り登り返すと玉照院が見えてきた。右上の写真は門の楼上、玉照院の名前があるが玉しか読めない(^_^;)。右は門を入った境内です。
15:44 無動寺(明王堂)からの展望
親鸞聖人修行跡
石段の道が続く
16:00 坂本へ下るケーブル駅(えんりゃくじ)に到着
ケーブル駅横に飛び出す登山道は弁天堂へ下る参道になっている。
ケーブル駅横からはすばらしい琵琶湖(北湖)の展望がある。比良山系から竹生島、沖島、長命寺山から琵琶湖大橋まで見えました。
ケーブルの最終が17:00ということを確認してから根本中堂へ急ぐ。このあたりまで来るとかなりの残雪があり、かなり冷え込んできました。
10分ほどの歩きで延暦寺入り口ゲートに着く。ここからは拝観料金がいるが、時間が遅いせいか誰もいない(^_-)、根本中堂の写真だけ撮らせてもらいました。
午後からのあわただしい登山でしたがなんとか16:30分発のケーブルに間にあい、明るいうちに無事下山できました。