雪の彦根をスケッチ散策

2021・12・29
  彦根市に観測史上最大の大雪(73cm)となったニュース(12月26日)から三日が過ぎた。この積雪がまだ残っているだろうか、雪景色を描きたくなってJR琵琶湖線の近江塩津行きの新快速に乗る。近江八幡には雪がなく、大雪が残っているだろう彦根へ。能登川あたりから雪景色になる。予定通り彦根駅で下車しました。


 

 駅舎の二階から佐和山方面を見る。雪は見えるが登れそうな感じなので、先ずは佐和山城址への登山道のある国道8号線に向おう。
 

JR彦根駅東口
 駅舎を出るとこんなに雪が・・。でも、人が一人通れる幅だけ除雪してくれている、有難い。
 

積雪の彦根市街風景
国道8号線傍の佐和山への入り口がある高台まで来た。けっこうな積雪だ。
 

国道8号線の向側はこんなきらびやかな寺院?がある。
 

こちらは佐和山への山道入り口です。
 ここから佐和山城址へ登ろうとしたが、登山靴がすっぽり沈み込むほどの積雪、足をとられて歩きづらい。この残雪では”カンジキ”がないと登れない、心残りだが山歩きは断念しよう。佐和山山麓にある井伊家菩提寺「龍潭寺」へ行くことにする。
 

積雪で運休かな。米原へ向かう近江鉄道線に沿って進む。
 

少し高台に登ってきた所から来た道を振り返る。




彦根城遠望
龍潭寺へ向かう高台の道からの展望です。


 

清凉寺
 彦根市の東北、佐和山城のあった佐和山の麓にある曹洞宗の寺が清凉寺。彦根城を築いた2代藩主・井伊直孝が彦根藩祖・井伊直政の墓所、そして井伊家の菩提寺として創建された。
 

 つづいて 龍潭寺がある。このお寺は井伊氏の始祖、藤原共保以来の井伊家の菩提寺で、奈良時代行基によって遠江国(静岡県)井伊谷に開基された、臨済宗妙心寺派の寺院です。井伊直政が佐和山城主になったのを機に、昊天が佐和山(232.5m)山麓に移築しました。
 

龍潭寺の入り口には「大洞観音堂」の石碑がある。
 

参道を行くと龍潭寺の山門がある。
 

大洞観音堂
 山門をくぐった龍潭寺の境内にあります。その右手に佐和山への登山道入り口がある。境内で雪かきをされていた方が、”今日はこの積雪で佐和山は登れませんよ”と新雪に声をかけてくれました。

 

龍潭寺から大洞弁財天への道筋右手にある井伊神社
 

大洞弁財天への道、登り坂の途中にあるお堂です。
 

佐和山の頂上が顔を出す。
 

大洞山の中腹にある大洞弁財天の境内に着く。
  境内はすごい積雪だ。3人の方が懸命に雪かきをされていました。
 

大洞弁財天


大洞弁財天(長寿院)の本堂




大洞弁財天
雪の積もっていない山門下から休憩を兼ねて、ゆっくりとスケッチさせてもらいました。


 

大洞弁財天の山門(境内側から写す)



 

山門を額縁に彦根城天守が望める。
ここ大洞弁財天は彦根城の鬼門になるそうです。
次は雪の彦根城天守を描いてみたくなり、向かいました。


 

雪の彦根城、天守閣が見えて風情があるなあ。
ここからは何度も描いているのでスケッチはパスして天守へ向かおう。


 

彦根城入口の橋、堀の水は凍っている。
残念ながら今日は積雪のため入場できない。
 

彦根城の堀
琵琶湖八景「月明かりの彦根の古城」の石碑
  雪の天守閣スケッチはあきらめて、堀に架かる京橋を渡って
人気観光スポットの「夢京橋キャッスルロード」へ向かう。
   
キャッスルロードもこの積雪、それに積雪が邪魔してスケッチポジションが取れない。今日はなれない積雪道を歩いて、とても疲れたので、スケッチ散策はあきらめて彦根駅へ戻ろう。





”えき前お城通り”風景
(JR彦根駅から)
手前の銅像は井伊直政公、通りの突当りには彦根城の天守が見えている。