堂本印象美術館から嵐山へウオーク
2009・2・1

 絵友達にもらった堂本印象美術館のチケットを持って「風景へのまなざし”西・東」憧れの欧州紀行”展を見に行ってきました。堂本印象が昭和27年(1952にに)半年ほど欧州へ行ったときのスケッチや作品(モンマルトルなど作品など)水彩・油彩・インキと筆の絵などが多数展示されていました。帰り道は時代劇などでよく出てくる広沢池を一度訪ねたくて嵯峨嵐山までウオークしてきました。




今日歩いてきたルートです。

 堂本印象美術館へは今回で3回目です。いつも京都駅から立命館大学行きの京都市バスに乗る。印象美術館は終点の立命館大学バス停の向かい側に日本画家のイメージや京都の風情とはかけ離れたモダンな装飾をされた白い建物です。





堂本印象美術館から少し歩いた街角
なんとなく今見てきた印象のパリ裏町の家並みに雰囲気が・・・思わずスケッチしました。





 竜安寺は何度も訪れているのでパスして先に進む。やがて大きな山門(仁王門)が見えてくる、御室の桜でも有名な仁和寺に着く。ここは立ち寄ったことがないので寄り道する。山門を入ると広い境内になる。すぐ左手は庭園拝観入り口、まっすぐ進むと淡い朱色の中門がありその奥に本堂となる。この門をくぐってすぐ左手が桜園になっている。見慣れたソメイヨシノの木とは様相が違う。根っ子のそばから枝が沢山でていて梅ノ木のような感じでした。



仁和寺の山門



山門の仁王像(右の像)


仁和寺



山門から中門を見る



中門をくぐると本堂のある境内になります。

あとはスケッチポイントも見つからない舗装路・一条通をひたすら広沢池目指して歩く。

やっと広沢池についたら・・池・(@_@;)?
広沢池は大覚寺の東にあり、観月の池として知られる。池の周囲は約1.3km。平安時代の中期、永祚元年(989)に遍照寺の建立にあわせ庭池として本堂の南に造営された。







広沢池(ひろさわのいけ)

 時代劇の撮影でもよく使われているというので一度行きたいと思っていた所です。
  ところが・・・・目に飛び込んできた池には水がない(@_@;)。 後からわかったことですが、この池では鯉や鮒を養殖していて、12月に入ると池の水を抜いて「鯉揚げ」と称した収穫行事がある。成長した鯉や鮒を料理屋などへ販売されるが、現地で買うこともできるらしいということでした。
 何時ものごとく思い付きで出かけるので、こんなハプニングは何時ものことです(^_^;)。水がない池もなかなか味があってスケッチにはかえって面白かったです。

スケッチしていたら、後方に冠雪した愛宕山が雲間から顔を出した。




小雨も降り止まない、ちょっぴり疲れてきたので大覚寺も拝観(有料)せずに嵯峨野へ。
道標にしたがって嵯峨の散策路を歩いて嵯峨釈迦堂に向かう。清涼寺と書かれた門から境内に入るとすぐ本堂だった。



釈迦堂境内に咲きだしはじめた白梅・紅梅



通称「嵯峨釈迦堂」と呼ばれている清涼寺の山門(仁王門)。正面奥に見えているのが本堂です。
中世以来「融通念仏の道場」としても知られている。


「嵯峨とうふ」の森嘉

 嵯峨釈迦堂(清凉寺)の山門を出ると左手に(東に)お店があり行列が・・・そうだ、京都の山仲間Fさんがいつも山行のとき持ってきてくれていた「嵯峨とうふ」の森嘉だ。安政年間(1854)の創業といわれ、目の前の作業場でつくられた豆腐をパックに詰めて販売している。私もめずらしくお土産に白豆腐(2丁入り400円)を買いました(^.^)。白豆腐は絹ごしのように柔らかいあっさりとした豆腐でした。川端康成が小説で森嘉の豆腐を取り上げたのをきっかけに全国に知れ渡ったらしい。



渡月橋から正面に見える塔は法輪寺です。
法輪寺は名勝嵐山の中腹にあり、『十三まいり』のお寺として知られています。




桂川に架かる嵐山の渡月橋
 橋の北側(写真右側)は右京区、南側は西京区である。北から渡月橋を渡ると、中之島(嵯峨中ノ島町)を経て嵐山の麓に至る。観光地・嵐山を象徴する橋です。

嵐山・嵯峨野いったいは人気の観光スポットですね。寒い雨模様のお天気でも大勢の観光客で賑わっていましたよ。小雨が降り止まずスケッチも断念、早々にJR嵯峨嵐山駅へ引き返しました。