仏法僧で名高い鳳来寺山



 昨年、奥三河の宇蓮山へ行った帰り隣の鳳来寺山が気になり、車で鳳来寺山パークウエイを走り山頂駐車場から東照宮と鳳来寺をお参りしました。頂上まで行きたかったが午後6時で道を閉鎖するとのことで時間切れとなりました。この日曜日どこへ登ろうかなと思案していて鳳来寺山を思い出して登ってきました。



険しく切り立った山肌を見せる鳳来寺山(鳳来寺参道側から)


 鳳来寺山は1600万年前に海底に堆積してできた海成層と、引き続き起こった火山活動によって岩塊(火成岩)が隆起して出来た。長い間の風化・浸食作用により、複雑で険しい地形になっている(ガイドブックより)


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【日 程】1999年10月31日(日)
【山 名】鳳来寺山 (684m )
【山 域】東三河
【地 図】25,000図=三河大野
  こんなに楽しい「愛知の100山」あつた勤労者山岳会
  「愛知県の山」分県登山ガイド(山と渓谷社)
【天 候】晴れ後薄曇り
【メンバー】KEN

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 コースは「愛知県の山」では本長篠駅からバスで鳳来寺バス停まで行き、1425段(石段)の参道を登って鳳来寺、鳳来寺山山頂、天狗岩、鷹打ち場を回り東照宮から湯谷温泉へ下山するコースが紹介されていましたが、東海自然歩道をちょっと歩いてみたくて「愛知の100山」に載っていた逆のコースを歩いてきました。
  
 下山する場所が違うので今回は電車を利用しました。豊川でJR飯田線に乗り換え三河大野駅下車、ここから東海自然歩道にはいる。いつものごとく電車時刻調べず出かけたので連絡悪く約2時間もかかってしまいました。でもローカル線をゆっくり景色を眺めながらっていうのもなかなかいいものですね(^_^)。

 09:15 JR飯田線の三河大野(無人駅)に下りたのは私一人、駅前の角の床屋を左に曲がるとガイドブックにあったが、ペンキのはげた東海自然歩道の看板にあるコースをとり駅前の豊川を渡り秋葉街道町並みの方へ向かう。静岡県境から鳳来寺まではその多くが秋葉街道となっている。



JR飯田線の三河大野駅



豊川にかかる橋からの風景



東海自然歩道(秋葉街道)を走っていた
レトロバス



 国道151号線を横断して宇蓮川にかかる吊り橋からこれから向かう鳳来寺山を望む。


 JRの飯田線をわたり、すぐ小川に沿った林道に入っていく。道標には行者越えまで2.4km(45分)とある。植林のなかの平坦な道がつづく。

10:25 ベンチのある広場に到着。ここからやっと山道らしい登りになる。


 10:50 油谷峠(ここから油谷温泉へ下れる)をすぎ、ドライブウエイにかかる歩道橋を渡りしばらく登ると2度目の歩道橋に出た。ここでやっと展望が開け、鳳来寺山の険しい山肌と鷹打ち場の岩の上にいる登山者を見ながら早い昼食をとる。
行者越えはこの歩道橋を渡たったすぐの所にあり、ここから岩がゴツゴツした急坂となる。







行者越え


11:35 山頂駐車場につく。いままで静かだった山歩きがここから人々できゅうに賑やかになる。この駐車場を左手に見て東海自然歩道の標識に従って山道を東照宮に向かう。



12:30 大きな杉の中に鮮やかな紅色の東照宮に参拝。その社の左側から山道に入りる。このコース一番の素晴らしい展望が開ける「鷹打ち場」に到着。すぐ後ろにそそり立つ鳳来寺山や遠くの山々を見ているとなかなか出発する気にならない。のんびり大休止、最高に気持がちい〜いぃ!(^_^)!





鷹打ち場からの素晴らしい展望





 鳳来寺山の頂上(瑠璃山 684m)は展望なし。

天狗岩、鳳来寺山山頂(瑠璃山ともいう:ここは展望なし)、奥の院を巡ったが展望は鷹打ち場が最高でした。
 
 14:40 鳳来寺着。バスの時間があるので、お参りをしてすぐ参道の石段を下る。巨大な杉木立のなかの石段は急な上に延々と続く。ここを登るのも下るのも大変だ(^^;)

15:20 鳳来寺バス停着。




ちょっぴり紅葉がはじまっていた鳳来寺山。


車で行ったときは感じなかった充実した山歩きが楽しめた1日でした(^_^)。





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