真夏の伊吹山

日本百名山

2005・8・5



  伊吹山は標高1,377m、滋賀県の最高峰です。  伊吹山の地層は、約3億年前に海底火山としてでき、山頂付近はサンゴ礁が変化した石灰岩の塊です。ウミユリやフズリナ類の化石が見られる。
 伊吹山では約1000種類もの植物が確認されており、名前の一部に「イブキ」とつく植物が30種近くもあります。そのお花畑が見たくて今年も登ってきました。



4合目のリフトのプラットホームから3合目の高原ホテルとゴンドラの駅舎をスケッチしました。





7:45 近江長岡駅に着く。
連絡の悪いことに登山口行きのバスはすれ違いで出たあと。次のバスは30分後、タクシーももったいないので歩くことにする。




セメント工場を迂回してやっと歓迎のゲートが見えてきた。登山口はもうすぐだ。
バスで10分ちょっとのところ、初めて歩く道に手間取り1時間かかってやっと登山口の三宮神社前に着きました。



この突き当りが三宮神社です。

三宮神社の本殿


登山口の階段

カンカン照りの中、舗装路歩きではやスタミナ切れ、ゴンドラで3合目へショートカットすることにしてここはパス(^_^;)



ゴンドラ駅

夏山シーズンで8時から運転していました。
料金は往復1,000円




3合目から望む伊吹山頂

ゴンドラは早い。約10分ほどで3合目に到着しました。ここは標高約750mの台地。
ここからの登山道は日陰がない、脱水症状防止に高原ホテルの自動販売機で水分補給して出発。



3合目の広い台地はお花畑担っているがちょっと時期を過ぎている。ということはきっと頂上のお花畑は今が見頃だろう・・・



花を見ながらのんびりと4合目(リフトの支柱が見えているところ)へ向かう。





6合目からの展望

遠方に霞んで見えているのが3合目
中断中央の小屋が5合目。



暑さと急な登り道で休憩する回数が増えてくる。




7合目あたりからガスが出てきてちょっぴりしのぎやすくなる。



8合目からの展望。



途中ご一緒した71才の元気なおじさん。
(8合目の小さな社の前で)


やっと9合目の標識が見えた。本格的な機材を構えているカメラマンが花を狙っている・・・



9合目から頂上を望む







9合目から見下ろす曲がりくねった急登の登山道
まわりはお花畑、色とりどりの花々が迎えてくれる。






西側遊歩道のお花畑をボランティアガイドの方に案内されて観察ツアー

頂上のお花畑と観測所あと、その横に伊吹山の三角点があります。
途中ガスが発生して一時山頂は隠れていましたが、幸運なことに山頂に到着したら、この写真のように晴れ上がりました(^o^)/




西側遊歩道でお花散策

 熱心なボランティアガイドさんから沢山の花を紹介されたがほとんど憶えていません(^_^;)

ガイドさんの話
山頂はよくガスがかかり、ひどいときは1m先が見えないことも多いそうです。
今日は花は一番の見ごろで、しかもこんなに晴れ上がって最高の観察日とのこと・・・

 また、頂上のお花畑に立ち入り柵がしてあるのは・・・・
 植物の保護だけではなく雑草、特にオオバコの繁殖を防ぐためだそうです。オオバコは登山者の靴底などに付着して山麓から種が運び上げられて山頂に根付いて繁殖している。葉や花茎には踏みつけに適応できる丈夫な維管束が発達している。適度な踏みつけによって生き延びることができる植物であるから困る。だが山頂全域を封鎖するわけに行かないので保護策を設けていると話されていました。




説明中のガイドさん



コオニユリは鮮やかな朱色ですぐ分かる。


1 クガイソウ

2  シモツケソウの群落

3、キリンソウ

4、シモツケソウ

5、シシウド

6、クガイソウとシモツケソウ

7、ツリガネニンジン

8、ハクサンフウロ

9、オオバギボウシ

10 コオニユリ

11、ルリトラノオ

12、ツリガネニンジン

13、クルマバナ

14、メタカラコウ

15、イブキカワラマツバ

16、クルマバナ

17、カワラナデシコ

18 イブキアザミ


19、シュロソウ

20、ツリガネニンジン

21、ワレモコウとシモツケソウ

22、キオン

感謝!! 

 花名と蝶や虫の名は山仲間の日野さんが
教えてくれました。





アキアカネ



たくさん見られたジャノメチョウ
ほかに鮮やかな模様のアゲハ蝶や黒紫のカラスアゲハ蝶?などいましたが、なかなかとまってくれず写真はなしです・・



サカハチチョウ




   
「フクラスズメ」と言う変わった名前のガの幼虫がやたらといました。脅かすと全身を震わせて怒るそうです。



ヒグラシ

 カナカナと大きな鳴き声が麓の林の中で聞こえていました。