ササユリに出逢えた低山散歩

2019・6・6(木)
 天気がいいので、どこか近場の低山をと思いついたのが四季を通じて何度も登っている安土の繖山を歩こうと思いつき、お昼前に出かけました。切符は安土まで買ったが、ちょうど来たのが新快速、次の普通電車を待つ気がなく乗り込む。それで一駅先の新快速の停車駅、能登川駅まで乗り越して下車する。最初予定していたルートの逆から歩くことに・・・。駅から猪子山の北向十一面岩谷観音参道を目指してスタートしました。



 ぼやっと歩いていたら登山口をやり過ごしてしまった。引き返すのも面倒なので、このまま遊歩道を歩いて、北向観音から一度下ったことのある佐生町の登山口へ向かう。


お墓が見えている先に登山口があるはずだ。


 

12:15 ここが登山口、佐生日吉城跡を通るルートです。
 

 登山道は、いきなり樹林の中の木段道になっている。
  

登山口から10分ほどで展望が開ける。
出発する時間が遅かったので猪子山から縦走して繖山(写真中央後方の山)まで行けるかな?

 

展望のある所を過ぎると佐生日吉城跡に着く。
 

石垣の右へ行くと広い場所があり、城跡の碑がある。
 佐生日吉城(さそひよしじょう)は砦の規模といった小さな山城跡でした。詳細は知りませんが、六角氏の重臣 後藤氏が守っていたといわれています。下の写真のようにしっかりした石垣が残っていました。

 

日吉城跡の石垣
城跡を通り越して登山道の合流する。


 

再び木段道がつづく
 

とつぜん真っ白なササユリ一輪が、思いもよらない遭遇だ。
 

12:45 登山口から30分で北向観音の石段に着く。ここから急な石段参道がお堂まで続いています。
 

 石段参道途中で日吉へ下る道と出会う。この前、五個荘スケッチの帰り道に初めて登ってきた道です。
 

北向観音さんの大岩の前に着く。


大岩を背負った形の北向観音さんのお堂です。
お堂の扉を開けると部屋の奥は大岩で、観音様はその大岩に刻まれています。



 

北向観音さまのお堂の前は素晴らしい展望台になっています。
今日はちょっと霞んでいるが、琵琶湖の対岸には比良山系も見えている。
涼しい風に汗がひいていく。休憩を兼ねて昼食をする。


 

 北向観音のお堂前から少し登ると、ここに着く。展望もないごく普通の樹林の中だ。標識がないと頂上とはわからない。
 

 猪子山から尾根道の縦走路を約30分歩くと、石馬寺への下山道あるこの場所に着く。観音正寺まではここから3.0k、たどり着けるかなあ・・・。
 

真新しい縦走路の木段道
 何でこの写真を?と思われるでしょうね。縦走路を補修されていたご同輩に出会ったから、感謝の気持ちを込めてアップしました。
 

鬱蒼とした縦走路
  私のような暇人登山者とは大違い、山整備についていろいろボランティアされているご同輩からしばしお話を聞いた後、お礼を言って縦走を続ける。


 

展望スポット
 雨宮龍神社の少し手前で右へ折れる道がある。少し登って行くとこんな展望スポットとなっています。手前は安土山、その向こう西の湖の体がmンに長命寺山と津田山が見えている。

 

 14:15 大岩の先に雨宮龍神社の鳥居が見えてくる。縦走路は神社の右から地獄越まで急な下山道となります。

 

地獄越えへの下山道から見える繖山です。
 ここまででかなり疲れが・・・。繖山への登り返しはきついので、今日は繖山はあきらめて、地獄越道を須田方面に下ろう。
 

地獄越えの峠への下り道、本日二輪めのササユリだ。
 

地獄越えの鞍部(峠)に着く。ここは5つの道の分岐点。
 

地獄越え道を須田の「不動の滝」を目指して下山です。
 

12分で峠から「繖山パノラマコース」道分岐に着く。 
 

不動の滝はこんな状態、
今日はほとんど水が流れていない。
 

不動の滝から参道を下ると、ここでもササユリが・・・。
 

この不動の滝の参道を下って北須田へ下山する。
 

麦秋
今日歩いた縦走道、猪子山(左端の山)から、地獄越えの峠(右端の凹部)です。
 

東近江市(須田)から近江八幡市(安土)へ入る。
 

左手に「安土町文芸の郷」の建物が・・・。


 右手に安土山(安土城跡)、左手に繖山を見ながら陸橋のすぐ後ろにある安土駅に向かって田園の中の道を行く。遠方右端の山は野洲の近江富士(三上山)です。 


  15:45 暑さで結構こたえましたが、
無事JR安土駅に帰り着きました。



・今日歩いたルートが赤ラインです。

JR能登川駅 →佐生の登山口 →佐生日吉城跡 
→ 北向十一面岩谷観音→
雨宮龍神社 → 地獄越 → 
須田不動の滝 →JR安土駅

※この日のスマホの万歩計は2万1千歩でした。

・黄色のラインは今迄に歩いている登山道です。