
(滋賀大津市石山千町・京都市伏見区醍醐)
2002・7・11
台風一過、青空も見えはじめたら何処かへ出かけたくなった。行き先も決めずにJRに乗る。とりあえず石山駅で下りる。石山寺か立木観音へでも行こうと京阪バスの時刻表を見ていたら西国三十三霊場の岩間寺が目につきました。バス案内人に聞いたら新浜行きで中千町で下車4kmほど歩くことになると親切に教えてくれる。毎月17日のみ直通バスバス(35分)があるそうだ。15分ほどで中千町についた。そこから南へ歩き出す、その先には京滋バイパスが走っている。地図も持っていない、ちょうど通りかかった地元の人に岩間山はどの方向と聞いたら、アンテナが山頂にあるあの山ですよと教えてくれた。 |
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岩間寺がある岩間山
(山頂にアンテナが見える)
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ホタルで有名な千丈川、山の手前には京滋バイパス。岩間山はこの写真(山並み)の左端につづく。 |
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京滋バイパスを越えて舗装道路は岩間山へ登っていく。
その道路際に萩の花(右)がもう咲いている。 |
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参拝に行く車がときどき通る。約2.5km地点に奥宮神社の朱色の鳥居に着く、そばに東海自然歩道の道標があり岩間寺まで1.5kmとある。振り返ると琵琶湖、瀬田川、湖南アルプスや三上山(近江富士)が見える。 |
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瀬田川と石山の町、近江大橋の先はびわ湖になります。その対岸いは比叡山から比良山系へとつづいている。 |
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三上山(近江富士) |
湖南アルプス |
やっと岩間寺に着きました。 |
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岩間寺沿革
所在 滋賀県大津市石山内畑町
宗旨 真言宗
開基 泰澄大師(たいちょう)
正しくは、岩間山正法寺(しょうほうじ)西国三十三番。霊場。今から千二百七十年前奈良朝養老六年(722)時の帝、元正天皇がご病気にかかられた時、泰澄大師にお祈りさせ、忽ちお癒りになりました。大変お喜びになった帝が勅願所として創建されたのが岩間寺で、日本三霊場(岩間、熊野、吉野)のひとつに数えられる名刹である。 ご本尊は、元正天皇のお念持仏で、御丈は四寸八分(15cm)三国伝来のエンブダゴン(金銅仏)の千手観音菩薩です。「厄除開運の観音」「汗かき観音」「雷除観音」と呼ばれ、霊験あらたかな観世音菩薩です。
・・・岩間寺のチラシより抜粋転載しました。 |
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本堂横の芭蕉池
この芭蕉池、松尾芭蕉の超有名な俳句、
「古池や 蛙飛び込む 水の音」
が詠まれた場所と言われています。
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大桂 |

大桂
この大桂は日本一の巨木(霊木のひとつ)らしい。株外周11.6m、樹高35.5m、樹齢500年だという。
(左) 立て札の下、写真撮影する人と比べると木の大きさがわかります。 |
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岩間寺の境内から50mほどの桂の木のそばに上醍醐(6km)への道標がある。引き返し住職に状況を聞いたら、東笠取まで下山する。そこから一山超えて西笠取に着く、それから上醍醐へ登るコースでわりかしきつい道のりで約3時間くらいかかるだろうとの話でした。まだ2時、ちょっと心細いが午後6時ごろには醍醐の町へ下山できるだろうと考え上醍醐へ出発する。
東笠取に東海自然歩道の道標があった。
・岩間寺-(2.2km)-東笠取
・東笠取-(3.4km)-西笠取
・西笠取-(6.8km)-炭山
・炭山-(6km)-仏徳山
・仏徳山-(0.8km)-宇治
森林の中の暗い急坂を約15分ほどで一気に駆け下りると田んぼや民家が見えてくる。ここが東笠取だ。 |
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下ってきた岩間山
アンテナが見えている所が山頂です。 |
棚田の間にこれから向かう西笠取への道が見える。ここから後方の山を越えなければならない。 |
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・赤線は東海自然歩道のルートです。
今回は西笠取で東海自然歩道とわかれて上醍醐へ向かいました。
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西笠取へ向かう山腹からの
東笠取の村と岩間山 |
山頂分岐手前の清滝宮 |
一山超えたら西笠取です。
ここから上醍醐への登りとなる。 |
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上醍醐への舗装道路の登りでは10台ものタクシーが通り過ぎていく。乗客はみな杖と白い装束のお遍路さんでした(^_^;)。 |
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駐車場からの御遍路さんたち |

上醍醐の五大力尊 |

上醍醐から醍醐へ下山する途中にある不動の瀧。乾いた喉にしみる冷たい山水はおいしかったです。 |
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参道 |

上醍醐への登山道入り口 |
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醍醐の五重塔 |
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醍醐寺の山門 |
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17:00 早足で歩いたせいか、予想していたより1時間も早く醍醐寺へ下山できました。
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