浄瑠璃寺へスケッチに行きました
2005・9・8


 
 八月末に浄瑠璃寺と当尾の里石仏めぐりをしましたが、雨に会いスケッチできなかったので再度訪問しました。今日は早朝出発、京都経由でJR加茂駅へ行く。第一目的はハイキングの下見A、海住山寺から恭仁京めぐりでした。
 午後から時間が取れたので、浄瑠璃寺をスケッチすることと、見残した大門仏谷の如来形大磨崖仏を見るために再び訪問しました。



JR加茂駅(西口)
奈良行きバスは反対側の東口から出ています。

 海住山寺、恭仁京跡を、まわってかも駅に着いたのは12時30分でした。バスは来たが13:10発、時間があるので忘れものを探しに行く。戻ったらバスがない?・・・12時50分発の浄瑠璃寺経由の奈良行きバスがあったのだ。しっかり時刻表を見ていなかった(^_^;)。次のバスは浄瑠璃寺口を通るだけ、結局そこから約3kmの登り道を歩くはめになってしまいました。

 バスは大きな住宅街を抜け10分ほどで浄瑠璃寺口に着きました。運転手さんはバスをミスった私に、気の毒そうに浄瑠璃寺への道を教えてくれました。


浄瑠璃寺口から歩き出す。振り返って加茂方面の景色を写しました。





 浄瑠璃寺口バス停から10分ほどの歩きで分岐に出会う。大磨崖物方面は直進するバス道と別れ、ここで左折する。加茂青少年山の家への目立つ看板があり、すぐにわかります。



大門仏谷の如来形大磨崖仏

 急な細い坂道で汗が噴出した頃、左手奥に磨崖物が見えました。谷に下りていく道はありましたがパスして先へ進む。



薄暗い鬱蒼とした道ぎわに大門石仏群が




分岐道を右にとり、少しのところに
首切り地蔵がありました。


 やっと浄瑠璃寺に着く。暑さで大汗をかいた40分でした。
今回もあしびのお店で遅い昼食をいただきました。8日は三重塔が開帳日で薬師如来さんが拝めますよと教えてもらいました。ラッキー!!

 当尾地域は奈良の興福寺の別所として、寺院や多数の石仏が造立されるなど、仏教文化の花開いた地域です。ここ浄瑠璃寺も別所の一つとして創建されたもので、池を挟んで東西に国宝の三重塔と九体阿弥陀堂が建ち、中央の苑池は平安時代後期の浄土式庭園で、州浜敷きの中島や玉石敷きの出島などが復元されています。本堂の九体阿弥陀堂は、平安時代後期の建立で、現存する九体阿弥陀堂建築の唯一の遺例です。庭園は特別名勝及び史跡に指定されています。




本堂
ピンク色の芙蓉の花が沢山咲いていました。



三重塔 (国宝)藤原時代
薬師如来像(重文) 藤原時代

 東の本尊、三重塔内に安置されているこの像は九体阿弥陀仏より60年前に造顕されたこの寺のはじめのご本尊。遠い昔から積み重ねられてきたいろいろな力を私達に持たせてこの現実へ送り出し、さらに現実にある四苦八苦をのりこえる力を薬としてあたえてくれる仏さま。
太陽の昇る東にいて遣送の如来ともいう。

(あしびさんのHPより転載)


薬師如来像





浄瑠璃寺本堂
スケッチされている先客さんがおられました。





平安時代後期の浄土式庭園のなかの三重塔