冬と春のはざまの鏡山

(2011・2・16)
 明日から天気が下りざかと報じられている。この小春日和を見逃すてはない。さて、何処へ行こうか。そうだ今月末のローマ会スケッチは地元近江富士、描くポイントを案内しなければと野洲から歩いてみようと出かけました。・・・が、駅に着くころにはいつものごとく気が変わって、篠原から久しぶりに鏡山へ登ってみたくなり、はや行き先変となる(^_^;)




初めて下り立った篠原駅
守山から二駅と近い、10分足らずで到着する。



JRの踏切を渡って南へ少し行くと
目指す鏡山が正面に見えてくる。



ルートとポイント到達時刻

JR篠原駅 10:30

鏡神社 11:10

かがみの里(竜王道の駅)
 11:20
鏡山への登山口がある。

星が崎城跡 11:55

鏡山頂上(三角点)
13:13

立石山 14:19

林道経由で希望が丘公園
14:55

JR野洲駅 16:00
 車道を歩くと遠回りになるので田んぼ道を進む。セーターと防寒具を着込んでいるので少し歩くと汗がでてくる。脱いでザックに詰め込み、スポーツシャツ姿の軽装に・・・あとは最短道を探しながら適当に方角を決めて登山口のある竜王道の駅「かがみの里」を目指す。40分ほどで国道8号沿いの鏡神社に着く。



鏡神社にお参りして・・・道の駅へ



左に見えている山の上には星ヶ崎城跡があります。
国道8号に架かるこの陸橋を渡って道の駅へ。
標識には大津29km、栗東12kmとある。

鏡の里
旧東山道、旧中山道の街道によって拓かれた里、現在は国道8号が通る竜王町にあります。
 平安末期より、鎌倉、室町時代ま宿場としての賑わったが、江戸時代になると「守山宿」と「武佐宿」の間の宿(あいのしゅく)となって、宿場指定から外されたとある。



陸橋の上から右端後方に白い伊吹山が・・・
国道8号は近江八幡、彦根へとつづく(北東方面)


西光寺跡地にある仁王尊(右)
この先が星ヶ崎城跡へ登る登山道となります。

鏡山へ直接登る登山口は道の駅から南へ約15分ほど歩いたところにあります。
今回は星ヶ峰から尾根づたいに行く道を選択しました。



登りだしは日射しが明るい春の道。
今日は登山靴でないが大丈夫そうだ。




・・・だが、急に冬模様に・・・
少し登ると数日前に降った雪が残っている。
20分ほどで星ヶ崎城跡に着く


星ヶ峰(標高222m)のピークにある星ヶ崎城跡
南側に名残の石垣?(写真右)がありました。






星ヶ崎城跡からの展望
中央能登川の繖山を挟んで後方左が標高1377mの伊吹山、右が鈴鹿山系の霊仙山(1083m)




星ヶ峰までは「星ヶ崎城跡」と書いた標識がところどころにあって迷うことはない。
しかし星ヶ峰からの鏡山へつづく痩せた尾根道には道標が少ない。残雪で道が分かりにくい。木々にくくりつけられた
カラーテープがたよりとなります。



城跡から細い雪の尾根道を歩くこと40分、木々の間から鏡山が見えてきました。
ここから鏡山の頂上へは、一旦下って登り返し前のピークへ、もう一度下って登ることになる。



道案内の動物の足跡がつづいている。
積雪で分かりにくいルートだが足跡が案内してくれる。
おかげで迷うことなく歩くことができる。
3種類ほどの足跡はどんな動物なんだろう・・・



そろそろ頂上だろう
ちょっぴりこう配が急になって足元が滑りやすい。




午後1時過ぎやっと頂上に着きました。
ここは日当たりが良くて暖かい。雪も少なく地肌が
見えている。ここで昼食のおにぎり&小休止する。



二等三角点のある場所から少し離れたところだが
北面になるとこんなに雪が残っている。




下山は三角点から少し戻って希望が丘方面へ。
城山への尾根道を下っていく。




こんな尾根道がつづきます。
立石山という小さなピークをすぎ少し行ったところに
分岐があり、希望が丘公園へ下る道をとる。



数分歩くと東屋のある林道終点に出ました。
ここから舗装された広い林道歩きになりました。



希望ヶ丘公園の向こうにある三上山(近江富士)
が見えてくる。日陰になる部分は残雪が…



雪の林道



開けた南面では雪はなく、まるで春の感じです。




約30分ほどの林道歩きで広い希望が丘公園に出ました。
ここから野洲駅へバス便があるが、バス代倹約して、
妙光寺山と田中山の間の峠越えをする。



峠を下ったところから野洲市街のビルが見えてくる。
残すは2km弱、もうひと頑張り…