栗東自然観察の森を散策
2005・6・30


  
 昨日久々に雨が降ったのに、今日はもう夏日に戻って朝から暑い。午前中いつもの仲間が集まる草津の珈琲館でU先輩と写真のH先生と談笑、費用がかからない近くで手軽に行ける所はないかなあと聞いたら「栗東自然観察の森」の散策を進められました。さっそく平和堂で弁当を買って出かけました(^.^)。
 ここは以前に何度か来ていました。車道がそばを走っているがちょっと入ると別世界の自然の中になります。平日でも中高年の団体さんが散策に来ている。ちょうど昼時でネイチャーセンター前の木陰で昼食をとっている。とりあえず事務所で案内図をもらって森の中へ出かけました。
この森は安養寺山という低山(234m)の麓にあります。あづまやで昼食をとった後、散策路コースから脱出して今日もいつものように低山歩きをしてしまいました(^.^)。



栗東自然観察の森入り口





 入り口からネイチャーセンター(展示場と事務所)への道。ササユリがあったがもう花は終わっていました。



駐車場からネイチャーセンターへの道にはまだアジサイが咲いている。



林の中のネイチャーセンター






 観察の森の散策コースから脱出して安養寺山から栗東出土文化財センター(和田古墳公園)へ下りてカンカン照りの車道で安養寺山を半周しました。


観察の森散策路



散策路コースに「安養寺山山頂へ」の案内板があるが、なぜかナイロンひも遮断している。事務所で聞いたときは登山禁止といっていなかったので先に進む。少し下り気味の道を行くと90度右に折れて急な坂道になる。数分で左に石段があらわれる。この急な石段を登ると給水タンク設備があり、そのフェンスに沿って右へ少し行くと再び石段がある。そのまま直進すると舗装された林道(頂上まで行ける)に出会う。ここはそのまま石段を登る。登りきったところに電波塔か何かの鉄塔があり、ここからはフラットな山頂の道が続いています。




 フラットな山頂の道にある安養寺山の三角点。ここはちょと樹木が途切れていて展望があります。



 三角点を過ぎてしばらく平坦な道を進むと小さな祠がある。石柱には「山頂に五百井神社奥社山王社」とある。きっと先ほど車で通ったときにあった神社の奥宮なのだろう・・・



 戻るのは面白くないので行ける所まで道なりに進むことにする。狭い山麓なのでネイチャーセンターの駐車場へは何処に下りてもしれているからね・・・



草津市街の後方に琵琶湖と比叡山が見える。頂上の道は送電線に沿っている。ここまできて以前この下にある「栗東出土文化財センター・和田古墳公園」から登った道だと気づきました。



和田古墳公園から下ってきた道にある鉄塔が見える。



安養寺山の周囲を走る道路から阿星山が見える。
カンカン照りの中半周して駐車場へ戻ることになる。


 和田古墳群は安養寺山の西側斜面から発見されました。発見された9基の古墳のうち、 7基の古墳が復元整備されて古墳公園になっています。出土品は出土文化財センター内に展示されています。
 
 和田古墳群は滋賀県栗東市下戸山(しもとやま)にあります。古墳時代後期の6世紀中頃から7世紀のはじめ頃(1400年前)につくられました。石室の床からはたくさんの副葬品が見つかっています。その中でも太刀や馬具は金や銀で装飾された豪華なものです。これらの副葬品から、古墳時代に葬られた一族が大きな勢力を持っていたと推定されています。

詳しくは栗東出土文化財センターのホームページを参照してください
http://www.ex.biwa.ne.jp/~r-shutudo/




五百井神社


五百井神社本殿

途中にある五百井神社
 祭神 木俣神(キマタノカミ)、社伝によると元明天皇和銅七年甲斐国大井俣神を勧請し奉るとされるが、むしろこの土地に住んでいたであろう盧井造(イオイノミヤッコ)の祖神を祀ったとも考えられる。延喜神明帳栗太郡八座の一つ、中世以後は盧井を五百井に当てるようになった。



参道の正面に鶏冠山(湖南アルプス)ガ見える




安養寺山
左端の山麓へ下山してここまで歩いてきました。もうすぐ駐車場だ・・・全身汗だく(^_^;)

約2時間ほどの歩きでしたが、真夏日のハイキングはこたえました。