重要伝統的建造物群保存地区

かやぶきの里・美山

京都府南丹市美山町知井
(2013・10・22)

 10月の浪漫会スケッチ会は「美山の萱葺」を描こうということでしたが、天候不良で中止の連絡が入る。久々なので是非行ってみたいと思っていたから急遽一人で出かけてきました。この日は降雨率20%と報じられていたが、美山のかやぶきの里・北村に着いたら小雨が降っている。守山からJR山陰線で日吉駅へ、そこから南丹市営バスを乗り継いで北村地区へ着く。けっこう遠い、二時間半もかかった。せっかく来たのだから雨には負けていられない。なんとか頑張ってスケッチ散策をしました。さすが人気観光スポットですね、ウイークデイでも結構観光客が来ていました。




守山駅7:28発、京都から山陰線快速で9:00に日吉駅に着く。少し青空も覗いている。なんとかスケッチ散策ができそうだ。


日吉駅から南丹市営バスで下佐々江に着く。ここで乗り換えて美山へ向かう。左日吉方面、美山はここで折り返して右へ行きます。
   
 JR日吉駅から市営バスに乗ったのは4人だけ、運転手さんは「美山」へ行くなら下佐々江で乗り換えてくださいと言ってすぐに発車する。下佐々江で6分待ちで知見口行きのバスが来る。途中で地元の人が下りて、車内は3人となる。途中から降り出した雨を気にしつつ窓外の景色を眺める。時間的にはそろそろ着くころだなあと思っていたら、観光客らしい感じの若い女性二人づれがが突然降車ボタンを押した。そこが目的地の「かやぶきの里」だった。車内ではまったくバス停の案内がない、私一人だったら乗り過ごしてしまうところでした。ここ美山は三度目の訪問となるが公共の交通機関を使ったのは初めてでした。10:00 やっと美山の「かやぶきの里・北村」に着く。



ここはかやぶき集落散策の玄関口です。
集落の様子はわかっている。小雨模様だが気にせずスケッチポイント探しに出かける。
この北村は谷間のゆるい傾斜地に住居が密集した山村です。
写真手前左の建物が公民館(トイレもある)です。


公民館でトイレを借りて、その奥で1枚目のスケッチをする。



道路側の正面ではなく家屋裏の畑の方からスケッチしてみました。
整列して並んでいる茅葺の村の雰囲気がなくて面白い。



 
 



雨が少し強くなってきたので公民館建屋の下屋下に場所を変えて同じ茅葺をもう一枚・・・
ちょうど昼時、おにぎりを食べながらゆっくり描きました。



 

上の2枚のスケッチした茅葺の道路側です。
 

なかなか次のスケッチポイントが決まらない。



村の美術館?
 ここ北村の集落は住民の皆さんが実際に生活されています。だから家の内部を見ることができませんが、この建物は一般公開されているかやぶきでした。

 
 

オープンされている室内
(村の美術館)
 

洗濯物が干されている。
茅葺で実際に生活されている証だ。

 





ちょっと広重風のイメージを感じる構図でしょう。
鉛筆の線にあっさりと彩色しとき、雨がちょっと強くなって、この状態でスケッチを終わる。
  




集落の一番上にある普明寺の左にあった茅葺です。
前景のススキと建屋の後ろに見える植林の杉山が雰囲気をかもしだしていました。





茅葺に秋の演出がいいなあ


知井八幡宮
集落のはずれの小高い所にある。
  




八幡宮の前からの風景
バス道に沿って流れているのは由良川(美山川)です。
赤い歩道橋がアクセントになっていい眺めだったので描きました。


 

北村地区
ゆるい傾斜地に住居が密集した山村です。

 

県道38号沿いの(遊)かやぶきの里の建物
ここは無料の大きな駐車場があります。北(かやぶじの里)バス停はこの先にありました。
  



小雨降る美山

右の茅葺のお店で「美山そば」をいただいてから、帰りのバス時刻までの間を利用して描きました。