納経帖もって、ぶらっと京都散歩

六角堂、行願寺から梅の北野天満宮へ

2002/2/23(土)
木下サーカスのチケットもらったのでワイフと二人で童心にかえって見物しようとぶらっと京都へ出かけました。京都に着いたら青空が広がってきて暖かい。陽気に誘われ急遽散歩に切り変えました(^_^)。
地下鉄で四条まで行き、まず腹ごしらえして歩き出す。なかなかいい気分だ\(^o^)/


まず、四条烏丸からは約1km以内の近さにある六角堂を目指す。六角通りという表示を見て右へ折れるとすぐに着いた。烏丸通りからちょっと入っただけで静かです。丁度出会った団体のお遍路さんたちで、ここが西国三十三箇所観音霊場という雰囲気感じました。
いつものようにお参りしてから納経帖に書き込んでもらう。これでやっと六寺目です。と言っても参拝方法はまったく略式、読経などできないので、お参りして納経所で納経朱印をしてもらうだけです(^_^;)。
お遍路さんの団体に会う。
大きな赤い提灯が印象的だった。
つぎは、京都御苑のすぐそばにある西国三十三箇所 第十九番札所 革堂・行願寺(こうどう・ぎょうがんじ)だ。
六角通りから烏丸通でたら華道池坊の大きなビルが目に入る。なるほど隣り合わせなんだ。ガイドブックの案内文に納得する。

約2kmくらいの歩きで行願寺につく。
この寺は行円上人の開基といわれ、ご本尊の千手観音は賀茂神社の槻の巨木で彫刻したという。行円上人は若いころ性格があらく、ある日みごもった雌鹿を射止め、改心してその鹿の革を衣にして千手陀羅尼を読誦しながら市中を歩き、人々にも陀羅尼の読誦をすすめたため、革聖とも、革上人ともよばれた。

納経所で私の前にいた男性は風呂敷包みに掛け軸や納経帖など一杯詰め込んで記帖にきていいました。記帖所のおばさんがその人に声をかけ、重いのにご苦労さん、ジュースでも飲んで一服して行きなはれって缶ジュースをプレゼント。ユーモラスで人情味のある光景にであいました。また、ご本尊の千手観音さんは”ねずみ年だから”ねずみ年のワイフにもう一度お参りしたら御利益倍増するよともいわれました。

京都御苑から少し歩き出したが北野天満宮まではかなりありそうなので、バスで行くことにしました。ちょうど金閣寺行きのバスが着たので飛び乗る。今日は週末ということか道路もかなり混んでいる。
北野白梅町で下車、天満宮に近づくにつれ車と人で混雑してくる。
西国第十八番 頂法寺 六角堂

わがおもう こころのうちは むつのかど
ただまろかれと いのるなりけり
                  ・・・ご詠歌
有料の梅園は満開でしたが、私たちは境内だけで満足しました。
この混雑の中提灯の取り付けるスタンドを工事していて、せっかくの梅見の雰囲気をぶち壊していたのにはちょっとクレームをつけたい心境でした。
それでも暖かい陽気で気持ちのいい一日となりました。
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この辺はむかし背国折田郷・土車の里とよばれる森であった。用明天皇二年(587)聖徳太子は大阪四天王寺建立のため、その用材を求めこの地へこられた。ある日太子は泉のかたわらで霊夢を感じ、六角の堂を建てて護持仏の如意輪観音を安置した。これが頂法寺のはじまりで、後に隋から帰った小野妹子が名を専務とあらため、太子沐浴の泉といわれる池畔に坊をいとなみ、本尊を守護し、太子の教えによって朝夕仏前に花を供えそれが子孫に受け継がれ、やがて池坊華道が確立する。この寺の住職でしかも池坊華道家元の専永師は四十五世に当たる。・・・「歴史と信仰のみち西国三十三箇所ドライブ観音巡礼」より