神戸の北野の異人館を訪ねて

いちど異人館をスケッチしてみたいと思っていました。OB会総会で大阪へ行くことになり、そのついでに神戸まで足をのばして北野の異人館を散策&スケッチをしてきました。
2004/5/28


 JR三宮駅を降り、まっすぐ北野坂に向かう。神戸は港から山が近い坂の町、町の雰囲気が滋賀や京都とはだいぶ違うなあ・・・「北野」へ行けば異人館があるといういいかげんな考えで町の位置だけは記憶してきました。
北野坂を直進して上っていくと人々が大勢散策している広場(北野町広場)にでました。正面を見るとレンガ作りの建物が見える。絵はがきに出てきそうな構図だが時間が限られているので早速ここからスケッチをする。

 尖塔の上には風見鶏が見える、これがあの有名な風見鶏の館なのだろう。スケッチしてから見学することにしよう!



風見鶏の館

・旧トーマス住宅(国指定重要文化財)

 ドイツ人貿易商ゴッドフリート・トーマス氏が自邸として建てたもの。木造2階建て、外壁煉瓦張り、半地階塔屋付、寄棟造、、スレート葺き





日本離れした雰囲気の場所でしょっ!!




萌黄の館前からの風見鶏の館


萌黄の館


娯楽室


アンティークな人形たち

べい・ウインドー(張り出し窓:萌黄の館)
北野町広場の風見鶏の館横には萌黄の館があります。スケッチはちょっと難しいのでここはパスして、室内を見学しました。

明治36年(1903)にアメリカ総領事 H・シャープ邸として建立された。
その後、昭和19年(1944)に小林秀雄氏(元神戸電鉄社長)の邸宅となったと案内文にありました。



 さああと一枚くらい描きたいがどこへ行けばいいか・・・

 ちょうど広場にボランテャアガイドのおじさんがいたので聞く。いただいた北野観光ガイドマップにはたくさんの伝統的建造物が記載されていた。ゆっくり見て回るには一日かかりそうです。その中でスケッチできそうなシュウエケ邸を教えてくれる。



 
 北野坂を下り交差する北野通りを右へ、交番のところでハンター坂を下れと親切に教えてくれたとおりに歩いて一つめのお勧め伝統的建物(非公開)に着いた。

 いい感じだが狭い路地を入ったところなのでスケッチのアングルがとれないので写真を撮ってパス。

 パールストリートを歩きトアロードへ向かう。途中、神戸ムスリムモスクがあり、トアロードを上っていくと東天閣(中国料理店)に出会う。ここは公開異人館にもなっているようだ。


        シュウエケ邸

トアロードから異人館通り(山本通)を北野広場の方に戻る方向に入ると シュウエケ邸はすぐ見つかる。

英国人建築家ハンセル氏が1896年(明治29)に自邸として建築。白壁にグリーンのラインが映える優美な姿・・・
屋根にシャチッホコがあるのが思議だったが、ガイドには和洋折衷のユニークな意匠とかかれていた。