青春18キップで金毘羅さん詣り
2008・3・25 


一度行きたいと思っていた四国の金毘羅さんでした。
それに讃岐うどんも食べたかったしね(^_-)-☆。


「金毘羅船々(こんぴらふねふね)追風(おいて)に帆かけてシュラシュシュシュ
まわれば 四国は讃州(さんしゅう)那珂の郡(なかのごおり)象頭山(ぞうずさん)金毘羅大権現(だいごんげん)一度まわれば・・・」
金毘羅船々は香川県民謡です。

なぜかメロディーだけは覚えがあるが歌詞はこの一番フレーズもおぼろげである。
若い方はたぶん聞いたこともないだろうなあ・・・



四国・高松行の快速マリンライナーの待ち時間に岡山駅前を走る路面電車をスケッチ

 山陽本線の普通列車の旅でいつも頭を悩ますのが姫路駅から岡山駅の区間です。時刻表見ても分かりにくい、今回の確認のためJR職員に聞いてら、この時間なら山陽本線のほうが速いという人と、赤穂線経由が速いという返事が帰ってくる。下り線の快速・新快速の行き先も、網干・播州赤穂・姫路とありどこで乗り換えるのが便利かよくわからない。JRも青春18キップのPRには熱心だが、路線の時刻表は収益のよい特急優先だ。この旅でも同じキップを持った人が同じ質問を何人もしていましたよ(^_^;)。



今回で春休みの”青春18キップ(1枚で5回乗れます)”を使い切りました。





讃岐富士

なが〜い瀬戸大橋も電車では10数分でした。この瀬戸大橋が開通して今年で20周年にあたるそうです。
坂出に着くころ讃岐富士が見えてきました。坂出で松山行きのサンサポート号に乗り換える。快速と言ってもここからは各駅停車になる(^_^;)。4駅目の多度津駅で土讃線の「阿波池田行き」普通列車に乗り換え、三駅目が琴平でした。岡山でホーム探しで迷わなければ坂出から乗り換えなしでことひら行きのサンサポート号に乗れたのに(ーー;)・・・



JR琴平駅




 駅の正面に金刀比羅宮のある象頭山(ぞうず)521mが見える。





駅前の案内板
金刀比羅宮の奥社までは1,368段もの石段を登ることになる。

 金刀比羅宮(ことひらぐう)は、香川県仲多度郡琴平町の象頭山中腹に鎮座する神社。こんぴらさんと呼ばれて親しまれており、金毘羅宮、まれに琴平宮とも書かれ、明治より前は金毘羅大権現と呼ばれた。全国の金毘羅神社(金刀比羅神社・琴平神社)の総本社である。

 長く続く参道の石段が有名で、奥社まで登ると1368段にもなる。海の守り神として信仰されており、境内の絵馬殿には航海の安全を祈願した多くの絵馬が見られる。金毘羅講に代表されるように古くから参拝者を広く集め、参道には当時を偲ばせる燈篭などが今も多く残る。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』





土産物屋さんが参道の両側にぎっしり並んでいる。




 大門の手前の石段でさっそく名物・石段かごに遭遇しました。



大門
これより内が境内で、有栖川宮熾仁親王筆の「琴平山」の額が掲げられる。



参道には桜が咲きはめていました。






 大門門をくぐると「五人百姓」といわれるお店が加美代飴を売っている。
 古くからこんぴらさんの神事に協力してきた功績により、神域内での営業が許された五軒だけとのことですが、なぜかこの日はスケッチでわかるように4人だけでした。
 加美代飴はこんぴら参りの定番の土産。昔ながらのベッコアメ。6枚入り500円は高いよ〜う。というわけでスケッチ見せた御駄賃に試食させてもらって失礼しました(*^_^*)。




御書院(重要文化財)
万治2年(1659年)に建立された書院造りの建物。内部は圓山應挙らによる障壁画で飾られている。


平日でも参拝者が途切れない。



旭社(重要文化財)
 天保8年(1837年)に建立された銅瓦葺の二層入母屋造の建物で、全体に多くの美しい彫刻がなされている。神仏分離以前の松尾寺の金堂であり、そのあまりの豪華さに江戸時代に参拝した森の石松は本堂と誤り、ここへの参拝のみで帰ってしまったと伝えられる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

境内には立派で巨大なお堂が沢山あるのにびっくりです。私も案内チラシで確認するまでそう思いました(^_^;)。






三穂津姫社

この奥に金刀比羅宮の本宮がある。

さっきまで沢山の人が登っていたのに、なぜか下ってくる人ばかり・・・???
 本宮境内のお守りを売っている巫女さんに聞いて後で分かったことですが、”今登ってこられた石段は下山道で、。本宮正面の石段が登りですよ”。なんで?と聞くと”金刀比羅さんにお尻を向けないためです”との返事でした。

そういえば旭社のところに「本宮参拝はこちらへ」立て札があったなあ。いつものように何も考えずこの下山用の石段を登ってしまったことになる。一方通行にしてあるのか、もらった案内地図を確認しらたら、順路は本宮正面の石段しか書かれていない。どうりで下ってくる人ばかりだったのと納得する。



本宮

桧皮葺の大社関棟造りで、大物主神と崇徳天皇を祭る。




本宮の境内からの展望
ここから讃岐富士が見えるとあったが、あいにくの春霞で見えませんでした。残念!




本宮のお社の右奥に奥社への参道が続く。


奥社への参道はまだまだ続く
奥社まで20分と書いてある。かなり足にきているが、せっかくここまで来たのだから奥社まで登ることにする。
さっきまであんなに大勢の人が歩いていたのに、奥社の参道はご覧のとおりです。



これでもか、まだまだ石段が続く



やっと奥社に着きました。

とうとう1,368段の石段を歩ききって奥社に着きました。息切れに汗が噴き出してかなりこたえました(ーー;)。

厳魂神社(いづたまじんじゃ)奥社と呼ばれ、戦国時代の別当である宥盛を明治に入り厳魂彦命として祭った。




金刀比羅宮奥社からの展望。春は霞、しかたがないなあ・・・

 まずはお参りをすます。でもゆくり展望を眺める時間がない。帰る時間まで一時間と少々しかない。目的の讃岐うどんも食べなければ・・・いそいで下山する。






老舗らしい讃岐うどん屋さんへ入る。焦っていてお店の名前も見ていない(^_^;)。注文を急ぐと、ゆでるのに10分少々かかりますとの返事。電車の時間まで25分、駅まで約10分弱かかるらしいが何とか間に合いそうだ。



生醤油(きじょうゆ)

 讃岐うどんの定番は?”生醤油うどんです”との返事。さっそく特製のしょうゆをぶっかけていただく。腰があってなかなか美味しかったです。


生醤油(きじょうゆ)
 うどん玉に醤油を少しかけただけのうどん。しょうゆうどんとも呼ばれる。醤油は生醤油とは限らない、調味された醤油や、薬味や具が入ることもある。麺そのものの味が味わえ、家庭でも手軽にできる讃岐うどんの定番らしい。





滑り込みセーフ無事に琴平駅に着く。帰路も往路と一緒また6時間の普通列車に揺られて帰ることになる。
岡山からの連絡をみると、播州赤穂発の新快速野洲行きに間に合う。山陽線で岡山へ行くより赤穂線は時間がかかるが、このほうが確実に座れだろう。結局山陽線で来ていても相生でこの電車に乗ることになっていました。終わりよければすべてよし。ラッキー(^O^)/

−−−− 青春18キップの旅 −−−

琴平滞在はわずか3時間、往復12時間の普通列車の旅、これで2,300円の交通費ですう(^O^)。
この格安旅も次回は夏休み期間の発売までおあずけです。