疏水に沿った小関越えを歩く

2016・5・26

  この日は大津歴史博物館で開催されている「滋賀水彩展」と京都四条のギャラリー祇園小舎を回る予定で出かけました。まずはJR大津駅から歩いて歴史博物館へ行く。素敵な水彩画の大作を見た後、京都へ。亀崎敏郎さんの水彩画実演が目的ですが、午後3時からなので時間がたっぷりある。京阪電車を使えば早く着きすぎるので、久々に小関越えを歩いて山科まで歩くことにしました。




住宅街を抜けると広い車道の上り坂になる。


峠の延命地蔵さん


峠の分岐
小関越えの道は車道と別れて左へ下っていく。


峠分岐の案内(藤尾奥町)


疏水工事使用された第一竪抗(シャフト)


今日歩いたルートです。
 上の写真は琵琶湖疏水の第一竪抗(シャフト)」です。この竪抗は地表から垂直に掘り下げた坑道で、第一トンネル工事の促進、換気、採光のために造られたものです。その深さは50m、藤尾側から740m、全長2.4kmの1/3の地点にあります。
 
 明治23年(1890)に完成した琵琶湖疏水の第一トンネルは三井寺下から藤尾までです。この日歩いた「小関越えの道」はほぼこの湖疏水の上の道になっています。(第一竪抗の説明板から一部分切り抜いて、今日歩いたルートを書き入れました。

 

藤尾奥町の下り道
 

西大津バイパスが見えてきた。

 
住宅街に入った所に第一トンネル出口がある。
ここから疏水は地上を流れる。

 
後方に見えている山と山の間が小関越え道です。
(疏水横の道から振り返って写す)


大津京へ向かう湖西線電車と小関越え遠望
(北東方面の風景)


山科市街遠望、もう少し歩くとJR山科駅です。
(西方面の風景)
  JR東海道線と湖西線が走る歩道橋に上がって写した写真です。


地上に出た疎水に沿って山科へ下って行く



諸羽トンネル入り口の四の宮船留へ着く。
トンネルの左側の遊歩道は旧疏水跡です。
 
 昭和46年から49年(1971~1974)にかけて、国鉄湖西線工事により「諸羽トンネル」が建設され、現在の疏水路になりました。旧水路は埋め立てられ、遊歩道となりましたが、現在も旧水路の後が残っています。



旧疏水跡はこのような散策路(公園)になっています。
 今回はこの散策路途中からJR山科駅へ向かいました。



 山科から地下鉄で京都三条へ。そこから鴨川に沿って四条通りのギャラリーまで歩く。水彩画を鑑賞させてもらったが、水彩画実演開が始まるではまだ2時間ほどある。一旦ギャラリーを出て、時間つぶしに何処かスケッチしようと祇園の町や丸山公園を散策しました。
 

ツツジが綺麗な祇園さん
(八坂神社)


 

茶店のある丸山公園

茶店で買ったソフトクリームを食べながら、
涼しい木陰でゆっくりとスケッチしました。