鞍馬の火祭

京都三大奇祭のひとつ「鞍馬の火祭」は鞍馬寺の鎮守・由岐神社の祭礼で、平安時代からつづくとされる。
2007・10・22



OB仲間のKさんから、今日は ”鞍馬の火祭だよ” 一緒に行かないかいと誘われる。用事があるから行けないと返事したものの火祭りが気になり、用事を家内に押しつけて出かけました(^_^;)。

 祭りは午後6時からと聞いている。ちょっと早く行ってスケッチでもしようと出かける。JR山科駅から地下鉄で京都三条に着く。ここで鞍馬へ行く叡電の出町柳駅に行くため京阪線に乗り換える。午後3時過ぎというのにもう見物者と思われる人たちで車内は混雑している。そんなことで叡電の鞍馬行きは通勤ラッシュ並みでした。



叡電の鞍馬駅

駅でもらった祭りの案内チラシには・・・・

くらま火祭式次第
・午後6時 神事触れ、エジ・篝点火、松明点火
・午後8時 各仲間は宿を出発、諸礼を行ないつつ山門へ向かう
・午後9時 各仲間は山門前に集合、諸礼。
・午後9時20分 注連伐りの儀式を行い、神輿渡御(カツギ)駐車場に向い氏子巡行。
午後0時 終了



祭りが始まるまでにスケッチしようと鞍馬寺の山門へ向かう



山門の前にはピカピカの神輿が二つ



4時過ぎでこんな状態でした。






鞍馬寺の山門






大松明と大かがり火が準備されている





山間の夕暮れは早い、御神燈の提灯に明かりが・・・
スケッチしているうちに夕暮れになる。






あちこちに大松明が準備されている



 細い道の小さなかがり火に火が入り、紋付や裃をつけた町役さんが提灯持って歩きだして火祭のはじまりです。



宿と呼ばれるところでは松明を担ぐ若い衆が



宿にはお供えと大松明が飾られている



小さな松明ににも火がついていく



たいまつを担ぐ小さな男の子、そばにはママに抱っこされている幼児も



いよいよ祭りの始まりだ・・



 かがり火が幻想的な夜を演出している道を、かわいい子供が親に付き添われて「サイレイ、サイリョウ」と声を張り上げながら松明をかついで神社へ向かう。見物の群衆で思うよう近づけないので写真もこんなのしか撮れなかった。



とにかく狭い道には見物客の大群衆が、自由に身動きも出来ない。おまけに松明が勢ぞろいする山門前は立ち止まっていられない。こんな状態では午後9時まで待っても満足に見れないと考えて、混まないうちにと午後7時過ぎに退散することにしました。
 来るときほどではないが帰りの電車も混雑している。しかし、帰路すれ違う鞍馬行きの電車はまだまだ満員の客を積んでいる。こんな状態でゆっくり祭り見物するにはお店の二階席を予約しなければ・・・・・テレビニュースではメインの山門前の松明集合が見られるが、実際に現地に行かないと迫力がない。頑張る体力がないので途中で引き返しましたが雰囲気だけは味わえた鞍馬の火祭でした。