京の冬旅「東福寺と東本願寺」

2022・01・12
 今朝は小雪もぱらついて冷え込みもきびしいが、前もって入手していた「冬の京都の観光情報」から”京の冬の旅”「”非公開文化財特別公開」にあった・東福寺三門(国宝)と・東本願寺御影堂門(ごえいどうもん)の二か所を見学しようと出かけました。

 

これは入手していた「冬の京都の観光情報」冊子の表紙です。

この特集で紹介されていた「非公開文化財特別公開」の個所
・建仁寺「正伝永源院」、 ・東福寺「法堂・東司」 ・東福寺「三門」 ・大徳寺「聚光院」、・大徳寺「大光陰」 ・智積院   ・西陣「興聖寺」 ・仁和寺「御殿・庭園」 ・東寺「五重塔」 ・法恩寺 ・東本願寺「御影堂門」 ・醍醐寺「三宝院」 ・醍醐寺「五重塔」 ・西本願寺「書院」 


 最初の訪問先は東福寺「三門」です。JR京都駅で”みやこじ快速”で一駅目、東福寺駅で下車する。駅を出て右へ。徒歩で東福寺へ向かう。

 

臥雲橋
 駅前通りを右へ東福寺に向かって歩く。一番最初に出会うのがこの木造屋根付きの「臥雲橋」です。紅葉の時期にここから眺める「通天橋」風景は大人気スポットです。、



通天橋と紅葉
※昨年11月に描いた 紅葉真っ盛りに描いた通天橋  クリックして覧ください。


 

東福寺の塀に沿って進む。
 

この門から東福寺境内へ、正面に本堂があります。
東福寺は壮大な伽藍を誇る、臨済宗東福寺派の大本山です。
本堂の拝観はパスして三門に向かう。





東福寺三門(国宝)
高さ22m
 室町時代(1425年)の建立、三門としては日本最古。足利四代将軍義持によって再建されました。禅宗三門としては日本最古で最大の門です。


  

拝観券(写真下)を購入(800円)して急な戒壇を登って楼上へ。
楼上内には「宝冠釈迦如来」と「十六羅漢像」が並ぶ浄土の世界です。
天井には画僧「明兆(みんちょう)」らによる極彩色の飛龍や天女が描かれている。

 ※楼上内も楼上からの外部風景も撮影禁止のため、このチケット及びこの案内冊子の表紙写真を参照ください。

強烈な寒さ、寒風が吹き込む楼上、足も冷えて震えながら三門の見学でした。
見終え、次は本堂へ向かう。 
 

重厚な三門の柱の間から見える本堂です。
 

本堂(仏殿兼法堂)
 

東福寺のご本尊「釈迦三尊像」です。
 

堂本印象の本堂天井画「蒼龍(そうりゅう)」です。 
 ※古い仏殿と法堂は明治14年の火災で焼失したそうです。現在の仏殿と法堂を兼ねる本堂は昭和9年に再建されました。



さあ、次の訪問先は東本願寺の「御影堂門(ごえいどうもん)」です。
JR東福寺駅から京都駅へ移動です。



 JR東福寺駅へ向かう途中にあったインド料理の小さなお店で昼食。久しぶりの「ナン定食」をいただきました。


JR京都駅へ戻り、東本願寺までは徒歩5~6分ほど。
烏丸七條の交差点を渡ると東本願寺です。
 

御影堂門(ごえいどうもん)



御影堂門(ごえいどうもん)の拝観券(料金800円)

  「御影堂門(ごえいどうもん)」
高さ約28mの入母屋造・三門形式の二重門。
 明治44年(1911年)の再建。上層には、釈迦如来像(坐像)を中央に、脇侍として向って右側に弥勒菩薩像(立像)、左側に阿難尊者像(立像)の三尊が安置され、浄土真宗の正依の経典「浄土三部経」の1つである『仏説無量寿経』の会座をあらわす。また、その手前には仏舎利が安置される。

   この御影堂門も楼上内は撮影禁止でした。外部の撮影はOKでした。
 楼上内は東福寺三門とは大違い、中央に仏像があるだけ、天井も無地の板張りでした。
 

楼上からの阿弥陀堂(左)と御影堂
 

御影堂
 

、清水山が見えている。
(東山方面)
 

京都タワーと京都駅が間近に見える。
(南方面)
 

御影堂を拝観した後、廊下つづきのこちら阿弥陀堂へ。右手に見学した御影堂門が見えています。
 東本願寺の概略歴史
 織田信長と本願寺との間で「石山合戦」の後、豊臣秀吉、本願寺に京都(堀川六条)の寺地を寄進(後に現在の西本願寺へ)。徳川家康、教如上人に京都(烏丸六条)の寺地を寄進(後に現在の東本願寺へ)。御影堂、阿弥陀堂は度重なる火災で焼失。現在のお堂は明治28(1895)年に落慶。


スケッチ散策をしようと思っていたが、今日の強烈な寒さに負けて、帰宅してしまいました。