紅葉の教林坊
 
(滋賀近江八幡市安土町石寺)
2015・11・25

  今日は曇り空だが雨は降ららないだろうと予想して、安土の繖山を越えて石寺の教林坊へ紅葉を見に行く計画で出かけました。自宅から車で約1時間、安土の「文芸の郷」にある「安土城考古博物館」の駐車場に車を止める。登山靴に履き替えて、まずは繖山頂上を目指す。この山は低山だが頂上からの展望はよい。登山道は黄葉がいっぱい、展望も楽しみながら気持ちの良い歩きができました。頂上から佐々木城跡を経由して観音正寺へ。今まで無料で拝観できたのに拝観料聴取する小屋ができている。何度もお参りしているので、今回はパスして、正面参道を下りる。その途中の分岐から教林坊への道に入る。




教林坊の駐車場
車の後ろに見えている屋根は教林坊の総門です。
 
総門
なかなか良い雰囲気でしょう
 

竹林の中の小路から庭園の紅葉が見えてくる。
 

この表門をくぐるとすぐに茅葺屋根の書院があります。
 

書院の左手、教林坊本堂の屋根と紅葉
 

本堂の瓦屋根に赤い落ち葉が・・・
書院の受付で、紅葉のピークは少し過ぎましたが、
まだまだ十分に楽しんでもらえますよと教えてくれる。


経蔵の茅葺屋根と鮮やかな紅葉

 
石畳の周りに赤い落ち葉が敷き詰められ素敵だ。
 

急勾配に作ってある庭園の散策路から望める書院と石庭です。
左端は経蔵の一部です。

 

紅葉の中に見える教林坊本殿

 

庭園のあちこち岩が露出している。
別名「石の寺」と言われる所以か。





散策路からスケッチしたが、素晴らしい紅葉が表現できず。



 

説法岩と本尊霊窟
左の建物は教林坊の本堂です。
 

本堂と遠州庭園(桃山時代)
 教林坊は
推古十三年(605)に聖徳太子によって創建されました。寺名の「教林」とは太子が林の中で教えを説かれたことに由来するそうです。別名「石の寺」。

白洲正子の審美眼
~ここで私の興味をひらいたものは、慶長時代の石庭で、いきなり山へつづく 
急勾配に作ってあり、よく見ると、それは古墳を利用してあるのだった ~
白洲正子 「かくれ里の石寺」より
(教林寺のガイドチラシより)
 

教林坊から石寺の集落
 集落を抜けて、峠越えて駐車している「安土城考古博物館」まで歩くことになる。

 
石寺の集落と繖山
 ちょうど写真中央の頂上近くに白く光って見えているのが観音正寺です。