2006・8・22
月間京都でおなじみの画家・岩田重義氏による野外スケッチ講座 京庭園で”スケッチ講座と京弁当を楽しむ会”に参加してきました。 明治期に活躍した「植治」7代目小川治兵衛が作り、11代目によって手入れされている庭園で、ゆっくりスケッチを樂しむという企画でした。 場所は京都の東山、南禅寺近く庭園と京料理の「洛翠」 10時30分からというので、暑さをさけるため早めに出かけました。JR山科駅から京阪電車の京津線に乗り換えて「蹴上」で下車する。まず洛翠への途中にある南禅寺境内を散策して、スケッチしてから行くことにしました。 午前8時前に着いたが、もう汗がにじみ出てくる。境内では清掃奉仕している人、ジョギングしている人、外人の観光客、お参りする人などいろいろ・・・・ 法堂正面の石段に腰掛けて南禅寺三門(1628年、重要文化財)をスケッチ 夏は木々が繁って見通しが利きません。 軒下は少し風がありしのぎやすい、そばではにぎやかにセミがやかましく鳴いている。 法堂(はっとう)の土壁と禅宗の窓 禅宗の生命とも云うべき問禅、開堂等法式行事の行なわれる場所であり、公式の法要もみなこの堂で勤められる。 水路閣(南禅寺境内を通る疏水) 疏水は、琵琶湖から京都市内に向けて引かれた水路である。滋賀県大津市で取水され、南禅寺横を通り京都市東山区蹴上迄の区間である。疏水の工事は1881年に始まり、1890年に竣工した。 |
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あっという間に2時間が過ぎる。あわてて洛翠に向かう。何処かなあとキョロキョロ・・・ちょっと変わった門を過ぎるとすぐに洛翠に到着する。あとで分かったがこの門は落水の庭園の入り口の門でした。ただし不明門(あかずのもん)といって豊臣時代に伏見桃山城にあったものでした。常に閉ざされているため不明門と呼ばれている。 玄関を入ると岩田先生と岩田先生スケッチ講座(滋賀会館)でおなじみのメンバーが集まっていました。なつかしい1年ぶりの再会でした。 池奥に見える画仙堂 エアコンの効いた涼しい二階広間から「植治の庭」をスケッチ 中央部に琵琶湖を模した池があり、その水は琵琶湖疏水より引き入れられている。 難しいことは考えなくていいんです。 ただ、ぼーっと眺めて心が癒される、そんなあくびの出来る庭がいいんです。 ・・・・ 十一代目 小川治兵衛氏 画仙堂(がせんどう) 詩仙堂、歌仙堂と並ぶ京都三仙堂のひとつ。いまから約280年前に中国より伝来したといわれています。 サルスベリ(百日紅)の爽やかなピンク色が庭園に彩を添えていたのでスケッチしました。 やはり花は苦手ですう(^_^;) 先生の講評の後、和菓子と抹茶をいただき解散となりました。 |