伏見稲荷から京都トレイル歩きで伏見へ
2015・1・7

 今日は伏見稲荷までスケッチしようと出かけましたが、お稲荷さんの境内で新しい京都トレイルコースに出会い、伏見まで歩いてしまいました。当然のことながら絵は一枚も描けませんでした(^^;)。JR京都駅で大和路線の普通電車に乗り換え、10:15稲荷駅に着きました。混雑するホームには外国人の参拝者が大勢いる。さすが2014年に京都・伏見稲荷が外国人観光客人気スポットNO.1になっただけのことはある。




JR稲荷駅下車するとすぐにこの参道があります。
伏見稲荷の大鳥居くぐって・・・


稲荷大社の立派な楼門
 お稲荷さん(伏見稲荷大社)は・・・
 全国に30,000社あるといわれ、その総本宮が伏見稲荷大社です。そして、稲荷信仰の原点が、稲荷山であります。当社の御祭神である稲荷大神様がこのお山に御鎮座されたのは、奈良時代の和銅4年(711)2月初午の日のこと。「衣食住ノ太祖ニシテ萬民豊楽ノ神霊ナリ」と崇められ、五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就の神として、広く信仰されてまいりました・・・伏見稲荷大社のHPより抜粋させてもらいました。
 


拝殿の横から本殿を写す。
お参りしてからお山へ

 


有名な千本鳥居を通って奥社へ向かう。
 稲荷山は、
いわゆる“東山三十六峰”の、最南端に位置する霊峰(海抜233m)で、古くから三ケ峰と呼ばれてきたように三つの峰が西から東へと段々に高く連なり、これを山麓から仰ぐと、まさしく降臨の地にふさわしい山容をそなえています。山麓のご本社に近い峰から順に三ノ峰・二ノ峰・一ノ峰と称し、三ノ峰と二ノ峰の中程に間の峰、そして三ノ峰の北方に荒神ヶ峰がつらなっています。山中には、おびただしいお塚が群在し、参道には数千もの朱の鳥居が建ち並んでいます。稲荷山に登り、これらの神蹟やお塚を巡拝することを「お山する」という。・・・伏見稲荷大社のHPより


 

竹の下道を行く。

 楼門をくぐり 本殿にお参りして 千本鳥居を通って奥社奉拝所へ。そこから稲荷山の一ノ峰を目指そうと鳥居の道に入って行く。すぐに京都トレイルの道標がある。たしか、ここを右に登って行くと竹の下道で静かな山道で一ノ峰へ行けるはずだ。いままでに何度か歩いている道なので勝手がわかっている。初詣でにぎわう参道をさけてこちらを選択する。以前にはなかった京都トレイルの道標には、「東山トレイル(伏見・深草ルート分岐)」と表示している。その行先には大岩山展望所を経て伏見桃山城とある。このときはまだ京都トレイルを歩くことは頭になかったが・・・

竹の下道
 平安時代の深草は大宮人の憧れの里で別荘荘園が営まれ花見、狩り、月見など四季折々に雅やかな宴がされたとか。竹の下道は稲荷山麓から大亀谷方面への道をつたい小幡を越え大和へつながる道。
 
 

竹藪の中の道から植林帯の中へ・・・
 

道なりに行くとこんなお塚が二カ所ありました。
 

 竹の下道に入って20分ほど行くと右手に伏見桃山城が見えてきた。上の写真の中央、木の枝の中に黒い点のように見えています。
 

11:00京都トレイルの道標(F34)がある分岐に着く。先ほど伏見桃山城を見たことと、大岩山展望所に魅かれて、ここで右折して京都トレイルルートを行くことに決めました。
 

 大岩山展望台、伏見桃山城への京都トレイルは分岐点でちょうどUターンする形で下っていく。
 

 道標に従い進むとこんな峠に出る。

 

 京都市街が見渡せる峠から住宅街へ下っていく。やがて住宅街のT字路に、道標に従い右左折して南へ進む。



 

名神高速の高架下をくぐる。
 直進すると広い通りに突き当たる。だが、今までやたらあった道標が見つからない。このT字路を右か左か思案、右へ行けばすぐにJR奈良線線があることから、左折して大通りの坂道を登って行く。
大通りをどんどん上がっていくが道標が見つからない。
ちょうどジョギングの男性が近づいてきたので桃山城への道を聞く。  
 

 ジョギングの男性は道は知らないけど、前方に見えるマンションのちょっと先に道標があると教えてくれました。途中で京都トレイルの道標を見落としたようだ。後で出てくるルート図(桃山城にあった)で分かったが、住宅街から深草トレイル道を歩いていたのだ。二つの道標が重なってややこしい。
 

道標に従って大通り(大岩街道)から右折して、大岩山展望台、伏見桃山城への京都トレイル(大岩神社参道)に入って行く。いきなり鬱蒼とした竹林の中の道になる。



 

大岩神社の鳥居だろう、道はかなり荒れている。
 

神秘的な池のほとりを進む。
ここで、鍬を担いだ作業服姿の男性に出会う。道を尋ねるとこの地元の方で荒れた参道を整備(ボランティア)に来ているという。ちょうど昼時で自宅へ戻る途中で、情報を得るラッキーな出会いでした。この道は昨年、新聞に掲載された京都トレイルの新ルートだという。伏見稲荷から大岩神社を通り、大岩山展望所へ登るコース。展望台からは伏見桃山城まで下っていくという。大岩神社はかなり被災していて、道もあれているから注意をしてくださいと親切に教えていただきました。それに展望所からは京都市街から大阪のビル群、ハルカスも見えるよと教えてくれました。

 ※帰宅してからネットで調べたら、京都一周トレイル「東山」・「北山東部」・「北山西部」・「西山」・「京北」の5コースに加えて、平成26年11月15日に東山コースを南に延伸した「伏見・深草ルート」を新たに開設されたとありました。
   
  大荒れの大岩神社
12:15 参道を登りきると視界の広がる大岩展望所に着きました。
 

京都市街が一望できる素晴らしい眺め
大岩山からは
大阪ビル群、伏見桃山城、石清水八幡宮、淀川、天王山(270m)、西山(ぽんぽん山 679m)、京セラ本社ビル、善峯寺、小塩山(642m)、阪神高速8号線、名神高速道路、愛宕山まで見えると案内板にありました。ちなみに写真の中の目立つ黒いビルは京セラの本社ビルとのこと。
 


大阪ビル群
左端の高層ビルが阿倍野ハルカスだろう。
 


京都タワーも・・・
携帯付属のカメラなので解像度が低く鮮明に映っていない。
 

大岩山頂上の電波塔
桃山城に向けて下山する。
 

下山途中で見えてきた伏見桃山城

 

やがて広大な住宅街の中へ。
 町中でまたまた道標を見失い迷ったが・・・散歩中の人に道を教えてもらい無事伏見桃山城の裏手にたどり着きました。
 

伏見桃山城
現在、お城内部の見学はできません。



伏見桃山城にあった
京都トレイルの東山トレイル「伏見・深草ルート」案内図です。
  
 コースは伏見桃山駅をスタート、御香宮神社,明治天皇陵,伏見桃山城,伏見北堀公園,大岩山展望所,大岩神社を通り伏見稲荷大社奥社へ向かうルート。(約9.5キロ)

 地図の販売は
 平成26年11月15日から,東山コースガイドマップ改訂版を,京都総合観光案内所など市内外約80箇所で販売を開始。税込500円


地図にあるように京都トレイルコースと深草トレイルコースが入り混じってルートを錯覚しやすい。私もこの例にもれず途中で勘違いして間違いました(^^;)。
 

桃山御陵の道
 

桃山御陵参道
 

JR桃山駅
 少し足が痛くなってきたので、ここから帰ろうかと思ったが、何か一枚スケッチできればと思い酒倉の街伏見の中へ下っていく。
 

御香宮神社
ここの正門は伏見桃山城の大手門とか・・・
参拝をすませてさらに下っていく。

 

13:30 賑わう伏見商店街に着く。
 遅い昼食をとろうと、人気の店”とりせい”へ行ってみたが、この時間帯でも待ち客がいっぱい、昼食は諦めて散策を続けることにしました。
 

人気スポット、かっぱ黄桜です。
試飲してみたいなあと思いつつここも通り過ぎる。
一人ではなかなか決まらない(^^;)。

  

酒蔵が並ぶ伏見の定番の風景です。
スケッチしたかったけど、寒いのに加えて昼食とり忘れで
スタミナ切れでスケッチもギブアップ。。
 


利き酒できますよ~と暖簾が招いているのに・・・
入りそこねました(^^;)。
 

龍馬通り
 伏見といえば寺田屋の坂本龍馬ですね。ここは一度描いているが、今日はパス。結局、町中をウロウロしただけでで退散することになりました。