旧草津川を琵琶湖岸まで歩く
(滋賀県草津市)
2017・4・2
 天井川として知られていた滋賀草津市の草津川が、新草津川(現草津川)完成に伴って平成14年に廃川となりました。その跡地を利用して”草津川跡地公園”に生まれ変わり、4月20日にグランドオープンされる。それに先立って完成した区間(2)と区間(5)が開園されたと知って、さっそく出かけてきまはした。
 この旧草津川の堤防道沿いに桜並木があって、花見の季節には大賑わいする人気スポットでした。残念ながらここ数年は跡地の公園化工事で歩けなくなっていました。ぼつぼつ桜が開花しているだろうと期待しつつ新公園探索に出かけました。


スタートはJR草津駅から近い区間(5)へ。このエリアはJR琵琶湖線から市道大路16号線付近までです。
広場の愛称は”de愛ひろば”です。


スタート地点の市道大路16号線付近(区間5)
 、ここは”東海道の渡し場跡”、左岸の堤防沿いを琵琶湖岸まで歩く予定です。このコースは以前からサイクルロード、琵琶湖岸までは6.1kmあります。


自転車道と歩行者道が並行している。を西に進む
 旧草津川の両岸の散策路に挟まれた川底が新公園になりました。残念ながら桜はまだ咲きはじめでした。


※以下2枚の写真は4月10日に再訪問して満開の桜並木を撮ったものです。
   

 

草津川跡地公園マップ
太い黄色のライン区間が新しく公園に生まれ変わった。
JR草津駅東口から徒歩約5分くらいです。


川底にできた公園
 

KUSATSU COCORIVA
(クサツココリバ)
 4月20日には、このエリアにできたカフェなどのお店がグランドオープンします。

旧草津川のマップです。
もともと左岸は”草津川サイクルロード”となっていました。





※この二枚の写真も4月10日に再訪問して満開の桜並木を撮ったものです。



さあ、ここから琵琶湖岸まで、約5.4kmのウオーキングスタートです。


11:35 JR東海道線の上を旧草津川が越えていく。
ここだ区間5の跡地公園が終わってサイクルロードを行く。


旧草津川右岸と草むらの草津川
遠くには頂上に雪を残している湖西の比良山系が望める。


 比良山遠望と草津市街
川の右岸は開発されて草津市の道路になっている。


琵琶湖対岸に聳える比叡山が迫ってくる。
水のない川底に野菜や花畑が作られている。


  川は緩やかに大きく左右に曲がっていく。比叡山が左手に見えたり、正面や右側に見えたりします。


浜街道に着く。
 道路を横断した所から区間2の公園になります。公園でせき止められているので雨水が溜まっている。


浜街道を横断して区間2の”ai 彩ひろば(あいさいひろば)”に入って行く。
 
この子園の区間は浜街道からメロン街道までです。
 今回オープしたのは、先ほどスタートした草津川跡地公園「de 愛ひろば」とこのエリアの二カ所です。


 区間2の”ai 彩ひろば”を過ぎると従来からのサイクルロードがつづきます。
 

比叡山が目の前に迫ってくる。
サイクルロードの距離表示、びわ湖まであと1.2km
 

歩いてきた旧草津川左岸の道をふり返ると
野洲市の近江富士(三上山)が望める。
 

やっと湖岸道路に着く。
  

湖岸道路にあるサイクルロードの終点表示です。
スタートから6.1km歩いたことになる。
 

湖岸道路に出て北方面を見ると琵琶湖と比良山系が望める。
 

湖岸道路を横断したら、すぐにこの旧草津川の河口跡になるが、その痕跡はわからない。
バス釣りのボートがあちこちに見えていました。


バス釣りボートと琵琶湖岸


北山田漁港
湖岸道路脇の遊歩道を大津方面へ少し行くと結構大きな北山田漁港に着きました。
漁港横にある公園で昼食をとって、休憩してから来た道を草津川跡地公園目指して引き返しました。  
旧草津川の左岸をさかのぼってゴールへ向かってひたすら歩く。
やがて草津駅前の高層ビルが見えてくる。 

・・・・ 天井川の所以 ・・・・
 山に近い方が流れ出た土砂が溜まり川底が高くなり天井川を形成している。スタート地点の旧草津川跡地公園あたりの堤防道からは二階建ての家屋の屋根が下に見えるほど高くなっています。それが天井川と呼ばれる所以です。このあたりの下流になると写真で分かるように、両岸の堤防の上に一般家屋の屋根がみえて一般の川と同じ風景になっています。