明治建築遺産の旧奈良監獄
(奈良市般若寺)
2018・11・24

 ネット検索していたら「奈良赤レンガ FESTIVAL]がヒットしました。場所は奈良市の般若寺にある旧奈良監獄でした。イベントの3日間(11月23日~25日)だけ「旧奈良監獄」の見学ができる。奈良市に生まれ住んだので私は、その存在は「少年刑務所」として知っていました。何度か赤レンガ造りの重厚な表門をスケッチに行きましたが、内部の見学は勿論したことがありません。さっそくネットで「11月24日12:00の見学」チケットを予約、購入して、11月24日に出かけました。
   
近鉄「高の原」駅から無料シャトルバスで「赤レンガ・フェスティバル」開催中の会場、旧奈良監獄に着く。
表門前にはすでに見学者の長蛇の列ができている。凄い人出だ。予約時間までは時間があるので、表門を描こう。




旧奈良監獄の表門
 旧奈良監獄は司法の近代化を掲げて造られた「明治五大監獄」として唯一原形を保っています。ロマネスク様式の煉瓦建築は、竣工から100年あまりの時が過ぎた現在もなお、その威厳と美しさがあるという。 2017年に108年の歴史に幕を閉じ、今後は日本初の「監獄ホテル」として生まれ変わるそうです。


 

①表門 ②庁舎 ③中央看守所 ④重屏禁房 ⑤医務所 ⑥隔離病舎 ⑦牢舎
※この図はいただいたパンフレットより切り抜き、転載させてもらいました。



  表門をスケッチしたが、予約の見学は12:00スタート。待ちきれないし、すごい行列に並ぶ気力が失せる。係りの人に自由見学は可能かと聞くと、チケットがあればOKでした。
 

内部から見た表門①です。
重厚なヨーロッパのお城のように見えます。
 

表門を入ると正面に立派な煉瓦造りの庁舎②が・・
見学者の行列がすごいでしょう(@_@)
   
  赤レンガFESTIVALの会場では特性クラフトビールや軽食が販売されていて賑わっている。
多くの見学者で賑わっていて、物々しい監視員もいないので、全く監獄というイメージはありませんでした。、
 

獄舎の建物
 

中央看守所の建物?
 監獄舎の建物は中央に半円形の「中央看守所」があって放射状に獄舎が繋がっていました。
 

獄舎の長い廊下
 

ここが中央看守所だろう

  

なかなか重厚ですごい建物群
見学コースに参加していないので詳しいことはわかりません。
 

この建物は医務所⑤だろうか・・・
窓に格子が入っているが、監獄の感じはしないなあ。
 

 左奥が牢舎⑦で奈良奉行所の屋内にあったもの。右手前が隔離病舎⑥です。


旧奈良監獄を見学し終わって、近くの般若寺へ。
 

般若寺の表門だろう
 

拝観入口は駐車場から入るようになっていました。
写真を撮っただけで、近くのバス停へ。
今日の目的は旧奈良監獄見学と、今年2018年10月に落慶法要が行われた興福寺の中金堂一般公開です。
   
 奈良公園に入ってきてバスの車窓からこのきれいな黄葉を見て県庁前で下車。
ここは東大寺の西大門跡でした。ここから東大寺大仏殿の屋根が見えていました(写真左上)。
  

東大寺西大門跡の黄葉


 


東大寺南大門と若草山
(奈良市水門町)
この風景は何度か描いている好きな場所です。
 

 ここもお気に入りの白塀と土塀が迫る細い道です。この道を歩いて奈良公園内へ
 

寄り道スケッチをしながら、やっと興福寺の境内に入ってきました。
 

文殊堂と五重塔
 

文殊堂前の広場から見える中金堂です。
   
中金堂拝観
 興福寺(こうふくじ)は、奈良県奈良市登大路町にある、南都六宗の一つ、法相宗の大本山の仏教寺院である。南都七大寺の一つに数えられる。藤原氏の祖・藤原鎌足とその子息・藤原不比等ゆかりの寺院で、藤原氏の氏寺であり、古代から中世にかけて強大な勢力を誇った。南円堂は西国三十三所第9番札所である。「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されている。 (※フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

 

三条通りを下って近鉄奈良駅へ向かう。
 

近鉄奈良駅ではせんとくんが・・・
今日は素晴らしいお天気にも恵まれて、盛り沢山な奈良市スケッチ散歩でした。