2004/2/22(日)

友人のTさんがマキノ町の知内浜まで白鷺の写真を撮りに来るというので顔を見に行ったついでに赤坂山に立ち寄ってきました。この山は4月下旬から5月初旬にかけて稜線にカタクリの花が咲くので何度か訪れたことはあるが、この時期に登るのは初めてです。
 マキノ町は全国的に珍しいカタカナの町名です。滋賀県の北西部、高島郡の最北端に位置し、町土の約76%が山林等、耕地は約13%、日本海側の気候に属し県下有数の豪雪地帯で平野部で80cm、山間部では100〜200cmの積雪があるとマキノ町のHPで紹介されている。
スキー場のゲレンデから赤坂山方面の風景。ゲレンデには全く雪の姿はないが、中腹から頂上にかけては残雪が相当ありそうだ。
登山口はゲレンデの中央奥にある(左の写真)
いきなり木段がつづく急登になる。


登山口にある案内板を分割して表示しました。地図は省略しています。
このコースを歩くと無雪期で約6時間かかります。
今日もいつものスケッチ&低山ハイクスタイル、冬山用の足元ではないが行けるところまで登ってみることにして出発。最初の急登を過ぎた頃には気温が高いせいか汗びっしょりに、セーターとジャンパーを脱ぐ。登山道も緩くなり、調子ガ滝の案内板のある三叉路を左に見て遊歩道を行くと残雪の道になってきた。
進むにつれてだんだん雪が多くなり、登山道の中央、雪の下は雪解け水が流れている。普通のハイキングシューズなので水がしみこんでくる。躊躇しながらもせめてこの先の展望できる台地まで行こう・・・・・

最終的には展望台地からひき返して、急坂の少ないテニスコート口への遊歩道を下りました。
分岐の道標には登山口0.5km、テニスコート口1.4kmとありましたが、駐車場までの距離はあまり変わらなかった。こちらの方が足に優しくて、展望も所々あり快適な歩きができました。



この台地への登りではちょっと踏み後をはずすと膝まで雪の中へめり込み歩きに苦労しました。赤坂山の頂上は後ろの山の県境尾根(粟柄越)を越えた先。この状態では先に進むのは無謀と判断して残念ながらここから下山することにしました。



東屋のある展望ポイントの台地にやっと到着。頂上へはあと2kmだが、すでに靴の中は進入した水と雪でびしょびしょ状態。なぜかスパッツだけがザックに入っていたが普通の靴のため効果なしでした(^_^;)




下山道からの展望




琵琶湖方面を見るがあいにくの視界でデジカメ写真には映らない。



烏帽子岩とちょっと展望のある休憩ベンチ


スキー場のゲレンデが見えてきた。もうすぐテニスコート口だ。

 
 残念ながら赤坂山の頂上へは登ることができなかったが、思いがけない雪山散歩ができて楽しかったです。時間が余ったので萱葺きの里、マキノ町の北端の山中、在原地区にも足を伸ばして萱葺きのある景色をスケッチすることができました。在原の里はまだまだ雪国でした。