2007.6.2
朝刊の滋賀版に醒井水の宿駅(さめがいみずのえき)で比喜多利彌洋画展をやっているという記事を見て急遽醒井(さめがい)へ行くことにしました。あまりによいお天気なので電車に乗ってから醒井周辺の行き先をあれこれ考える。霊仙山も久しぶりだなあ・・・ しかし出かけるのが遅かった上に電車の連絡が悪くて米原で30分も待たされ、醒井駅に着いたら11時20分。登山口の醒井養鰻場行バスが11時45分、これでは霊仙山は時間不足で無理だ。そうだ2年半前に登った松尾寺山へ行こう。洋画展を見てからバスで醒井養鰻場へ。 (今日はデジカメ忘れて携帯電話のカメラなので写真がかなり不鮮明です、ご容赦ください。) 伊吹山 松尾寺山の登り道からスケッチする。 |
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12:00 醒井養鰻場バス停でハイキングコースの略図をメモして松尾寺跡へ向けて出発 養鱒場から林道に入る。直ぐ、松尾寺霊仙三蔵記念堂があり、道なりに林道を登る。 |
霊仙三蔵祈念堂 前回、愛知の仲間に誘われて、米原地区の西坂から松尾寺山&八葉山へ登った。その帰りにここへ下山してこの裏にある醒ヶ井楼別館で宴会したことを思い出す。 |
「 ハイキング ルート 」 12:00 バス停出発 1: 霊仙三蔵記念館と醒井楼別館 2: ゲバントハウス(米原工芸研究所) 3: 林道合流 4: 松尾寺跡 5: 影向石(こうようせき) 6: 蔵王権現 7: 夫婦杉 米原地区西坂登山道合流 14:45 バス停帰着 |
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霊仙の雄大な山容 |
ゲバントハウス(米原工芸研究所) この少し先で分かれた林道に合流する。 |
松尾寺山生活環境保全林の看板 |
小さい山門をくぐり・・・ |
急な石段を登ると松尾寺跡に着く。松尾寺の境内(右の写真) 12:55着 ここで休憩しながら昼食とする。 前回は八葉山で道を間違えて時間をロス、この松尾寺へは立ち寄れなかった。 松尾寺山の歴史 松尾寺山は役の行者が開いたと伝えられ、奈良中期には宣教が創立した霊仙七ヵ寺の一つとして松尾寺が建立されました。平安前期には松尾童子が寺の興隆に力を注ぎ、山岳信仰の霊地として江戸中期まで栄え、坊は50にも達した。松尾寺には、ご本尊飛行観音、影向石、役の行者の斧割水、鐘イリ場、一本橋、ハサミ岩、夫婦杉の七不思議が伝えられている。また、鎌倉中期に建てられた石造九重塔は、国の重要文化財に指定されている。 |
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九重の石塔(国重要文化財) |
石塔刻まれている石仏 |
13:30 出発。 頂上へはお寺の右奥から登れば、電線鉄塔を過ぎて、樹林の山頂に着く。 残念ながら三角点は見逃してしまいました。尾根道を歩いて夫婦杉へ向かう。 |
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立ち木の囲まれた蔵王権現の小さな石碑 |
歩きやすい尾根道が続く |
松尾寺七不思議「F夫婦杉」 |
夫婦杉の後ろにあった石仏 |
千年ほど前、高野山の宗祖が松尾寺へ参詣されて、嶺上で弁当をとった際に、その場につきさしたお箸が成長したもので、二本杉とも呼ばれている。上下を逆にして土にさされたので、枝が下を向いて伸びている。そう聞くとこの夫婦杉の枝が何となく下を向いているように見えてくる(^_^;)。 ここは前回米原地区の西坂から登った道が合流するところなので見覚えがある。 ここから前回下山した道を一気に下山しました。 醒井養鰻場のバス停に着いたらバスの時間まで30分もある。途中まで歩いて見る。 清流に沿った道を歩く。上丹生に近づくと清流にバイカモ(梅花藻)の白い可愛い花が咲きだしている。これからバイカモのシーズンで醒井もにぎわう季節です。 途中で来たバスに乗ると、同じ守山市から来たというご夫妻に出会う。霊仙山の五合目までバードウオッチングしてきたという。新緑を楽しむ・展望を楽しむ・山歩きを楽しむなど人によっていろいろだなあ・・・ |