西国三十三霊場
三室戸寺と宇治
(2002・7・12)

昨日歩いた東海自然歩道の先、宇治に行きたくなり出かけました。上醍醐で出会ったお遍路さんたちは三室戸寺から来たと聞き、今日の予定は宇治を散策してから三室戸寺、黄檗山万福寺まで歩く予定にしました。しかしカンカン照りのあまりの暑さに結局萬福寺は断念してしまいました(^_^;)。
平等院の鳳凰堂
鳳凰堂の屋根にある鳳凰
鳳凰堂正面からの阿弥陀如来像
宇治といえば平等院、さっそく見学に行きました。その道の両側にはさすがにお茶の名所、宇治茶を売る店が多い。入場料料を払って入ったが、鳳凰堂拝観にはさらに500円が必要といわれ、あきらめ庭を一周することにしました。
新しく買ったデジカメでズーム写真を撮って見ました。
 平等院は永承7年(1052)、関白藤原頼道によって開創され、鳳凰堂はその翌年の天喜元年(1053)阿弥陀如来を安置する阿弥陀堂として建立されました。また、11世紀の仏像群としては唯一残る、国宝雲中供養菩薩像52躯は、平等院ミュージアム鳳翔館」で拝観できます。
雨台風の影響で宇治川も水量が増して流れが激しかったです。木陰のベンチで流れを見ながら昼食、そのあと三室戸寺へ向かい出発。
世界文化遺産の宇治上神社(国宝)
元は下社の宇治神社と一体で平等院の鎮守社ともいわれる。
本殿は平安時代後期に建てられた現存するわが国最古の神社建築です。

宇治神社から宇治上神社を通り「さわらびの道」に入り三室戸寺へ向かう。この道は木陰でほっとする。しばらく行くと東海自然歩道の標識、大吉山(佛徳山)ハイキングコースがある。散歩中の地元の人から頂上付近には展望台があると聞いて登ってみる。ジグザグの整備された道だ。展望が利くところに東屋があり宇治の街を眺めながら小休止、風が心地よい。とりあえずトイレと道標のある所から石段を登り頂上へ、三角点を見つけて元のところへ戻る。同じ道を下るのは面白くないので興聖寺へ下りる。
大吉山(佛徳山)の三角点。古いものなのか昔の文字で刻んであった。IME-2002では漢字が出てこない(^_^;)
興聖寺山門
大吉山から下山してくると、興聖寺の横から寺に入ってくる。境内の庭を見て山門からでる。この山門はいかにも禅寺という雰囲気ですね。この寺は1648年に淀城主、永井尚政によって宇治の地に再興されたものらしい.。
興聖寺の庭園
山門を出ると石垣に挟まれた「琴坂」といわれる参道だ。この先は宇治川だ。川に沿って下流に向い、再び宇治神社から「さわらびの道」に入り三室戸寺へ向かいました。
琴坂
三室戸寺の山門
三重塔
本堂
三室戸寺の縁起

当山は西国観音霊場10番目の札所で、本山修験宗の別格本山です。約1200年前(宝亀元年)光仁天皇の勅願により、三室戸寺の奥、岩渕より出現された千手観音菩薩を御本尊として創建されました。五千坪の大庭園は枯山水・池泉・広庭からなり、5月のツツジ(2万株)、6月の紫陽花(1万株)7月のハス・秋の紅葉など四季を通じ美しい花模様を楽しめる。
・・・・三室戸寺の略縁起より抜粋
今の季節はちょうどハスの花が咲き出しています。昨日は忘れた納経帖、今日はちゃんと持参社務所で記帳してもらいました。
あまりの暑さに黄檗山萬福寺行きはギブアップ、京阪のみむろど駅から帰宅しました。