(みのうらがたけ)
2007.6.7
週末はまた雨模様になりそう、お天気の今日低山歩きに出かけることにする。行き先は手元にあったガイドブック”関西、里山・低山歩き”(実業之日本社)からアプローチの便利な洛北の”箕ノ裏ヶ岳”に決める。 山科駅から京阪京津線で京都三条へ、出町柳から叡電鞍馬線で岩倉に着く。 |
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叡電の出町柳駅 |
今日歩いたルート。 ガイドブックは箕ノ裏ヶ岳から静原を経由して鞍馬というルートでしたが、登山取り付け口で道に迷って鞍馬は断念して出発点の岩倉駅に戻りました。 |
往路はこの道標を見て実相院(左)へ向かう。 復路は知らないうちに直接ここ(右のマップの忠在地町の分岐)へ戻ってきました(^_^;)。 |
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9:30 岩倉駅出発。実相院へ向かう途中、右手に比叡山が見えてくる。 ここあたりではまだ名刹・実相院から静原、鞍馬へ、千年以上の歴史をもつ里山と古道を巡るつもりでしたが・・・・ハプニング発生? |
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実相院(じっそういん) もと天台宗門派の門跡寺院、寛喜元年(1229)静基僧正の開基、宮門跡がつづいた。客殿・御車寄など、東山天皇の后、承秋門院の薨去に際し、大宮御所の建物を賜ったもので、現存する数少ない女院御所といわれている。 |
実相院傍の岩倉具視幽棲旧宅(史跡) 岩倉具視は幕末騒乱に際して、公武合体をすすめ皇女和宮の将軍家降嫁に尽力したが、倒幕急進派の弾劾をうけ、文久二年九月官職を辞しここに幽居した。慶応三年にはふたたび維新運動の中心にとなって活躍し、明治新政府の右大臣になった。 |
実相院から箕ノ裏ヶ岳(北)へむかう。 |
右手に住宅が見えてきたところにある歩行者用の小橋を渡る。見えているのは箕ノ裏ヶ岳です。 |
住宅地の向こうに箕ノ裏ヶ岳が真正面に見えてきました。 |
住宅地を過ぎると・・・・ 木陰にお地蔵さんがある里山風景になる。 |
Y字の分岐 道標には(右)静原・江文峠 (左)箕裏け嶽・静原(岩倉ふるさと館)とある。 前を歩いていた男性ハイカーは右へ道をとる。私は左へ、箕ノ裏ヶ岳へ向かう。 |
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のんびりとした田園風景の奥に見えるのは大原の金毘羅山だろうか? 作業小屋が見えてきた。進行方向左手に鎖が張られた林道がある。その道は箕ノ裏ヶ岳へ行けるとある。ここを直進するとガイドブックにある”らくらくルート”で道標にも箕裏け嶽・静原とある。 |
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ガイドブックのルートどおり鎖をこえて”箕裏け嶽・岩倉ふるさと館”とある林道に入る。 道なりに進んでいくとやがて沢筋になり、道は荒れて道は薄くなってくる。それでも古いテープがあるので進むと、とうとう倒木などで進めなくなる。 ガイドブックには伐採地があって左前方に箕ノ裏ヶ岳が見えてくるとあるが30分たっても尾根筋に出られない。どうも登山取り付けぐちを見落としたようだ、しかたなく引き返す。もとの分岐まで戻ってらくらくルートで行くことする。迷い道で45分ロスしたが、安全第一しかたがない。 |
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らくらくコースは歩きやすい。迷うことなく20分ほどで墓地のある分岐に出る。 |
分岐の道標 ここから箕ノ裏ヶ岳へははっきりした道で迷うことはない。ガイドコースの逆を行くことになる。 |
15分ほど登ると頂上への分岐に出る。どこかで登山口を間違った尾根道と合流しているところだ。その道ははっきりした尾根道でした。間違ったまま鞍馬へ行くのは気分が悪い。鞍馬へ行くのはあきらめ、頂上に登った後この道を下山して間違い探しをしよう。 |
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12:30 先ほどの分岐から20分ほどで箕ノ裏ヶ岳の山頂に着く。ちょっとした広場になっているが展望はない。頂上広場は三角点を囲むように丸太が置いてある。 小休止してから記念スナップを撮って下山する。 歩きやすい尾根道で迷うことはない。 |
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ネットが張ってある所に来ると視界が開ける。 |
下山道の右手、ネットの隙間から箕ノ裏ヶ岳を写す。ガイドブックに書いてあった通りだ。 |
あっという間に先ほど歩いた”らくらくルート”のあるところが見えてきた。 ここから一気に下ると往路間違って通過してしまった林道の登山取り付け口に飛び出した。 |
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下山してきた登山道を振り返る。 登山取り付き口をふさぐように枯れ木などが積み上げられている。これでは見落とすよ〜。 |
見落とした登山口取り付け案内板 小さな案内板は飛び出したところにある木の幹にありました。その周囲は枯れ枝や草を盛り上げてある。これでははっきりした林道に誘われて直進してしまうよね(^_^;)。 |
ガイドブックが嘘でなかったのを確認できてすっきりしました。自分の間違いを反省しました。 里山歩きではこんなことが多く道に迷うことがあります。迷った時に引き返すことだけは学習できていたおかげで無事山歩きが楽しめました。 今日は迷い道で冷や汗かき、そのうえ暑い一日でたっぷり汗をかいてしまいました。 |