神体山として信仰される三輪山
2004・1・21

 古来より神の鎮まりますお山として、『古事記』や『日本書紀』には、御諸山(みもろやま)、美和山(みわやま)、三諸岳(みもろのおか)と記され、大物主神(おおものぬしのかみ)の鎮まりますお山、神体山として信仰され、三諸の神奈備(みもろのかむなび)と称されています。高さ467メートル、周囲16キロメートル、形の整った円錐形の山であります。・・・三輪神社のHPより一部転載させてもらいました。
 友人が参加している会の新春写真展を見に奈良市の文化会館へ行った帰り、一度登ってみたいと思っていた桜井市の三輪山へ行ってきました。お昼過ぎからあいにく小雨が降りだししましたが、三輪神社におまいりする頃にはご利益あってか青空が見えてきました。
この写真は帰路(午後4時過ぎ)景行天皇陵前に駐車して撮った三輪山です。
天理市を過ぎ桜井市の三輪に入ったところで「大神神社」という大きな目印があったが三輪神社と書いていないので道なりに進んでしまう。後でわかったが写真にあるように大きな石柱には大神神社(おおみわじんじゃ)でよかったのだ。すっかり三輪神社と思い込んでいました(^_^;)ちょっと遠回りしたが石の大鳥居と名物最中「みむろ」のお店がすぐ見つかり、大鳥居をくぐって三輪神社に向かう。ウイークデイでも神社に近い駐車場は満杯、しかたなく大鳥居のほうに戻って大きな参拝者用無料駐車場へ、こちらはガラガラでした。
大神神社二の鳥居
三輪神社に着いたのはもう午後2時前、登山口を確認と遅い昼食をかねてこの二の鳥居右手前の食堂に入る。三輪名物ソーメン(にゅーめん)をいただき、登山口をたずねる。「登山口は三輪神社の横の狭井神社にあるよ。そこで登山申し込みをしたら登れる」と教えてもらう。
ここの石段を登ると拝殿だ。まずお参りしてから狭井神社を探すがわからない。拝殿前にある「己の神杉」でメンテナンスしている人に聞くと石段を降りて左へ行けば狭井神社にいけるよ教えてくれる。
三集殿、祈祷殿、儀式殿の並びを過ぎたところに狭井神社のカンバンがあった。拝殿の横にあると思っていたがこれだけ離れているとは思わなかった。
石段をあがって左の社務所でまず登山の申し込みをしなければならない。登山口は拝殿の右になっています。登山申し込みすると三輪山全体が御神体、飲み食い、カメラ持ち込み禁止、トイレなど注意事項を守ることを誓い、住所氏名を書いて300円を奉納、「三輪山登拝証」と書かれたタスキをかけ、拝殿でお祓いをすませて、やっと登拝ということになりました。
狭井神社の拝殿
拝殿左奥にある薬井戸。この霊泉は万病に効くと古くから伝えられており、遠近よりたくさんの方が受けに来られるようです。
三輪山は16:00までに下山する規則になっている。山頂往復は約2時間かかるとのこと、急がされて登山口へ向かう。登り始めたら20にほどの団体が下山してきた、その人たちの足元を見て”びっくり”全員裸足だ!! 靴を履いているの登山姿のほうが変に感じてしまいました。さすが信仰のお山と納得する。標高差400mの低山だが結局45分かかりました。あちこちにある岩にしめ縄がかけてありまさに磐や信仰のお山でした。途中展望がある箇所からは大和三山、金剛葛城、二上山などが見えました。写真撮影禁止なので写真を貼り付けられないのが残念です。山頂の祠でお参りして急いで下山、なんとか閉山時間に間に合いました。
帰路、景行天皇陵で三輪山を撮ったおり、逆方向にかすんでいる金剛葛城山、と大和三山を撮る。
いつもの山行き報告と違い写真撮影ができなかったので、山の雰囲気をうま表現できないページになってしまいました。ということで興味のある人は名物最中みむろと三輪ソーメンと参拝をかねて現地を訪問してね!!
大神神社(三輪神社)や三輪山の詳しいことはここをクリックしてください。大神神社のHPにリンクしています。